第5話 アクシデントとまとめ

連弾の話が出たので、もう一つだけ偶発的な珍事を報告しておきます。


「メル・アイヴィーの黒チョーカー」最終話「ボクは一番近くで君の歌を聴いている」にて、スノードロップという花が出てきます。この花言葉は「慰め」や「希望」といったものです。少女がいなくなり、悲しみにくれるメルと魔女に向けて送ろうという意図がありました。


しかし、作品を公開した後で、とんでもないことに気付きました。

Wikipediaによると、スノードロップを贈り物にすると『あなたの死んでいるところを見たい』ということを暗に意味するらしいのです。慰めも希望もあったもんじゃありません。


一応、この物騒な暗喩は「スノードロップを贈り物として贈ったときに付随する意味」であり、本来の花言葉とは違うようです。

今回のスノードロップは、庭園に自生しておりプレゼントとして贈られたわけではないのでセーフとします。(謎の判定)


ここから得られる教訓は「調べ物は事前にしっかりしよう!」ということですね、はい。 


こぼれ話も終わったので、本備忘録のまとめをしておきます。


【製作過程のまとめ】

1:【作品で取り入れるべき制限と要求】をまとめる。

2:上記からくる発想を【作品の要素】「舞台」「登場人物」「ストーリー」に組み込む。

3:書きたい作品と類似した感動体験をもたらした作品を列挙し、それらの共通項を取り入れる。

4:起承転結の「承」は構造上詰めにくいので、下書きで具体化する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る