第28話 召喚勇者たちの訓練2
召喚勇者たちには毎日30分の剣の素振りと生活魔法の練習をするように指示をした。
実はこの指示だけでも神の使徒の指導を受けたことになる。
本人たちがしっかり練習を行えば、神に使徒の加護を受ける条件が付く。
お陰で3日後の鶯シティーに出発する日には職業に「神の使徒の弟子」が生えていた。
出発する時になって真面目に修行に出ていた二人が合流してきた。
「まだ、鶯シティーの事や他の召喚勇者に説明を聞いていないが一緒についてくるということでいいのか?」
「はい、構いません。修行に出たのはいいのですが相手が弱くて修行なりません。聞いた話では強くしていただけるとか。よろしくお願いします」
二人は剣道と柔道の有段者でそれなりの実力を持っている。
ここで気になったのは二人が言っていた相手が弱くて修行ならないということ。
弱い相手と対戦形式で練習しても強くなれないようだ。
だから鶯シティーでのほうが効率がよかったようだ。
私が指導したりオートマタが相手をしたから。
うちのオートマタは強くて指導もうまい。
まあ、それだけではないのだが。
そのことに気が付いたので、13人の召喚勇者にはこの3日の練習は剣の素振りと生活魔法の練習にしたんだよ。
13人は生活魔法のレベルが3日で1ずつ上がっている。
剣術もスキルが生えたりレベルが1上がったりしていた。
予想通りだ。
とくに神の使徒の教えにはステータス上昇を効率よくするという意味があるようだ。
少しはパスロシステムによるステータスついてわかってきたように感じる。
私が加護を与えればさらにレベルが上がりやすくなるはずだよ。
* * *
鶯シティーについて見学や説明の必要のない13人は住居に入ってもらって少し寛いでもらった。
13人とも集合住宅を選んだよ。
今日加わった二人にはステータスを教えてもらった。
まずは剣道有段者
ミナト 男 25歳 召喚後9ケ月
レベル 189 職業 勇者57 戦士38 剣聖42 鍛冶師30
生命力 11016 魔力 14526
物理攻撃力 33048 魔法攻撃力 22572 防御力 33048
スキル 並列並行思考14 算術18 言語16 自然科学16 社会科学16 狩り6 採集3 採掘2 木工2 金属加工12 馬術3 操車6 建築1 土木2
=武術= 剣術16 槍術3 弓術3 投擲術8 斧術2 盾術6 格闘術5
=魔法= 生活魔法6 攻撃魔法5 範囲攻撃魔法1 合成攻撃魔法1 拘束魔法2 防御魔法6 移動魔法2 強化魔法2 自己強化魔法8 結界魔法3 付与魔法2 聖魔法2 回復魔法6 錬金魔法5 製作魔法10 鑑定解析魔法6 隠蔽魔法2 探索魔法8
加護と祝福 武術と医薬の神イリスの祝福 魔法と幸福の神キリスの祝福 生命と裁きの神クリスの祝福
やはり他の召喚勇者よりステータスが高いね
次に柔道有段者のステータスは
ミチル 男 26歳 召喚後9ケ月
レベル 207 職業 勇者57 戦士42 上級医師42 薬師30 錬金術師30
生命力 13986 魔力 18081
物理攻撃力 27972 魔法攻撃力 57204 防御力 41958
スキル 並列並行思考14 算術18 言語16 自然科学16 社会科学16 調剤8 医療10 狩り6 採集8 採掘2 木工2 金属加工3 馬術3 操車6 建築1 土木2
=武術= 剣術6 槍術3 弓術3 投擲術8 斧術2 盾術4 格闘術15
=魔法= 生活魔法6 攻撃魔法5 範囲攻撃魔法1 合成攻撃魔法1 拘束魔法2 防御魔法6 移動魔法2 強化魔法2 自己強化魔法8 結界魔法3 付与魔法2 聖魔法2 回復魔法12 錬金魔法7 製作魔法10 鑑定解析魔法6 隠蔽魔法2 探索魔法8
加護と祝福 武術と医薬の神イリスの祝福 魔法と幸福の神キリスの祝福 生命と裁きの神クリスの祝福
ミナトは柔道整復師の資格も持ち、保健体育の教員免許も持っている。
さらに救急救命士の資格も有している。
それらの知識を生かしたのでそれが反映されているようだ。
二人とも毎日、剣の素振りと走り込みを行っているようだ。
生活魔法と自己強化魔法の練習も行うように指示した。
そして先日他の13人に説明した内容を同じように説明し、街の見学を行った。
二人も納得してここでの生活を希望した。
また力をつけて悪魔退治に加わりたいということも言ってくれた。
真面目で有能な人材だね。
期待できるよ。
この二人も集合住宅に入居した。
15人のリーダーはミチルのお願いした。
サブはミナトだ。
他の13人も納得してくれた。
その後集まって全員に生活魔法の講義を行い練習すべきことを教えた。
13人の召喚勇者には神の使徒タカシの加護を与えた。
これでレベルが7割近く上昇するはずだ。
魔法と武術の訓練のスケジュールを決め、仕事も選んでもらった。
職業体験もできるだけやってもらうよ。
これからは様々な事にチャレンジしてもらい、スキルや職業を増やしていく予定だ。
これで近いうちにインドア派の生徒にはレベルも追いついていくだろう。
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