ケフカパラッツォどこへ行くの? の巻。

 今まで巻を使ってこなかったのに急に使った。


 今日は無為な時間をかなり多く過ごしてしまい、このエッセイを更新することでどうにかそれをなかったことにしたいが、ネタが全く思いつかないので、心の底から愛しているケフカパラッツォの話をします。


 私はFFⅥ至上主義者なので、戦闘する時の音楽はもっぱらFFⅥです。


 昔バイト先で一刻も早く帰りたいこの仕事を早く殺したい、と戦闘状態に陥り、うっかりBGMを口走ったとき学生バイトの子が横を通りながら「シックス!」とだけ言って帰っていったの面白かったな。私とFFⅥのメモリー。


 FFⅥの良い所を上げろと言われれば無限に(同じことを)上げ続けられますが、やっぱりなんといっても群像劇であるというところではないでしょうか。ねえ!?

 あのさー、やっぱりさー! 興奮してめちゃくちゃ口語体になってしまうけれども、バラバラに行動したりして、一緒にいる人が変わったりとかして、最終的に一つの目的に向かったり、向かわなかったりするのって、果てしなく最高ですよね!


 特にFFⅥは――と言って私はまじでFFⅥ信者なので、他のFFはXをラスボス前までやったのと、Ⅶを金持ちの友達がやっているのを何時間か後ろで見ていたくらいなので、他がどうかは知りませんがともかく――人間がたくさんいていいですよね。みんなそれぞれ主役だぞというところが。え? ゴゴ? 主役でしょどう考えても。可愛いし。え? ウーマロ? 白くて可愛いでしょうが。


 町の感じも激烈にいいですよね。


 スチームパンクほどお洒落じゃない、あの無骨な機械っぽさ。灰色で冷たくて油の匂いがしている感じとか。城が砂漠を潜るというのもめちゃくちゃテンションが上がりましたよね。あとなんと言っても崩壊がね、崩壊後の世界っていうのが、これはもうね、とってもで、ただただ本当に最高ですよね。


 破壊ですよ破壊。


 あれ? わたし今までこんな口調でエッセイ書いてましたっけ。忘れちゃった。まぁいいか。破壊の話をします。いや、その前にもうちょっとFFⅥと私のメモリーを話そうかな。


 こんなことを言っていて、私が自分でFFⅥをプレイしたのは大分大人になってからです。少なくとも中学高校、とかではなかったと思う。私にとってゲームというのは「お兄ちゃんがやっているのを見る」というものですので、この強烈な感慨というのも後ろで見ていた記憶です。


 お兄ちゃんは私にとても優しく、正月には二人でユリゲラーの特番を見ながら壊れた時計をテレビの上に置いたりしてきゃっきゃしてくれていました(たしかユリゲラーがテレビの電波を使って時計を直してくれるという話だった)(治らなかったのは私たちの念的なものが足りなかったせい)(よくできている)しかし今では兄は失われてしまいました。私より自分の家族の方が大事なようです。そりゃそうだ。


 お兄ちゃんの部屋は二階にありましたので、私とゲームのメモリーはまず二階の階段に上る所から始まります。暗くて急で手すりが紛失していて触ると砂壁がぼろぼろ落ちてくるので、ちょっと怖い階段です。


 うん? この辺りの描写は飛ばしましょう。後ろから見ていた、というだけに済ませておかないとまた長くなってしまう。


 後ろで見ているだけで、自分では操っていないのでそれをゲームというのかどうか、という問題はあるでしょうが、なんだろう、やっぱりゲームはゲームですよね。私は攻略本を読み上げる係だったので、それで参加出来るのが嬉しかったです。


 お兄ちゃんの友達が、魔列車は聖水をかけると一発で死ぬ、みたいな裏技を教えてくれて聖水を探しに行ったことを強烈に覚えている。魔列車面白いよねー。というかマッシュとカイエンの旅がとても好き。もちろんシャドウもいて欲しい。ごめんね、あの時は見殺しにして(初見で待つの難しくないですか?)(待って~とか言ってくれればいいのに)(インターセプター可愛い)


 ケフカの話です。


 いやちょっと待って、その前にオルトロスの話しよっか? ね。オルトロスちゃんはさあ! かわいいよね!!!!! すごく!!!!!! 紫だし!!!!


 なんでこんなにケフカが好きなのかって、まぁ理由はありません。ケフカも言っていたように、理由のない破壊なんてつまらんのです。理由のある好意なんてそんなものは、それはそれでまぁ、いいかもしれないと思い始めた。


 ケフカはでも、良いところしかないですよね。最初のころのコミカル要因な感じも最高ですしね、そもそも道化の恰好しいてるところが良いですよね、あとなんと言っても、レオ将軍をね、あれしたときね、幼心にきゅんとしましたよね。


 純潔な人間を殺してしまう男が好きなんですよ、産まれた時から。


 あと真面目な話、みんなそうでしょうけれど、ラストあたりの独白が素晴らしいですよね。昔からなぜアンパンマンは死なないのだろう、今日こそ死んでくれ! みたいなことを思って暮らしていたじゃないですか、私たちは。勝手に連名にしましたけれど。あの感情の正体って、構造に対しての不平等さというか、そういう部分から来ていると思うのだけれど、そういう感覚を一新してくれたような気がする。


 敵役って、なんかいつも世界征服とかなんかそういう、あやふや且つ確固たる理由を持たされていたじゃないですか。悪として存在するためだけに理由を付けられている感じが、理論的にではなく生理的に嫌だったんだろうなーと今は思います。


 そんな中ケフカのね「滅ぶとわかっていてなぜ作る? 死ぬとわかっていてなぜ生きようとする? 死ねばすべて無になってしまうのに」という独白がは、本当に光が差したようでした。


 正義がいるから滅ぼすし、作るから壊すし、生きているから殺す、っていうのが、めちゃくちゃ恰好いいなー! ってなったんですよね。産まれた時から中学二年生なので。早熟だね。今や未熟だけれども。


 後々に知ったゴーギャンの例の絵の題名と並んで、結構人生のテーマソング、ソングじゃないか。なんていうんだっけ? 訓戒? うーん。全然言葉が出てこない。座右の銘か! なんか違う気がするけど、そんな感じです。もう一つは「巌頭之感」ね。ブレないねー!


 道化を愛してしまう、という根本にもいるような気がします。道化というのは結局はどこまで言っても、物語の外側にしか存在できない訳ですけれども、それでいて中央に殴り込みに行った、というやっぱりめちゃくちゃ格好良い男ですよ。ケフカ。


 ピアノの発表会でケフカのテーマをやろうとしていたことを急に思い出した。結局やったのだっかな? ケフカのテーマもいいですよね。というか、音楽かっけーですよね。名曲と言われている最終戦のやつ、夜中だったんではちゃめちゃに怖かったですけれども。笑い声がよいよね。アルテマばっかうってたな。お兄ちゃん。


 なんかここまで書いてきて、この話どっかでしたな? と思ったんですけど、脳内でしていたのか、はたまたmixi(mixi!!)でしたのか忘れちゃった。誰にだって黒歴史はあるよ。どっかでしてたらごめんなさいね。

 

 なんどでもするけどな! ケフカとFFⅥが好きだからな!!!!!!


 じゃあ最後はFFⅥで好きな所を列挙して終わるよ。時系列ではない。


・だいぶ初期のモグたち操ってみっつに分れて戦うやつ

・シドのとこで魚とるやつ

・オペラの歌を間違えないように選択するやつ(ちゃんとメモ取った)

・イカダの方向選択

・鳳凰の舞コマンド

・魔列車でごはん

・怖い雨降っているひたすらビル上がるやつ(嫌いだった)

・なんか花の中で死んでる女(ロックに興味がなさ過ぎる)

・フィガロ兄弟全般

・マッシュとカイエン全般

・モグ全般(たくさんいる!)

・カッパのなんか武器を揃えようとして飽きた

・風の音がしていてそこに隠し扉あるやつ

・兵士の洋服ひっぺがす所


 以上!

 なんか記憶違いで素っ頓狂なことを言っていたらごめんな。カクヨムコンが始まって、読んでくれてありがとうっていう話をしようと思っていた時期が私にもありました。あとやってない人に全く面白くない話でごめんね!


・ケフカの笑い声♡


 おやすみー!

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