第8話八景島へ
食事は味がしないほどとんでもない話ばかりで、イカに、自分が幸せで有ったかわかった。山本は思った。
二人は山本の車に乗った。
山崎「ごちそうさまでした。かえって申し訳ございませんでした。」とぺこりとお辞儀した。その仕草が山本の心を撃ち抜いた。
天気の良い昼下がり首高も空いていて心地よく車は進んで行った。
山本「山崎さんはどうして、ドライバー職になったの?」と、心地よさから何気なく聞いた。
山崎「私は身体を動かす事が好きでディスクワークは苦手です。頭も悪いし。事務員より収入が多いからです。」
山本「男女平等に給与が出るからね!」
車ベーブリッチを越えて八景島の駐車場に着いた。そこから歩いて橋を渡りチケット売り場でチケットを買い。山崎に渡した。
山本「とりあえず、水族館に行って観ますか?」すると、山本の左手を山崎の右手をギュッと握って来た。山本はハットしたが八景島の開放感で気にならなかったが心臓はバクバクだった。
なんと、柔らかい手だろう。甘く良い臭いがしてきた。
水族館は薄暗く、恋人同士が多くいた。
大きな水槽に沢山のサカナが泳いでいた。
山崎「水族館で好きです。」と言った。その言葉が山本さん好きですに、山本は聞こえた。
山本、俺ってなんか、この子と居ると変になってきたな〜!と思い始めていた。手のぬくもりが心地良かった。
山崎「私達て、周りの人からどう思われるかな〜夫婦?それとも恋人同士または不倫カップル?どう思います?」
山本「ど、どうなんだろう。夫婦かな?」
山崎「うふふ。照れてますか?私は貴方と夫婦になりたいかな〜。ウソです!そんな事言ったら奥様に殺さらますね!」すると、山本が突然立ち止まり振り返った。山崎はそのまま山本にぶつかった。振り返った為、山崎の額に口が当たった。それはまるで恋人のキスであった。さらに抱きっく格好になり。周りの人の目に止まった。
山本「ゴメン。急に立ち止まって。ビックリした。そして、…抱きついて。」山本はキスとは言えなかった。はずみ、いや、恥ずかしかったからなのか?
山崎は顔を真っ赤にしていた。ようだったが暗くて分からなかった。
山崎「変な事言ってごめんなさい。でも、スゴく嬉しかった。男性の方にキスされ、抱きついた事など10年位ありませんでしたから。奥様に悪いけど、私は貴方が好きです。」
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