厨二病患者が崩壊して再構築させた精神セカイとリヅ=レプチリアン・マックィーン陣営

ザ・超バトル

 俺は、ミスターパイを使っている時に、エロ動画を見ながらハァハァハァとしていた頃を懐かしんでもいる。

 俺の元いた世界では、ミスターパイを、もう少しで在庫切れになるところで購入した者がいる。その名も、尾藤定実。そうだ、ビトウ・テイサネ、だ。

 尾藤、彼は、身長180センチで体重は58キロ。漆黒の学蘭の左襟に付いたラインの色は赤色。が、彼以外そのようなラインを持った制服を着た生徒はその学校にはいない。なぜか。彼は、転校生で、元々いた学校の制服がこうだったという設定を付け、そのためにわざわざ転校をしてその制服をずっと着ているのだ。中学二年生である。厨二病患者だ。帰宅部だけど、足は速い、学年一位だ。秘訣は毎日のランニングだってよ。

 彼は、毎朝、魔導書を読んで通学して、学校に行く途中にある障碍者専用トイレで大きい鏡の前で一人ファッションショーを開いて、うっとり。そうだ、彼は、ウラトウ・ヒロシよりは、男っぽさはないが、かなりのイケメンであり、長野一のイケメンだと誰かがいった。いろいろとセットしてからまたそこから出ていく。そして、チンコも鏡にうつして見ているのだ、が、チンコには自身がないようで、落胆気味だ。彼は、その日々と別れを告げたくて、ついに買ったのだ、ヤンディロペニスを。よって、ヤンディロペニスでリタイアして、ミスターパイに替える日も近いともいえる。となると、きっと彼も転生する、異世界へ。まあ、異世界転移と言っても問題ないが、厳密に言えば、ロマン教皇の解説のように、転生だ。

 エロマンガ島の原住民たちは、まだ増大欲が抜けきらない、元いた世界にいるペニスサイズ56センチのほうのウラトウ・ヒロシの使う、特殊ミスターパイを見て、やってみたいと言い出し、やらせてあげたのだ、彼ら分もイルミナから提供してもらう連絡をした。ということは、エロマンガ島の住民も、ポテンシャル高いから、異世界転生はありえるのだ。

 尾藤の下校は、スタイリッシュで、初期のほうは屋上からヘリが来るというアニメ的なものを狙っていたが、レンタカーでポルシェ991を呼んで、帰宅するのだ。そのレンタルポルシェは鼠色であり、車体は低く、黒いスーツを着てサングラスをした、護衛のような者に運転をさせて、車の中でも読書する。自分だけに明かりを灯して、しっかりと外から自分のかっこよさと、書物が見えるように。そして、その護衛のようなもの、彼の正体は、彼の実の父親なのである。


「オフクロ、俺、ヒロシと旅に出るよ」とゴーゴリは言う。

「ああ、わかったわ。ヒロシさんのようなデカいチンポお持ちの方となら、あんたはウマくやれるわよ、頑張っておいで」とゴーゴリの母親は言う。

「ああ。やっぱりヒロシはすげえわ。だってさ、あの、性欲少ないオフクロにまで昨日よがらせやがった、しかも見せただけで、風呂上がりのシーンを」とゴーゴリは言う。

「性欲少ないというか理想が高いんだろ」と俺は言う。

「あらそういうこと言われると余計にムラムラするわ」とゴーゴリの母親は言う。

「それはどうも。そうだ、今日は船の日だったな」と俺は言う。

「船酔いは平気か」とゴーゴリは言う。

「多分。でも高二の頃の旅行で沖縄行った時、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘエゲル読んでて、吐きそうになった。顔真っ白になったよ」と俺は言う。

「なんだ誰だよそれ、AV男優の書いたエロ本か?」とゴーゴリは言う。

「違うよ、哲学者」と俺は言う。

「いるんだよ、似たような名前ので、AV男優のが」とゴーゴリは言う。

「そうだ、こっちのAVってどんなのなんだ、チンコは」と俺は言う。

「基本粗チンのが売れるぞ」とゴーゴリは言う。

「なんとなく理由がわかるよ。巨チンじゃあな、萎えるもんな、んな。それに、巨チンは貴族、貴族がAV男優やってもさあ」と俺は言う。

「そうだ。それに、女が変な男とヤってるの見ると興奮するっていうやつがこの世界には多くてよ、だから売れるんだよ、変なチンコ小さい男が俳優のAVは」とゴーゴリは言う。

「こっちにもあったぞ、そういうの。でもヴェテランとされているのは、なんだかんだでなんかかっこいい系だけど、こっちは。AV男優の代名詞のキャトー・タキャも高身長イケメンとか言われちゃってるし」と俺は言う。

「まあAV論はまた語れるときでも語ろうや、まあべつに、ゴッドリッチ城のとこ急いでいってもなんも得はない。だろ?」とゴーゴリは言う。

「かもな、でも気がかりなことがある」と俺は言う。

「なんだよ」とゴーゴリは言う。

「ジ・アナル・ゴッドリッチ姫はかわいいのか?」と俺は言う。

「ああかわいいよ?、この世界で毛が白いのは、彼女だけだと言われているから」とゴーゴリは言う。

「へえ。染めてるのか?、白髪ってわけでもないな」と俺は言う。

「いや染めてはないって話だぜ、それで王族になるきっかけができたってさ。ああ。白髪とはあれは別物だって、はっきりとわかるんだ」とゴーゴリは言う。

「いま年齢は、姫」と俺は言う。

「19歳だ」とゴーゴリは言う。

「19でまだ結婚してないのか」と俺は言う。

「姫は、絶世のイケメンのくせにチンコデカいのを求めている。そして、普通のやつが姫の性格に合わせれるわけないから、常識ハズレなガイキチであるってのも大前提になってくる。ようは、オマエだ、ウラトウ・ヒロシよ」とゴーゴリは言う。

「理想が高すぎて婚期逃しそうな女ってわけか」と俺は言う。

「ああ。今はギルフォードの末裔とヒッチコックの末裔が勝負してるんだ、でもあの姫のことだ、どうせあいつらはOK貰えない」とゴーゴリは言う。

「へぇ、イイ女そうじゃん。だったら早く会いにいかないと」と俺は言う。

「だからさ、いいんだって、姫は、もうオマエのものだ」とゴーゴリは言う。

「でも会いたがってるってことだろ、早く行こうや」と俺は言う。

「縦しんばオマエが姫を守るように会いにいったとしても、オマエ以上の男がもし仮に出てきたら、もうそれでオマエは終わりだ、捨てられると思うぞ。なにせ、姫は友達がいないからな、必要なのは大好きな夫一人。でも、同じぐらいイイ男だっていうのなら、いろんな男とも関係持ちそうだけどな、あの姫。噂だと、毎日ディルドを二本入れてるって、ケツと、膣に」とゴーゴリは言う。

「ニホンか」と俺は言う。

「ああニホンだ。オマエがいた国と同じ名前の」とゴーゴリは言う。

「処女ってこと?」と俺は言う。

「だろうな。本当に好きな男としかヤリたくないっていうタイプなのはどこのタブロイドジャンキーでも覆そうとしないぐらいだから」とゴーゴリは言う。

「イイ子だ」と俺は言う。

「逆にな」とゴーゴリは言う。

「そうだアンタ36歳だったな。年齢感覚わからなくなる外見だから、普通に同級生と話してる感覚だった」と俺は言う。

「まあいいよ、タメ語で。だがジアナル語で頼むぞ」とゴーゴリは言う。

「よし、船で乱交しまくろう」と俺は言う。

「女の船長だとイイな」とゴーゴリは言う。


 尾藤は、まだ異世界入していないが、ネットで、異世界ものの、小説を、たまたまでだが、読んでいた。

「異世界か。でもオレは、レプチリアンのが、怖いんだ。最近オレは、レプチリアンに世界は支配されているんだって、思うんだ。なにか、支配者は、外見がそっち系だと思うから……」と尾藤は言う。

 尾藤は、陰謀論で、レプチリアンとされる、女王のもとに行こうとした。そして、陰謀論でレプチリアンとされる、ミュージシャンの男も、その女王に買われていた犬的存在だったということも知って、これは、まとめて解決しようと、向かった。彼は、解決どころか、それで巻き込まれていく可能性のが高いとわかっていない。陰謀論派デマだ、とはしていない彼だが、こういうときは、そうではないと思って接近していくのである。

 尾藤は、今、レプチリアンに囲まれている。目的の場所に数日かけて、着いたのだ。陰謀論でレプチリアンとされる、女王、その名も、リヅ=レプチリアン・マックィーン、だ。これは本名である。だが、表向きの名前は別名義だ。彼女は、日本語も使える。ガールスカウトでもあったし、国際的だ。

「おはよう、ニップォンジン」と邪悪な笑みでリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「おはようございます、女王」と尾藤は言う。

「見てみよ、この光景を」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

 巨大スクリーンには、ヒロシとゴーゴリが、船着場に向かっている光景が映し出されていた。

「これは、映画か何かですか」と尾藤は言う。

「ノー、これは現実だ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「でもこの光景、あの名作ゲームの『トラウマクエスト』、略してトラクエのフィールドと似ているっていうか」と尾藤は言う。

「これが異世界だ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「そうか、あなたがたは、異世界までも支配していたんですね」と尾藤は言う。

「それは違う。我々は、異世界に人を転送できるまではいった、だが、実際に入ってはいない、戻ってこれるかわからないからな、だから、支配はしていないが、支配をさせる。不完全のようで、完全な、ウラトウ・ヒロシ、そして、オマエにも」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「オレも、あっち行けるんですか?」と尾藤は言う。

「いけるよ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「どうやって行くんですか」と尾藤は言う。

「ミスターパイを装着せよ、そしてフルスロットルスウィッチをオンにせよ。そして、ヅュエルヂスクを嵌めよ、以上だ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「ミスターパイってもしかして、あの?、それってペニス増大マシンの……ダイヤフラムポンプ式だかの……あれ、50000もするから、ヤンペニと注文したけどまだ届いてない」と尾藤は言う。

「ヤンディロペニスのことか。ヤンペニとは」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「はい」と尾藤は言う。

「ミスターパイは、ペニスの痛み軽減のためにポッキンチョを嵌めて、陰毛にローションをしっかり付けることだ。空気漏れすると意味がない」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「ヤンディロペニスよりも高度ですか」と尾藤は言う。

「そうだ、テクニックがいる。だがヤンディロペニスの方も、テクニックはいる、改造とか」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「でも、どうしてそのミスターパイが異世界と通じてるんですか」と尾藤は言う。

「それはロマン教皇のが詳しい」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「ロマン教皇ってあのバカチン市国だかの。ファランドールⅡ世でしたっけ」と尾藤は言う。

「チカンバ死国のファランドールⅡ世だよ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「もうわかりました、ようするに、一番あの機械のこと知っているのは、ロマン教皇なんですよね。ならペニス増大のことも彼が一番知っていると」と尾藤は言う。

「違うよ。単に増大するなら、彼よりも私のほうが知っているわ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「なら、僕に教えてくれませんか、コツとか」と尾藤は言う。

「だからポッキンチョ嵌めて陰毛にローションをしっかり付けることだ。空気漏れ防止のためにもローションは必須だ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「ローションって、唾液とかでは駄目なんですか?、よくAVで女が唾ローションにしてパイズリしてるんですが」と尾藤は言う。

「べべローションを使え」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言った。

「ああ、あのっ!」と尾藤は言う。

 今スクリーンで、船の中、乱交祭が繰り広げられていた。ヒロシらによるものだ。

「大乱闘をしている」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「バトルものだといいたいんですか、これを」と尾藤は言う。

「そうだ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「あの、この光景見ながらヤンディロペニスできそうにないんで、一旦帰ってもいいですか?、オレ、昨日、早く帰って、昼間寝たんですよ、それで、しっかり寝て深夜起きたら、するはずもない小鳥の鳴き声がしまくってるんですよね、ああこれはもうオレも末期だなって感じました。もう家族もオレのこと理解できなくなってます」と尾藤は言う。

「ミスターパイをやればいい」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「そうか、ミスターパイなら、勃起していても、ペニス増大がやれるんだ。でも幻聴は鳴り止まないですよね」と尾藤は言う。

「ヤンディロペニスはインポテンツ向けだ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「そうなんですね」と尾藤は言う。

「でも上級者はヤンディロペニスが終わった後、ミスターパイをやっている」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「なるほど、効果は捨てたものではない、と」と尾藤は言う。

 執事たちが、ミスターパイを、尾藤用に持ってきてくれた。

「使っていいんですか?、あの50000円以上もするミスターパイってものを?!」と尾藤は言う。

「よいぞ、やる」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「女王万歳!」と尾藤は言う。

「あはは、ノリがいい男だ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「あたりまえですよ!、50000円は僕の家では勝手に親の使うと怒られます」と尾藤は言う。

「だが異世界入してもらうぞ」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「異世界って、あのいまスクリーンにうつってる、彼らみたいにやれるんですよね」と尾藤は言う。

「やれるよ。そうだな、オマエは、ペニスサイズは85センチぐらいか。でもまだ中2であるから、モテる、将来期待されてな。だが、狙われるだろうから、もし殺されたくないのなら、いまスクリーンに映っているデカチンのほうと一緒にいることだ。まあそれに従えないなら、狙われて殺されるぐらい危険だと思え、ほかの危険性もある、この世に居続けることも危険だと、だから異世界入を」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「でも、僕85センチもありませんけど」と尾藤は言う。

「なるんだよ、異世界入すると、そのぐらいに」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。

「異世界ものを莫迦にしすぎてました……」と尾藤は言う。

「いいよ、実際、ほんとうに夢のある異世界ものとは、異世界にいったオマエがこれから見ていくものなのだからな」とリヅ=レプチリアン・マックィーンは言う。


 日本のあるどこかには、ニートして、熱心に、ペニス増大だけを頑張るようなものもいるのだ。ペニスがデカい、ただそれだけで、時代を先取りしていて、素晴らしいのだ、この時代からでもデカいという美があるのだ、という、ものもいるのだ。たとえば、ペニスサイズ49センチの日本人がいる。街なかである声優についてを質問されてTVにも出た、大変目立った。しかし出っ歯で、その顔はよくネタにされる彼は、ギネス記録更新も狙えた。でも、ひきこもりニートだから、公開できないと彼は思うようだ。嫁は妄想型2次元美少女で、その彼女は大のデカチン好きであり、その偏執さが、彼のモチヴェーションとなったんではと推測も可能だ。だがその彼は、ある日、愛機の自作ペニス増大ポンプによって、異世界転生したのだ。あまりにペニス増大を追求しすぎると、精神世界が壮大になりすぎるとある変態はいっていた。ペニス増大器具で異世界転生できる技術力とは、よく言われる、ものづくりの国ニッポンというあれと似て、その自作のペニス増大ポンプで異世界転生した彼は、イルミナの技術力にその面では匹敵するということなのだ。


 ゴッドリッチ城の最寄りの港に到着した、ヒロシとゴーゴリ。

「あんなにたくさんの女とヤったの初めてだ、俺」とゴーゴリは言う。

「やったな。俺もだ」と俺は言う。

「いや、べつにあそこまでは求めてねえからな」とゴーゴリは言う。

「でもよかったな、船長が、イイ女で。しかも船長も来たしな、あの交わりに」と俺は言う。

「ホント、オマエと組んでよかった。無論これからもだけど」とゴーゴリは言う。

 ヒロシ、つまり俺と、ゴーゴリは、街を歩いた。

「俺、この辺まで来るの初めてなんだ。田舎者が貴族の街歩くのもなって思ってさ」とゴーゴリは言う。

「俺は働きたくてここ来たわけではないが、働くならここがいいって紹介されたのがきっかけできたよ」と俺は言う。

 城下街の広場にある、結婚式場の様子を見た。

「もしかして今姫による品定めの時間か」と俺は言う。

「それっぽいな。でもあのお方らは、ギルフォード家とヒッチコック家。そして、横にいる小柄なのは横の国の王だ。あの横の国の王は、この国のことは大嫌いだが、結局こっちの国の女のほうがかわいい云々以前に卑猥なんだってさ、もう開き直ってる。ようは体とかお目当てなんだとさ」とゴーゴリは言う。

「でもさ、姫なら、結婚は、王子とだろ」と俺は言う。

「そうだぞ、でも王とも結婚しないと許されないようだよ。で、王のが偉いわけだから、王子は実質は結婚できないと。それに、あの王は、妻を失っているから、過剰な性欲が原因で」とゴーゴリは言う。

「そうか。乱交がしたいんだな、というか、それだけ姫が欲しいわけか」と俺は言う。

「おい、もう着いたんだ、とどめさしてこいよ」とゴーゴリは言う。

「わかった、挿してくるよ」と俺は言う。

 俺は、姫のもとへ向かう途中に止められた、護衛どもに。

「なんだあの者は」とゴーゴリは言う。

「俺は姫の男にもっともふさわしいモノでーす」と俺は言う。

「はァ?、なんだあの者は、知らないぞ。平民だろ」辺りがざわついた。

「じゃじゃーん」と俺は言う。

 俺はスラックスを脱いで、チンコを見せた。

「アアアアアアアアアアアアアアアァッ! スキッ! スキッ! 結婚したいイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!」とジ・アナル・ゴッドリッチはイった。

「待ってください姫、あのもののペニスが果たして本物だと思いますか」と騎士は言う。

「本物に決まってるだろ、さっきとサイズが違うのに勃起し始めておる」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

「確かに。長茎術を受けたペニスのサイズは、平常時、勃起時と長さは変わらないという医学的な理屈上あれは、本物のペニスだ。それともオモチャかなにかか。魔法、か」と騎士は言う。

「カッコイイカッコイイ! イケメン! 私を抱いていいわよ! さぁはやくこっちへ来なさい!」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

「でも俺こんな野郎ばっかに囲まれたところでキミを抱けるほど鈍感じゃないんだよ」と俺は言う。

「キャアアアアアアアアアアア! カッコイイ! 私にそのような気遣いをできた方は初めてですわ!」とジ・アナル・ゴッドリッチはイった。

「だろ。でも俺、頭の中がぶっ壊れたレディオのようなんだ。ピーピピピーピピーピピープィッピピーとかさ、小鳥が囀るんだ」と俺は言う。

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア! ガイキチデカチンイケメンキタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」とジ・アナル・ゴッドリッチはイった。

「よし、なら姫は俺が貰うぞ。じゃあ姫、俺のペニスもっと大きくしてもらうためにアナル開発しろよ、俺の」と俺は言う。

「ちょっと待った」と不気味な男は言う。

「あんた、TVの。あんたまで異世界入したのか」と俺は言う。

「あれ、君はもしかして、僕と元々居たところ同じかな」と不気味な男は言う。

「心にグッと来ることうたってくれる、」と俺は言いかける。

「アナちゃん」と不気味な男は言う。

「やっぱりそうだ。TVで某声優のことを絶賛したのはあんただったのか。俺が知っているヴァージョンとは別物だったが、韻は踏んでる、やっぱりあんたはあの男だな」と俺は言う。

「アナちゃんは、誰のことかわかったかな」と不気味な男は言う。

「姫のことだろ」と俺は言う。

「ご名答」と不気味な男即ち眼鏡出っ歯マンは言ってペニスを出す。

「え? ガイキチデカチンイケメンくんのよりも、デカい?」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

「ンフフ、僕のペニスサイズは、129センチ」と眼鏡出っ歯マンは言う。

「ねえガイキチデカチンイケメンくんのはもっと勃起できるんでしょ?!、オッパイ見せるからそいつに勝って!」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

「見せるなァッ!、ケガレちまうからな……。勝負だァッ!、こっちのが硬さとかの面でも強いかもだろォッ!」と俺は言う。

「そういうことなら場所をアリーナのほうで」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

 俺は、今、この世界で一番、大きいアリーナで、さっき会った眼鏡出っ歯マンと対決しようとしている。

 ものすごい数の観客だ。オリンピック思い出した。俺は2020の東京オリンピック開催まであっちには居なかったが全然興味ないし問題ない。しかもあれ、なんか陰謀論でやたらと中止するとか言われてるからな。

 レフェリーが試合開始の合図を告げた。

 俺は、対戦相手のペニスと俺のペニスをぶつけ合った。こんなに本気でバトルは初めてだ。俺のミートセーヴァーこそが、最強だと思ってた。

「イケメンクンガンバッテエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

「フンッ、あのバカビッチ姫、ゲームじゃないんだ、応援したって、勝ち目はない。どうせ俺に食われる定めさ」と眼鏡出っ歯マンは言う。

「なあ、オマエってほんとうに人を食う人外だったりするのか」と俺は言う。

「それはどうかな、教えないよ」と眼鏡出っ歯マンは言う。

 相手のペニスの振り具合が激しい。

 俺のペニスは岩のように固く、向こうは鉄のよう。

「鉄は熱いうちに叩けと、モソハソの影響で見学をしに行った僕の地元の鍛冶屋の男が言っていた」と眼鏡出っ歯マンは言う。

「ようはオマエのチンコは鉄のようだっていいたいんだろ」と俺は言う。

「ああそうだ」と眼鏡出っ歯マンは言う。

(そういえば、コンゴ人が、叩くとチンコが大きくなるって、言ってたな)と俺は心の中に思い浮かべ急にコンゴ人のペニス増大のことを脳裏にもよぎらせる。

 俺は思い出したんだ。

「姫、あれをよく見てご覧なさい」と騎士は言う。

「え」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

「姫の好きな男の方のペニスを」と騎士は言う。

「ほんと、だ……」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。

「徐々に伸びている」と騎士は言う。

「伸びしろがあったのね、やっぱ……ヤバい、またヌレさせられた……」とジ・アナル・ゴッドリッチはイった。

「おいあれ見ろよ、あのゆとりっぽいの、チンコ伸びてるぞ」と観客は言う。

「ほんとだぁっ!」とヤジは言う。

「おいすげえぞあいつぅっ!」と外野は言う。

「タダモノじゃねえなぁっ!」とアリーナの清掃員は言う。

 時計が、あと残り6秒を示した。

「ワンッ! トゥッ! スリーィッ! フォオオオオオオオオオオオオォッ! ファイヴッ! セエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエックスゥッ!」と俺は一秒ごとかけ声付きでチンコを相手に遠心力を付けてぶち当て、ガマン汁をラスト飛ばしながらも相手の泣き顔をぶちなぐり、相手をダウンさせた。これは、格闘技で、暴力ではない。俺、現在ペニスサイズ、130センチ、このセンチは試合後に女審査員によって測定された。

「おい、あいつの、勝ったんじゃねえのか?」とアリーナの事務員は言う。

「ヤベえ〜、やっぱ平民もすごいのいるわ」と特別席の貴族は言う。

 俺は、もうわかった、勝ったと。俺は、相手のペニスサイズが伸びていないことと、俺が130センチいったということを効いてから。

「勝者、えーっと、名前は?」レフェリーは言う。

「ウラトウヒロシナリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイャァゥッ!」と俺は言う。

「ウラトウヒロシナリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイャァゥッ!」とレフェリーは言う。

 俺は、この世界の王となった……が、現実は、ここでは終わらせてはくれなかった。

「アナちゃん……ヒドイヨオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォッ!」と眼鏡出っ歯マンは言う。

 ジ・アナル・ゴッドリッチのもとに向かって襲いかかる敗北者のあいつ。護衛によって止められた。

「残念だったなぁ」と俺は言う。

「二位じゃだめなんですか?!」と護衛に止められた敗北者のあいつは言う。


 俺が元いた世界では。

「異世界って半端ないんっすね」と尾藤はミスターパイをしながら言う。

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