第17話 里帰り出産する? しない?

 どっち!?


 ということで今回は里帰り出産についてです。

 妊娠がわかった時に、かかりつけの婦人科の先生とどこで産む? という話になりました。産婦人科に転院しなくてはいけなかったので、転院先の病院どこにする? という意味だったと思います。何も決めてなかった私はなんとなく「健診は近くの産婦人科で診てもらって、出産は里帰りですかねぇ〜」と考えていたことをそのまま話しました。転院する病院は、ネットで検索して1番最初に出てきた個人病院のホームページをざっと見て、家から近いしキレイそうだからという理由でそこを希望していると伝えました。

「里帰り先はどこ?」と聞かれて県名を伝えると、先生はうーん、と考えてパソコンに向き直りました。私が希望する病院のホームページを検索して見てくれていたのでした。そうした上で、個人病院と市立病院の違いや里帰りして出産することに対してのメリットデメリットを話してくれました。

 なんといっても個人病院はご飯がおいしい。そして綺麗。無痛分娩に対応しているなど病院によって特色がある。

 小児科もある市立病院なら、出産時に何かあったときに安心。小児科の先生も同じ施設にいるので急遽別の病院に搬送されることもありません。また里帰りをするとして、里帰り先が地方の場合、病院自体が少ないために急な転院があった場合は何時間も移動して遠くの病院に行かなくてはならなくなる場合もあるよ。などなど病院を選ぶための情報を教えていただきました。


 最終的に、近所の個人病院ではなく隣町の市立病院に通うことに決めました。小児科が併設されている市立病院で、いざというときの安心をとりました。また、その病院の産科の評判も良かったのです。

 里帰りするつもりでいたのですが、妊娠生活中に何かあって急なお産や入院となった時に、その病院なら安心かなと思いました。


 転院する病院が決まってよかったよかったもう安心! かと思いきや、診察終わりに先生が……

「あ、市立病院ってうちと違って患者さんの数めっちゃ多いから、これまでみたいに先生がゆっくり話したりとかできないけど気にしないでね!」


 え? そうなんですか先生?

 そして看護師さんが……


「そうそう、うちの先生みたいに時間ないから。あと、診察の待ち時間すごい割に、いざ順番来るとあっさり終わっちゃうかもしれないけどそういうもんだから! 大丈夫だからあはは〜」


 あはは〜そうなんすねあはは〜。


 ……病院によって色々なんすね。と思った瞬間でした。


 そして迎えた転院先の病院への初診察日。混み合うと聞いていたので午前中に初診受付を済ませました。いくら待ち時間がすごいと言ってもせいぜい2、3時間てとこでしょふふんと鷹を括っていた私でしたが、甘かった……。


 7時間かかりました 笑。


 10時くらいに受付して、診察終わったの夕方5時過ぎくらいでした……。たまたまその日、婦人科が特別混んでたみたいでものすごい待ち時間でした。

 あ、この初診以降、妊婦健診はずっとスムーズに進みました! 初回だけでよかったー!



 と、まぁそれから紆余曲折ありまして、元々里帰りを希望していたのですが、安定期に入った頃に里帰りをやめる決断をして、この市立病院でお産をしたのでした。

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