異世界ライフ/ライフ/イトオ・ライフ
本当にあった心因性幻聴による小鳥の囀りそしてパイズリ
英国のオルタナティヴロックバンドのレディオヘディングのリーダー、トム・ビョークは楽曲、『パラノイアアンドロイド』で、俺の頭の中の小鳥の囀りが鳴り止まない俺はガイキチだがアンドロイドではない誰か早くこの小鳥の鳴き声を止めてくれ、と、うたった。ただの鬱ソングではなく、そこに最終兵器性世紀末用機器人的なエレキギターを弾くジョニー・グリーンウッズの敏腕さが加わってクールなオルタナティヴロックミュージックといっても世間で通用するようになっている。
俺は、いじめを受けて、八年ぐらいが経ち、その症状と同じ状態になった。PTSDだ。
俺が、『パラノイアアンドロイド』を聴いた時、小鳥の囀りとかするわけない、バカだろ、と、ビョークをバカにしたんだ。でも本当にそのビョークが言う状態になってしまった。でも俺の心因性幻聴は、初期、もっと激しい音だった。
俺は、ビョークより、エグいめにあったんだ。俺は、本当にぼろぼろだ。あのいじめさえなければ、幻聴が酷くなるぐらいに自己嫌悪するほどの奇行癖もなく、済んだこの人生。学校一のイケメンで、学業成績は学年一位、身長181センチ、体重51キロ。俺は、モテないやつの嫉妬によって、いじめを受けたんだ。俺より嫉妬されていじめ受けるべきなムカつくやつは他校にいたんだ、でもそいつらはテニス部ではない、だから俺しかいじめる相手を知らず、いじめた。
俺をいじめたやつは、今、檻の中にいる。そして、今殺されたんだ。説明しよう、米国の檻に入れられたそいつらは、米国人をレイプ、そして、米国の檻には、レイパーを特に嫌うものが多いから、警察側から、囚人に、あいつはレイパーだと告げられ、すぐ殺される。何も残酷なんかではない、レイパーはキモいんだ、ブサイクドスケベセクハラキモオヤジみたいにさ。俺はオタクしてたから、同人誌を見る習慣があったが、見る気がなくても見たくないようなものと遭遇することはある。たとえるなら日本のオタク文化のエロ同人には、レイプ描写が多いから、日本人にはレイプしたいやつが多いんだろうか、と俺はよく思っていた、信じたくないが。
俺はなぜ、異世界にいるのに、なにが今起きているかを、元いた世界のことまで知れたのか。説明しよう、俺は、ロマン教皇からヅュエルヂクスという装備品を貰ったんだ。これは、俺が異世界入する寸前のことだ。そのヅュエルヂスクは、ボタンを押すことで、タブレットのような、スクリーンが開くんだ。そのスクリーンは、元いた世界のことも教えてくれる。開発は、フェラリーというところで、イタリヤ製だ。フェラリーは一般的には高級スポーツカーの会社として知られる。そのフェラリーのモテナ360は俺の学校に通っていた先輩が文化祭の時にノってきた。
本日から異世界ライフを送る、この俺、ヒロシ・ウラトウはこの異世界でも同じく、ウラトウ・ヒロシの名前で、生活している。
俺がいまいるこの、ダデカタツィンボ王国では、絶世の美女であり姫の、ジ・アナル・ゴッドリッチが、いる。
ダデカタツィンボ王国ではペニスのサイズで階級が決まる伝統がある。
貴族、ヒッチコック家のベンジー・ヒッチコックのペニスサイズは87センチ。
貴族、ギルフォード家のジョナ・ギルフォードのペニスサイズは94センチ。
ベンジーの顔は、俺が元々いた世界で一流俳優とされるオーランド・ブルーナ以上のイケメン。
ジョナの顔は、日本のお笑いのピン芸人のボッチ=ナカオカと似ていて、かっこわるいとされている。が、ペニスがデカいため、いじめを受けることもなければ、大絶賛されて今まで生きてきた。ちなみにジョナは身長は196センチで、長身もこっちでは元いた世界と同様、もてはやされる傾向はないわけではないが、ジョナが長身だと逆に奇妙でむしろマイナス要素だとされている。
婚礼の儀寸前のジ・アナル・ゴッドリッチ。大のビッグペニス好きのこの女は、ベンジーのペニスサイズがジョナのよりも小さいことに憤りを覚えた。
(むむむむむ……)とジ・アナル・ゴッドリッチは悩んだ。
「姫、そろそろ決定しないと、一生独身か、横の国の9センチのペニスを生やしたエラ張りでツリ目の強姦魔王と結婚するということになりますよ」と姫の横にいる護衛担当の元平民の美形な騎士が言う。
「嫌だァッ!……あいつは性格も悪いからな……」とジ・アナル・ゴッドリッチは言う。
ジ・アナル・ゴッドリッチは、天然物のビッグペニスにしか興味がない。そして、面食いでもある。
俺は、宿屋に今いる。
「あの」と俺は言う。
「はい」と女店主は返事する。
「あっ、日本語通じるんだ、異世界でも」と俺は言う。
「はい?、日本語って?、これは、ジアナル語ですけど?」と女店主は言う。
「ならさ、ちょっとそのメモとペン貸してよ」と俺は言う。
「どうぞ」と女店主は言う。
「あいうえお……。これ何語?」と俺はメモして言う。
「ジアナル語ですけど?」と女店主は言う。
「あははっはっ、それ日本語でもあるから」と俺は言う。
「ニホンってどこにあるんですか?」と女店主は言う。
「ファーイースト」と俺は言う。
「ファーイーストはジアナルです、絶対に」と女店主は言う。
「ならやっぱり俺はキミたちにとっての異世界人だ」と俺は言う。
「そんな、ファンタジーな。冗談でしょ」と女店主は言う。
「風呂入らせてよ、できればキミと」と俺は言う。
「あなたが巨チンならそれは許せますけど」と女店主は言う。
「へえ。ビッチだ」と俺は言う。
「不届き者!」と女店主は言う。
「なんでさ」と俺は元いた世界にあるタイプミスムーンという会社のゲームの主役風に言う。
「巨チンを求めてナニがイケないというのか。その理由を答えよ」と女店主は言う。
「なんだよその言い方。なんか試験の文章みたいだ」と俺は言う。
「ええ、出ますけど、小学校用の入学試験で。もしかして貴方小学校も入ってないの?」と女店主は言う。
ダデカタツィンボ王国、別名、ダデカタツィンボキングダムではビッグペニスを求めないものは、向上心のない馬鹿だという風潮が大いにあるのだ。
「待って待って、そういうつもりじゃないんだ。俺20センチオーヴァーだから」と俺は言う。
俺は、元々巨チンなのに、増大器具を使っていた。
「え?、あの、申し訳ないです……」と女店主は言う。
「こっちでも20センチあれば巨チンになるの?」と俺は言う。
「はい、なります。私はそのぐらいが大好きです」と女店主は言う。
「へえ、じゃあ一緒にお風呂入ろうか」と俺は言う。
数分が経った。
俺は、今女店主と風呂にいる。
俺は、下半身を露出した。
「はァッ?!」と女店主は言う。
俺のペニスサイズは今108センチだ。
俺は、異世界に来たことで、興奮、神経物質が異常をきたし、結果、ペニス増大した。だが俺は、今後もペニス増大していく予定だ。俺が前まで使っていたミスターパイではこのサイズではおさまらない。だから、異世界のエンジニアに、つくってもらおうと思う。
俺は、ミスターパイを使う前、ヤンディロペニスというものを使っていた。それは、シュペインという国のもの。俺は、そのヤンディロペニスでも苦痛を感じていた。アレは、痛いのだ。まず、その開発元のヤンディロメディカル社はさまざまなグッズを売っている。痛み軽減のヤンディロコンフォートも試すが、痛いままだった。シリコンバンドもあまり意味ないまま使ううちに黒ずんでって……。肌はぼろくなってって……。装着しているとチューブや鉄軸がすぐ外れて……。休日外出する時も学校にもハメてって……。ヤンディロペニス、俺にとってそれは、ヤンデロペニスだった。でもミスターパイとも交互に使って、いつもエロいもの見ながらしてミスターパイ使うとよりチンコが硬直するからしている。増大サプリもいっぱい飲んだ、精力剤も。全部親の金使ってだけどな。でもだ、ヤンディロペニスしている時は、勃起しちゃいけないんだ。それが大変でさ。寝てる時もしたし、トレーニングによってできた傷もあった。トレーニングはチンコ傷ある時もした、でもだ、説明書では、それ駄目だって書いてある、でもした。しかも一日最低でも半日以上近くしないといけない、実際ずっとハメてれるほどは持たないんだあれ、勝手に外れてくし。増大サプリは飲むと屁が臭くなるのあるから屁臭くなって嫌われたしさ。高校は卒業できても、進学先は中退、うちの祖母が芸能界入ろうとしてなんか騒ぎになって警察沙汰、俺の家はマーク。そして、中退してこの先どうなる、ということで、ニートして四年、PTSDで生活保護受けようと決めた。でもそのお金くれるところがヤバいところで、ヤバい理由でくれたんだ。英トヴィストック人間関係洗脳研究所、この名を陰謀論とかの都市伝説で、聞いた人もいるだろう、俺は、その英トヴィストック人間関係洗脳研究所っていう研究所に実験対象にしようということから狙われることになった、パソコンもカメラを通して俺の姿は見られるし、履歴も消してもデータを消しても結局深いところに残ったものから見られる、俺は盗聴もされたしほとんどすべてをその研究所に知られていた、パソコンから離れようが、いろいろなところから監視カメラを通して見られたんだろうって感じもあった、妄想ではない、なんか電子機器に不調が起きたときとかのイタズラだろうなってときに、非通知で電話がかかってくるから、絶対に狙ってやられてるって俺はその時99.9%は確信した。どうにかしようと頼った時に行った電気屋の裏はアニマスで、すべてはイルミナの支配下にあった。アニマスが絡んでいては、頼ったところでさらに高度にクラッキングという結果が待っているから逆効果だ、アニマスは優秀すぎて呼ばれないと俺までを狙ってはこない状態だったのに、俺はそれを、異世界入する直前、戻れなくなる前に何か質問することはないかと言われ、いろいろとロマン教皇に訊いた時に知った。で、俺は、そのイルミナのおかげで今異世界にいるわけだから、感謝するべきかどうかがなんか微妙な気分なんだよ。家族揃って逃亡生活、途中ボケた祖母ははぐれ、今もどこかで騒ぎを起こしている、結果、逃げていても俺の家はいろんな所からマークされるんだ。
(あれ、俺ってこんな大きかったけ)と俺は思う。
「こんなに素敵な殿方は初めてです……やっぱり本当に外人さんなんですか?」と女店主は言う。外人はこの異世界でも差別用語だが、ほんとに異世界から来ているなら言っても差別にならないというのはエリート界の常識のようだ。
「そう。だろ、気に入ったか、俺を」と俺は言う。
「はい。でもこんな大きくなくてもよかったよ、チンポ」と女店主は言う。
「キミのパイズリで俺の脳内の小鳥の囀りは止むのか」と俺は言う。
女店主、名前は、セフ。
俺はヅュエルヂスクを腕から外した。
「それってカードゲームの?」とセフは言う。
「ああ知ってる?、こっちでもあるの?、『遊*戯*王』?」と俺は言う。
「はいありますよ、『遊×戯×王』」とセフは言う。
ヅゥエルヂスクはカードゲームに登場する装備品と似ている。
「こっちって、平均身長何センチ?」と俺は言う。
「男の場合は多分173センチぐらいかと」とセフは言う。
「なら俺って長身?」と俺は言う。
「はい、やや高い程度だと思います。私は167センチですが」とセフは言う。
「ならチビだ、俺」と俺は言う。
「どうしてですか」とセフは言う。
「俺女と20センチ前後差がないとチビだと思ってるから。もちろん20センチ前後高いって意味だよ、男が。いや、俺が。俺以外ふさわしい人いないだろうし」と俺は言う。
「はい、でも私は気にしませんけどね、背」とセフは言う。
俺の元いた世界では、俺がいる。その俺は、東山スカイタワーズにいるが、もうそれは俺ではない。俺であるが、俺ではない。そいつは、あるガイキチと知り合った。街でのことだった。それが、イトオ・ライフだ。同人上の芸名らしい。元々はトリニトロトルエンプラスという鬼畜系のゲーム会社で絵を描いていたようだ。青森県出身で、幼馴染には、同人界のロックスターのピート・マリオがいる。イトオ・ライフ彼には流布したい説があり、それは、動物の、キツネとサイは、ラノヴェ的な超能力があり、UFOの正体は、自家用ジェット機で記念にセックスしたヤツらが投げ捨てたパンツであるというもの、で、説の流布した回数をギネス記録にするのに命をかける。その説の流布のために名古屋にも来た見た目も冴えない男。元いた世界の俺は、そのイトオ・ライフと意気投合することになる。俺たちは、話題にするためにもエロマンガ島を目指しに、イく。そして、エロマンガ島の原住民たちと大親友になる。言語は通じ合わないが俺たちは笑顔だ、あんなにコミュ障だったっていうのに。俺たちは、日本のエロ漫画を彼らに見せた、すると原住民の長老一派がマスターベーションしだすんだ、笑ったよ。その後は、世界を何周もして、その説の流布をして、世界に認めさせるんだよ、ってヅュエルヂスクのスクリーンが、文字で。そして追記が表示された、日本分離大に転送された俺の血とともに亀頭から出た細胞がミスターパイのすごい力によって、ヒトへ。身長は縮んで178センチだが、俺のような人間となって、関係者の指紋がないと入れない、日本分離大の地下3000階の隠し部屋にいたため、理事長が、これは、只者ではないと、養子として扱うことにして、結果、日本分離大の学生として学校生活を送っている。その理事長はゲイだ、拡張したい癖がある、べつにゲイが拡張好きだとは限らないが。理事長は、本当は、地下153110階まで掘りたかったようだが、金銭上(実は主に学費から工事代に使われた)の都合や、物理的にも無理があるとして、中止した。
異世界にいる俺は、女店主と一夜をともにしたあとに、旅に出ることにした。
「次どこ行こうか。俺はこういうところで働くのは趣味じゃない、まあもとより仕事は趣味じゃないが、仕事に好きを求めたら俺働けないタイプだから、仕事に好きを求めたら負けだと思ってる。俺の昔の将来の夢はシステムエンジニアだった。分けがみの短髪に鼠色のスーツ、デキる男を振る舞いたかったが、ニートの時プログレッシヴロックの洗礼をプログレッシヴロックバンドのピンクドクターフロイトのメンバーのデヴィッド・ギルムーアに受けてからもうそういうのはダサいと思ってるね。ああそうだ、ピンクドクターフロイトもイルミナなのか訊けばよかった。俺の支援者も連れてこようと思えば連れてきて、金も貰うことできるけど、こっちでは今はニートだ、元々いた世界でもニートだったが」と俺は言う。
「貴方ぐらいの巨チンの人なら、間違いなく一生働かなくてもお金は貰えますよ、そういうシステムですからね、この世は。だから女はある意味その点は不利ですけど、チンコの悩みは基本ないから有利でもある。この世はオッパイは大きくてもあまり特はしませんよ。でも貴方がどこかで社蓄したいのなら、城下街に行って大企業につとめるのが一番だと思いますので、城下街への地図を渡しましょう、城下町は丁度ここから裏にあります」とセフは言う。
「裏って」と俺は言う。
「地球の裏側です」とセフは言う。
「地球っていうんだ、こっちでも。ってことはこっちでいったらほぼリオディジャネーロってことだけど、なんか治安悪そうだな。でもそこすごい大きいキリスト・イエスマンっていう神の像と、マイコォ・ジャックソンっていうスターの像があるんだよ、『ゼイドントケアアバウト*』っていう曲があってそのマイコォのさ像。俺はあれ真似してティアドロップスのサングラス買ったんだ。俺昔サッカー部でさ、補欠だったけどべつにいいわ、だってさ、うちの親父が、デカい大会で親父のせいで負けたって。でも仲間がいいやつだったからドンマイで済んだようだけど。うちの親父はスポーツかなりできて勉強も普通よりできたし歯医者で働いてて手先も器用で絵もうまいが俺はスポーツはヘタクソ、親父より手先も器用ではない、だから女イかすのもヘタクソかも、妻子持ちだけどよくAV見てる親父よりも。でもこっちではスゴテクよりもチンコの大きさのが影響力がある。でも体つきいいからよく誤解される、運動できるだろって。俺はサッカーの影響で、カスヤ・カスヤっていう、日本人のサッカー選手と同じスパイク履いていたんだ。彼はリオディジャネーロ代表でもあって、通称キングカス。ゴール決めると決まってダンスするあれ、俺はできないけど俺の学校でサッカー一番うまいモテるやつはやってたわ。んで、俺愛知県出身でリオディジャネーロ生まれの人が多くいるんだけど、なんかいつも騒いでるよ、近所から声聞こえるから。で俺と同年齢のもいてそいつは変態、べつにリオディジャネーロの人をディスってるわけじゃねーよ。で、俺結構リオディジャネーロのこと詳しいほうだと思うけど、治安悪いの?、こっちだと」と俺は言う。
「いいえ、この地球には治安悪いところはありません。ですが、チンコに関してはものすごくエグいですよ」とセフは言う。
「たとえば」と俺は言う。
「ほぼチンコがすべてですから、そこから喧嘩になったりするんですよ」とセフは言う。
「だったら逆にもっと治安悪そうじゃねーの」と俺は言う。
「でも、その喧嘩は、危険性があまりないんです」とセフは言う。
「どうして」と俺は言う。
「それは、チンコとチンコをぶつけあって喧嘩するからです」とセフは言う。
「それがバトル?」と俺は言う。
「そうですよ、漫画とかでいくとそういう描写はあまりありませんが、現実ではそれ。小さい人はなぐりがいがなくてなぐらず終わったりしますね。その点でも不利です、粗チンは。だから女はみんな巨チンを求めて子どもも巨チンにしようとします。女のが大きい陰核だったときは相当見下されます。でも貴方なら問題ないでしょう、先程のチン体測定で100センチ定規をこえていましたし。私は聞いたことあっても94センチの人。名家ギルフォード家の末裔のジョナ。王であるザ・ペニス・ゴッドリッチ様のゴッドリッチ家からも買われている」とセフは言う。
「そっか、じゃあ、俺行ってくるよ。長旅になりそうだし、キミまで連れて行くのも男としてどうかなって思うから。だろ?、そうでもないか、俺ぐらいの巨チンなら」と俺は言う。
「はい御達者で」とセフは言う。
「ああ。ああそうだ、この地球は、丸いのか?」と俺は言う。
「いいえ。この地球は、天井のように空より上にはいけません。しかも、どんどんと上に行くたびに空は狭まります」とセフは言う。
「何だその構造。なんか結界みたいじゃねえか、いや、そうでもないか」と俺は言う。
「冗談です、宇宙はありますよ、99.5%何も私たちはわかっていない広大な宇宙が」とセフは言う。
「でもその99.5パーすらも、わかっていない可能性もあると」と俺は言う。
「逆説を言えばそうですね。でもあるゲームで、宇宙の概念を言ったから、その舞台自体が矛盾しすぎていてクソゲーだってされたゲームが最近クソゲーってことで逆に話題なんです」とセフは言う。
「わかったぞ、それって、設定上は結界に包まれてるって世界だろ、こっちもあったよそういうゲーム。オオダ・チュンヤっていう、ハーフインヴェーダーユーマの噂持ちの作ったゲームのことだけど。まだ元いたところではそういう指摘はされてなさそうだったが。ていうかそのユーマのハーフって噂も俺の持論だ」と俺は言う。
「貴方のいた世界でもそういうゲームがあるんだ」とセフは言う。
「うん、でもあって当然だ、べつに崇高でもなんでもねえからあんなとこ。まだこっちのがいいと思うぜ、このガイキチでも。昨日夜中教えてくれたもんな、巨チンならガイキチでもむしろモテるって、少なくともこっちは」と俺は言う。
「はい」とセフは言う。
「ああ」と俺は言う。
数時間後。
現在地、砂漠。
「おい、おまえ、見ない風体。出せよアソコ、村9.9分だ」と後ろから声がした、幻聴ではないとはっきりとわかった。
ガチムチな見知らぬ男が、チンコを出して、俺の後ろで立っている。俺の服装のことを、見ない格好というこの男、俺は今、黒色のスーツを着ている、元いた世界の時着ていたものだ。俺はこのスーツを着て自撮りしていた。俺は、東大に再入学してすぐに中退して東大出身の、小説家になろうとしていた。顔さらす小説家が昨今はあまりいないから俺はさらしたいんだ、同調圧力は好きだ、でも俺はワルではないから意味もなく反発しないから、大人しい習性で好きだってことだ、こっちの人らは同調圧力つくるのか?、日本人みたいにさ。俺は、強いから、同調圧力にも合わせないで生きてきた、今もだァッ!
「早速バトルものか」と俺は決めポーズとしてヅュエルヂスクを翳し笑って言う。
さっき女店主とヤっておさまったはずの俺の心因性幻聴がまた始まった。でも異世界にいるから、俺は、この幻聴があっても笑ってる。そういう俺にも笑ってる。
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