応援コメント

第6話 祖父とウエアハウス?」への応援コメント

  • フランス人であるジュール・ヴェルヌはNautlusを”のちるうす”と発音したんでしょうね。ところがフランスではオウムガイは”Nautile”(の-てぃ-る)なので(実際にフランスの6000m潜水艇は”Nautile”と命名されている)、なぜヴェルヌがそうしなかったのかという疑問が残ります。

    たぶん、ロバート・フルトンがフランスの資金で建造したのがNautlusだったからでしょう。で、フルトンがNautlusをオウムガイの意味で名付けたかどうかは疑問が残ります。フネダコ(学名Argonaut、英名Peper Nautilus)の意味だったのではと私は思っています。

    さて、ではネモ船長は自分の潜水艦の名前をなんと発音したでしょうか?
    ネモ船長は最初、どこの国籍か分かりません。あとでインドの滅ぼされた国の王子と明かされますが、これは出版社の販売戦略として、滅ぼした某国として容易に推測される国での売れ行きに支障ないようにするためだったそうです。

    インドなら英国領だったんだから英語読みの”のーちらす”かとうと、「海底二万里」が出版される1870年当時、イギリスはインドにさんざん悪いことをしているので、当然、某国=イギリスになるんですが、「海底二万里」のイギリスでの売れ行きに支障はなかったんでしょうか?

    それはさておき、「海底二万里」では終盤まで国籍不明だったので、当時の欧州でインターナショナルなイメージの言語はラテン語だったそうで、するとネモ船長は自分の国籍を隠すためにラテン語読みの”なうてぃるす”と発音したに違いないという方が日本ジュール・ヴェルヌ研究会におられます。

    しょうもない話で済みません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そう言えば、小学校の時に最初に読んだ「海底二万里」はボロボロのハードカバーで、旧仮名遣いで書かれてました。で、確かに潜水艦の名前は「ナウティルス号」でしたね。