異世界転生は王道だけど興味もないし聖女じゃないただのモブなので帰らせて下さい

@723-23

プロローグ

高校2年生の時クラスでいじめられていた子が退学した。そのいじめはドラマや映画などで描かれる机に酷い落書きや教科書が捨てられているなどのいじめではなかったので酷いいじめではないと思っているのだが、傍観者だった私は詳しいことは知らないので何も言えない。

そんな事があったが次のターゲットをつくりいじめが始まるわけではなく2年生は平和に終わった。だが、私はクラスにそこまで仲がいい子がいるわけではないこのクラスに疲れていた。この高校では3年生に上がってクラス替えがあるわけではない。なのでまたこのクラスでやっていかなければいけないというのが苦痛で仕方なかった。それが嫌になり2年の終わりにそれまでいじめられないよう必死にはみ出さないように頑張ってきたことをやめると見事孤立した。2年生の頃は名前で呼びあっていたのに苗字で呼び合い、グループを作る時も呼ばれなくなり、友達だと思っていた子がただクラスメイトになった。2年生の時いじめはあったがいじめられることはなく、一応話しかければ返答はあるので孤立しただけだったと思う。ある1人を除いては...まぁ、幸い他のクラスには友達がいるので昼休みや放課後はその子たちとつるみ、体育は合同なので他のクラスの友達と行った。だけどそれでも退屈な高校生活最後の夏休みをどう過ごそうかと悩んでいた。

ある日、朝部屋でスマホゲームをやっていると床がいきなり魔法陣のようなものが現れ光だした。眩しくて目を閉じていると、光が止み、四方から声が聞こえる。


「なぜ今回は2人なのだ?!」

「どちらが聖女だ?」

「2人とも聖女なのか?!」


目を開けるとそこには知らない場所に知らない人達...だが唯一知っている顔があった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転生は王道だけど興味もないし聖女じゃないただのモブなので帰らせて下さい @723-23

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ