第29話 女神降臨?いや、追放でした
神様たちにまた呼び出された。
召喚勇者たちの訓練で忙しいのに・・・・。
神様たちの筆頭はクリス様ということになったようだ。
「タカシ君、君にいい話があるのだが」
「はあ、何でしょうか」
「神界から君の助手に2柱の神を派遣しよう」
「何ですか急に。そのうちの1柱はアリス神と言うことではないでしょうね」
「ぎくっ・・・」
「アリス様ならチェンジで」
「いや、そういうわけには。こちらにも事情が・・・・」
「ならこの話はキャンセルで」
「そう言わず、アリスへの罰で地上で修行させることにしたんだよ。ちゃんと監視係として見習い神のコリスもつける。ほら、Buy One Get One ってやつだ」
「いや、テレビショッピングか!大体、買ってもいないし。ついてくるのも不良在庫じゃないの?」
「神様の学校を出たばっかりピチピチだぞ」
「何でそこで優秀という言葉が出ない?管理神はどうする?管理神アリスの祝福と加護はどうなる?」
「あ、管理神は代行として神様の学校を首席で出た優秀なケリスが来るから。管理神アリスの祝福と加護を持つのはあなたと鶯学園の関係者だけだしね」
「私はいいだろうけど祝福が一つ減るのは大きいだろ?」
「大丈夫だよ。ケリスがそのまま引き継ぐから。それから君の加護は神の祝福の3倍の効果が出ることになったらしい」
「・・・・コリスにすごく不安を感じるのだけど」
「大丈夫だと思うよ。・・・・仮でも神様の学校を卒業しているし、今回の修行が終われば正式卒業できることになる」
「仮でもって言いましたよね。修行って言いましたよね。ちなみの神様の学校を卒業できなかった見習い神はいるのですか?」
「うーん、いないな。アリスだって卒業したんだから」
「仮で卒業したのは?」
「コリスが初めてだ!初めてっていいよね」
「それじゃあ駄目じゃないですか!却下、却下です」
「そういうな、一緒に行動するうちにいい所もわかるぞ。おそらく。初心な二人を妻に迎えてもいいぞ。そうなれば二人が神界を寿退社で神界も平和に・・。ごにょごにょ。君は優良物件だからな。私も狙っている。将来君はじょうきゅ・・・・」
「いらんことは言うな」
地球神様のチョップがクリス様に入った。
最後に変な事を言っていたな?
「タカシ君すまんな。二人の修業を頼む」
「でも、神様が地上に降りていいのですか」
「二人とも神様の力は封じてある。だからもう2柱とは言わなかっただろ。人類と同じようの修業をさせてくれ。悪魔退治も手伝わせるようにしてくれ」
「はあ、わかりました」
「召喚勇者たちへの謝罪はアリスにさせてくれ。補償の詳細もわかっている」
「了解しました」
「二人との間の子供は結婚してからにしてくれ」
「二人とは結婚しません。私には恋人がいます」
「神界じゃ一夫多妻制だぞ」
「私は地球に帰りますよ」
追放駄女神と落ちこぼれ駄女神の引き取りは明日にしてもらった。
戻って召喚勇者の訓練を行い、押し付けれた駄女神×2の受け入れ準備を行った。
明後日、鶯学園関係者全員と召喚勇者の前でアリスに謝罪をさせることにした。
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