第6話 ハッピークリスマス
ショックだった。ここまでだとは思わなかった。
あんまりな言いように、つい思わず興奮してしまった。
私の切れっぷりに海が引いてたのが手に取るように分かり
それが又、情けなさに拍車をかけた。
どう言おうかと考えていたんだろうけれど、しばらくの間
固まってた海は『まだ考えられない遊んでたい』とだけ言い放つと
這う這うの体で逃げ帰るように私の部屋をあとにした。
断るにしても来年考えられないとしても、
私がマジ切れしているからとしても、
せめていついつの頃には結婚しようとか結婚の約束をして
私を安心させてくれてもよかったんじゃない?
あまりの拒否っぷりに私は心底情けなくなって、海が
いなくなった部屋で泣いた。
中学3年の時何度も断ったのにどーしても私のことが
好きだと言って告白してきた海。
根負けして付き合うことをOKした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます