第4話 何だ?こいつら強え
おとこおんなの目付きが変わったのに気がついた瞬間だった
「おとこ?気色悪い?許せない!絶対許せないんだから~」と俺らに殴りかかってきた。
俺らは奴らのひ弱な腕を受け止めようと、腕をつかんだ。
何じゃこりゃ!やわな腕じゃない。相当鍛えられてるぞと思った瞬間、俺らは吹っ飛ばされていた。しかも奴らは自分の履いていた踵の高い靴で俺らをボコボコにしたのだ。
俺らはいとも簡単にぶった押されていた。
「もう男って言わないでよね、ほんとに嫌なお兄さんたち~!や~だ、もう汚れちゃったじゃないの~」と元の気色の悪い喋り方にコロっと変わった。そしてヒールの高い靴を拾って履くと手をヒラヒラさせながら歩いて行った。
俺らはボコボコにされて川原の芝生に大の字になって空を見上げながら言った。
「恐えー奴らだぜ。女みたいな格好してるがめちゃくちゃ力も強えー、反則だぜ、まったくよ」
俺らは悪だって誰が見たってわかる格好して素直なもんだぜ、何か言えるもんなら言ってみろよ、この野郎!
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