第2話 目覚めた所
誰かが体をさすっている。
闇に包まれていた世界から一筋の光が差し込みやがて風景がはっきりと見えるようになり、やがて自我を取り戻す。
気がつくと彼は硬いベットのような所に寝かされていた。壁紙など張られていない無機質な壁や天井、冷たそうな灰色の床、そして直方体で脚がついている棚の上にあるコードがついている電気スタンド…ん?この世界には電気があるのか?異世界ファンタジーでも電気がある話なんてほとんどないので不思議に思った。そして彼の視界には、体をさすっていたと思われる少女が一人立っている。
明らかに首を締めて殺そうとした魔女ではない。髪の色も魔女は青から黒みたいだったが、立っているのは薄い茶色で髪型も魔女はツインテールだが少女はロングヘアー
だ。
すると少女は彼が目が覚めたことを確認するとそそくさと別の部屋に向かってしまった。
しばらくすると少女はほかの女性を連れてきた。どこかで見覚えある顔だ。彼は思い出した。魔女だ。
ところが魔女は何かをしゃべっているようだが、何を言っているのかさっぱりわからない。どうやら困ったような顔をしていているが、彼も困惑している。
すると魔女は手を彼のおでこにあてて呪文を唱える。すると魔女の手は光はじめ、彼がさらに驚いた顔をする間もなくやがて光が落ち着くと声をかけた。
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