スタチュー

献上品の果物などいらないと、私は私を崇める者たちに言ってやりたい。

私がここにいるのは、私がこの場所が好きだからであって、諸君を助けるためなどではないのだ。

私がここにいることで村が守られていると信じているようだが、まったく迷惑なことこの上ない。

私は放っておいてほしいのだ。

いっそこんな、聖人を象った像などではなく、そこらに転がっている石に姿を変えられたら、私は私の思うがままの私でいられて、何者にも邪魔されない時を過ごせるのだがなあ。


(2018年10月24日 作詩)

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