よかったなあと思うこと



 政治外交が、国家元首または政治権力者同士による一対一・素っ裸・生拳骨のどつき合いでなされるものでなくてよかったと思う。もしそうだったとして、我が国の元首は天皇陛下であるが、当然陛下にそんなことをさせるわけにはいかないので、その場合出ていくべきはまず総理大臣となるだろう。しかしながら、安倍さんは見るからに弱そうだ。安倍首相でも勝てそうな人として今わたしが思いつくのは、ヒギンズ・アイルランド大統領ただ一人である。中国の国家主席にも、まあ勝てないだろうし、韓国の女大統領にだって怪しいものだ。僅差でやられそうな気がする。北朝鮮の委員長はドン臭そうだが、若さと目方でやはりあちらに分があると思われる。そしてロシア。ロシアとの間で、今から北方領土問題に決着をつけようぜ、となった場合、むこうが出してくるのはあのプーチンである。勝てるわけがない。秒殺だ。ていうか、プーチンに勝てる国家元首が世界のどこにいるのか。サンボの達人、元KGB。もうウチも四島どころでは済まないし、よそだって同様である。プーチンはすべての議案で圧勝し、かくて、世界中がロシアの領土になる。


 そういう世の中でなくて、本当によかった。

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