第31話テンコ!

あの居酒屋で会った。典子から会社に電話がきた。

健太郎「もしもし、山本です。」

典子「あっ!けんちゃん。近くまで来たからランチしようよ。出られる?」

健太郎「12時20分位なら」

典子「けんちゃんの会社の前で待っているね。」

健太郎「ハイ!では」

時間どうりに会社を出ると、典子が待っていた。

白のミニスカートにピンクのロングカーディガン。

道行く人がみんな振り返る。

典子「けんちゃん!」

いきなりひじに抱きついてきた。

健太郎「何だよ!いきなり。」

典子「なに!嬉しいでしょう。」

健太郎「…何食べる?」

典子「そっけないな〜そこに、イタリアンがあるから、そこ!」

健太郎「わかった!」

健太郎は少しサイドビジネスでお金があったから、少し高いけどゆう事をきいた。

典子「わたしが誘ったからわたしがご馳走しますね!」

健太郎「バカ!年上の俺がご馳走しますよ!」

典子「うん。ご馳走になります。」

健太郎「やっ!やっぱテンコが払って。」

典子「イヤだよ。」

健太郎「仕方が無い。イケメンの俺が払うよ。」

典子「誰がイケメンだって!アハハ!」

健太郎「ハラ減ったよ。行こう。」

典子「うん!」

二人はイタリアンレストランに入った。

席に着くと典子が…

典子「ねえ!ホテルいた。女はけんちゃんの何?」

健太郎「会社の同僚だよ、何たのむ。」

しれっと流す様に話した。

感の良い典子はあやしい関係だとうすうす気づいていた。

典子「コレ!Cランチコース、レモンティー!本当はワイン飲みたいけどこの後仕事!」

健太郎「俺も同じでコーヒーほっとで!」と注文をした。

典子「やっぱ変わらないね?コーヒー好きだったね。」

健太郎「テンコはレモンティーじゃン。」

典子「けんちゃん!」

健太郎「えっ!」

典子「凄い、私の事好きなのね!」

健太郎「違うよ!少しだけ。」

典子「やっぱ好きなんだ!あのさ〜けんちゃん少し休みの日話しがある。時間作れない?」

健太郎「明後日ならまる1日空いてるよ、なんだよ、あらたまって!」

典子「わっ!ラッキー!私も空いてる。話しはその時に。」

健太郎「待ち合わせ場所は?」

典子名刺の裏に何か書いて健太郎に渡した。

健太郎「えっ!お前の家ココ?」

料理が運ばれて来た。

典子「早く食べてね。時間が無いから。」

健太郎「わかったよ!車で行くよ」

典子「ワァイ!けんちゃんとドライブデート!何着て行こうかな?やっぱミニスカート好きでしょう!」

健太郎「大好物。アハハ!」

典子「変態だ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る