anger to words
ミーシャ
, and sigh for a word.
気付かないでもなかった
これが失望だと
目に映る景色
その中に私の知る色がない
心もない
求めているのが何なのか
やみくもに手を伸ばしたくなるのがどうしてなのか
何度も考えたのに
還りたい場所は手が届かないのに
寝ても覚めても望まない方の現実が
当然に私を待ち構えて
だからこれが だからこんなにも
私の心は閉じている
繋がりたくない これは欲しくない
この世界は望んだものじゃない
与えられた意味なんて考えたくない
言葉が欲しい
思い通りになる私だけの言葉が
そうして そうしたら
幾分かでも報復できるだろう この忌々しい世界に
私が流したのと同じ分 狂おしく血を求めて杭を打ち込む
生きていることがこんなにも 心を損なうことだと知っていたら
私はすべてを忘れていられるか
書くこと以外に何をもって 自分の言い分を守れるのか
分からないくせに
壊れていくのは感じるから
今日は よりマシなものを組み上げる
昨日の決断を先延ばしにしている罪深さを
私はただ 誰よりも理解したくないだけなのに
うわべを取り繕っては嘘の自分が傷ついて
本当の自分がそれを笑う
いったいいつからこの多重人格 居心地の良いホントと嘘
そんなものすべて取り去って
綺麗になりたいと 叫んだこともある
でもそんな正しいことをして
私が消えてしまうのだったら
確かめたい でも 確かめられない
だから同じ言葉しか書けない
―「自分が嫌い」。
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