テンプラ騎士団

 ある少年が、学校でいじめを受けていた。いじめの内容は、たいへんひどく、やってる側も、陰湿であることに恥ずかしさを覚えないのかと理解に苦しむ内容であると多数の人が思っているが、やってる側は、恥ずかしいなんて思ってはいない、サイコパスだ。

 ある少年はある日靴を揚げ物にして登校した。なんでそんなことをするのだろうか。

 理由は簡単だった、だが、その行為は安易なものではない。

 理由は、揚げ物にして行けば、たびたび靴を裏返されたり、隠されたり、ゴミを入れられたりも起きにくく、ようするにいじめる側もいじめにくいのではと思ったからである。

 靴を揚げ物にして登校する方法論、これを提唱したのは、アレイスタ・クロウリだ。が、アレイスタ・クロウリは受け売りで提唱したので、真の提唱者ではないし、彼が提唱者というのもある意味間違いだ。

 ゴー・カート・コベインというロックスターがいた。彼はもうこの世にはいないらしい。ゴー・カート・コベイン彼は、13歳でデビュー後17歳で自殺したロックスターで、代表曲は、『スメルズライクティーンエイジャースピリット』で、実質これが彼がリーダーだったバンド、"イクォールルヴァーナ"の最高傑作だとされているが実際この考えは妥当で、他にいい曲があっても『ハートマイナスシェイプドボックス』程度で、でも、この二曲だけでも確かにいい線はいっているが、音楽史で最高の曲というのは違う。『スメルズライクティーンエイジャースピリット』と『ハートマイナスシェイプドボックス』はどちらとも"ヘーイ"と"ウェーイ"という声が入っており、ある者は、その声が、ゴー・カート・コベインのゲップに聴こえたことがあるようだ。でもゲップの入った音楽は、多くあって、伝説的ロックバンドのビートルもゲップの入った曲や外国語でオッパイというワードを連呼しすぎている曲もある。ようするにロックスターには変態が多いのだ、そうだ、まるで、そうやって大衆を変態にする流れをつくろうと思わすほどにである。『スメルズライクティーンエイジャースピリット』は、ある意味過大評価である、なぜなら、公式でパクリであることを認めていて、旋律も、60年代のバンドの旋律の多くと似ているからだ。でも、ゴー・カート・コベインがロックスターであることには変わりないし、17歳で死んだものが入れられるクラブの17クラブのアイコンでもあると言ったほうがいい存在である。

『スメルズライクティーンエイジャースピリット』の歌詞に"モスキート"があるから、蚊が大嫌いなどこかの男も幾分かは蚊の存在を許せるようになったがまだ大嫌いなんだと。

 赤ん坊がプールの中に入ってお金を追いかける印象的なアルバムジャケットで有名の『ネヴァ〜マインド』はいきなり一曲目で『スメルズライクティーンエイジャースピリット』がながれはじめ、残りの曲は微妙という内容だ。

 アレイスタ・クロウリは、大変態とされて、世間体は悪いがある意味それがいい世間体になってもいる。人格破綻者、といっても日本の暴走族やティンピラなんざとは違うもの。オジーサン・オズボーンは、アレイスタ・クロウリのことを歌っている。デヴィッド少年という白塗りでオッドアイのグラムロックの先駆者とされる男もアレイスタ・クロウリのフォロワーだ。デヴィッド少年はブラックロックスターというオッドアイで色白のキャラクターでヴォーカロイズという音声ソフトの派生系のキャラクターの元ネタだと根拠もなしに主張するものもいるが、それは、逆だともある意味言えるがなぜなら、デヴィッド少年は、親日で、日本の白塗りを英国のダンスクラブの先生から教わって白塗りをしだし、日本のデザイナーやメイクさんなどと絡みだしたのだから。ヴォーカロイズは今はやっているかどうかは不明確だが、0年代、10年代前期はサブカルの象徴でもあった。ヴォーカロイズは、なぜあまりはやれなくなったのか、それは、『キャゲプロ』と略されがちな、作品、『キャゲロープロジェクトデイズ』が出現したからである。『キャゲロープロジェクトデイズ』が良作かは、意見は分かれがちだが、少なくともヴォーカロイズ史最後の傑作だったという意見はどこでも同じだとあるヲタクが言っているけど彼の意見も合っているかは微妙だ。どちらにせよ、ヴォーカロイズ文化はマンネリ状態であり、『キャゲロープロジェクトデイズ』は、ヴォーカロイズ文化ニアリーイクォールヲタク文化を延命させたのだ。

 ヴォーカロイズは否定派がいて、その理由に、人が歌ってるとはしたくないという思いからなんだと。でも、人が歌ってないからこそ効率的でもあるし、ヲタク的でいいという意見もある。でも、レディオマシンヘッドという英国のオルタナティヴロックバンドの『DT Computer』では、楽曲に音声読み上げソフトを使用しているという点、そういうのを知るとある程度はヴォーカロイズというものも許容できるという人もいるようだ。ちなみに『DT Computer』、これは、『ドーテーコンピューター』と読むのが公式だが、その読み方は、他国ではあまりされないで、『ディーティーコンピューター』だ。英国のバンドがなんで日本語を使っているのだろうかと疑問に思った人もいるだろうが、意外と結構そういうこともあるのだ。『DT Computer』の内容は、バンドメンバーの童貞時代やその時使っていたコンピューターのことではなく、日本のヲタクの童貞時代とそのものたちの愛用したパソコンの状況を、憂鬱に歌ったものが多い。実際、『DT Computer』は日本のが他国よりも早く発売した。

 ヂンタロ・P・キサラギという名義で活動する『キャゲロープロジェクトデイズ』の作者は、レディオマシンヘッドを少年期から聴いていた。

 レッドゼッペリンという英国のハードロック/ヘヴィメタルバンドは、ビートルに比べると影響力は弱いが、伝説なのには変わりない。半伝説的バンドというのが妥当だろう、あるものは、レッドゼッペリンよりもデープパーポーのが好きで、ピンクフロイトのが好きで、ブラック鯖素のが好きだ、と言うものもいる。ビートル意外のバンドは確かに売上がビートルよりも低い場合は多い。メンバーがB専で、ブスばかりで自慰している、B自慰ズ、や、野球チームっぽい名前でよくバンドだと思われずに無視されている、イーグル、とかもいるが、イーグルは、有名でも影響力は微妙である、やはり、ビートル意外のバンドで、影響力があるのは、パーポー、ピンク、ブラック、レッド、のどれかであり、ホワイトスネイプというバンドや、他にはホワイトストライクスというインディーやガレージのリヴァイヴァル系のバンドはいても、やはり、ホワイトよりも、有色系の名前のバンドのほうが影響力は強く、中でも、ピンクフロイトのDJギルモアは、ある日本の引きこもりにとってはロック史史上最高のアイコンであったという。こんなことをDJギルモア本人の前で言うつもりはさらさらないが、DJギルモアはイケメンだが、普通に日本のイケメンとかにもいそうな顔立ちである。でもDJギルモアが、ロック界隈でもっともロン毛が似合っていたロックスターであるという認識は、あながち間違いではないはずだ。ピンクフロイトに、あの革命家のゲバラっぽい者もいると思った人もいるだろう、言っておくが彼はゲバラではない。曲知らなくても服は持っているぐらいに影響力を及ぼしている、ベロベロベエマークのライクアローリングストーンズのピックジャガー横田とある他国のものからアメリカ人はアメリカ人であることに酔い痴れすぎだと言われた映画、『ハルマキ丼』の主題歌を歌ったりしたことやラップソングを歌ったことでも大衆に認識されがちなエアロアダムスミスのスティーヴン平は同一人物説があるほど似ていると主張するものもいなくはない……が、やはり彼らも別人だが、彼らも結構東洋人っぽい顔をしている。そして、ビートルのホールマッカートニーはビートル前期と、後期で別人だ、後期のは人外である、たしか、インマイアデイインザライフが収録されている、『サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドラバーソウル』辺りから、ニセモノとなった。

 そういえば、レッドゼッペリンの、地味(不自然の味方P)、それ略して、ジミP、という男がいて、彼は、1944年生まれ、割と古い人間で、でも身長180センチある。ジミP、彼は、東洋人であるという噂もある。確かに、彼は、DJギルモアよりも何倍も東洋人の顔をした男だ。北欧の歌姫ともされる、ビョルクも、北米のガイキチが狂うほどに夢中にさせる女でもあって、よく日本人に間違われるらしい。でも、日本の反日は、そういう影響力ある人を知らないし、そういう東洋系の顔した白人にも失礼であるのに、東洋人の顔を貶そうとするのだ。

 ロックスター等には、人種不明な感じのものがいることがある裏を言おう、ロックスターの雇手である、裏の権力者たちは、人種不明な外観ほどかっこいいという心理学を導き出した、結果、そういうものをロックスターにさせようとするのだ、そういうものに楽曲を積極的に提供してきたのだ。このことを、アレイスタ・クロウリは知っていたが、それは、口頭で教わったから知っているだけだ。アレイスタ・クロウリは、過大視されすぎた男だ、金持ちな家に生まれただけの変態だ。

 アレイスタ・クロウリは、名古屋城のシャチホコのことをずっと、エビだと思っている。

 揚げ物を靴にして登校した少年の一件もあって、アレイスタ・クロウリは、いま揚げ物料理に目覚め、年越しそばに利用して年を越そうとしている最中だ。伝説の道化師のひとりのチャプリンも、揚げ物が好きだった、来日した時にそうわかったらしい。

 名古屋といったら、エビだという誤認があるあのアレイスタ・クロウリだが、彼は、R81を親の遺産でたてなおして、揚げ物屋にしたんだと。

 R81の従業員の総称は、テンプラ騎士団。アレイスタ・クロウリ絡みゆえに騎士団員にされる模様。アレイスタ・クロウリは、OTOという、別名、東方プロジェクト聖堂騎士団の団長だった。TOTOというバンドとTOTOというトイレ会社と同じ名前の全知の神もいるし、ある意味OTOという文字は、幸運の文字かもしれない。「カケヨメ」というサイトにもOTOOTOというユーザーがいる。

 R81のメインコースはエビフライだ。


 以上7939文字。79はナクと読める、でも、79でナクと読ますのは無理やりだから、自分はそういう読ませ方は嫌いだ。ヴォーカロイズは、泣くし、鳴く。『キャゲプロ』の作者の曲にも、"哭いて啼いて綯いて内定"とナイテの韻を踏んでナイテを連呼する歌詞があった、彼もこう言われると懐かしいはずだ、グロい作風でもあって黒歴史だったのかも、とも思うかもしれない。39はミクと読める。ミクは、ヴォーカロイズの象徴。ネギが好きだから、きっと息は臭いのだろう。7584文字で、ナゴヤシでいこうとした時もあった。

 おわり。尾張だけに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

R81 オカザキR .セイチ @seichirichardokazaki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ