第38話 魔物って

この世界には魔物がいる。


魔物は動物なのに心臓の近くに魔石を持ち、魔力をそこに蓄える。


その魔力で無意識に身体を強化しているので強い。


さらに様々な耐性を持っているものもいる。


さらにさらに魔法を使える魔物までいる。


そういうことで人類にとって大変に厄介な相手だ。


魔物は魔力を好む。


魔物は子供を産んで増える。


スライムは分裂だけどね。


そして、悪魔が獣を魔物に変化させることがあると言われている。


魔物は空気中の魔力が多い場所に多く生息するが、人を襲って食べることでも魔力を得られることを知っている魔物もいる。


いつもは人里にやってくる魔物は弱くて少ない。


村人でも討伐が可能だ。


時々厄介な強い魔物が街道や人里に来ることもある。


魔物の素材で最も多くの人類が欲しがるのは魔石だが多くの魔力の流れた皮膚や鱗や毛や骨や内臓も様々な魔道具や魔法薬を作る材料として重要だ。


肉も美味しいものが多い。



この世界で確認されている魔物は何がいるかというと・・・・


弱いと分類されるのがスライム、ゴブリン、デビルラビット。


村人でも魔物が単独なら討伐が可能だ。


デビルラビットは角を持っているので注意が必要だ。


また、亜種にも注意が必要だ。



それより少し強いのがオーク、リザードマン、オーガ、デビルホース、デビルスネーク、フォレストウルフ。


単独のオークやリザードマンなら中堅冒険者が倒せる。


オーガとデビルホースは中堅冒険者3人か歩兵5人ぐらいで倒すというところか。


デビルスネークやフォレストウルフだと中堅冒険者5人か歩兵10人ぐらい必要だ。



さらに強いのがフォレストベア、サーベルタイガー。


これらには中堅冒険者10人か歩兵30人ぐらい必要だ。



討伐が困難なのがキメラ、ドラゴン類。


討伐には千人単位の軍が必要だ。



それぞれにも亜種も確認されているそうだ。


亜種は強いので見余ると大変だ。


これが冒険者ギルドで確認した情報である。



アリスから聞いたところ魔物にはまだ様々な物がいるという。


多くは魔物森の中央付近や未踏破ダンジョンの深部にいるという。



また、アンデット系の魔物や悪霊もいる事は知られているが、悪霊以外は人類と接点がほとんどないようだ。


アンデット系の魔物はたまにダンジョンで出るということだ。


これらの魔物は冒険者や傭兵や軍が討伐を行っている。


冒険者の目的は素材回収が主だが。


スライムは弱くてほとんど人類には害を与えないので討伐はされないようだ。

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