カクヨムコン5に向けての作戦会議 プロット
*このお話は私の中の現実であり、実際の出来事、言動などからの著しい乖離、または齟齬があるように見受けられるかもしれませんが、それは世界が各人の脳の中にしか存在しないせいであって、決して誰のせいでもないということをここに誓います
誓ってしまった。長い文章は主語を置いてきぼりにして述語が暴走してしまうから気を付けなさいね、っていつか誰かがどこかで言っていたのに。
こんにちは。みんな元気?
私はいま、このエッセイをどういうテンションで進めていくのがよいのか迷っているところ。というのも、例のごとく今私は頭が悪いんだ。ちょっと耳鳴りがする、もしくは耳の中に虫がいるので早急に寝ようと思っている。
そんな状態で書けるのか? という心配の言葉が方々から上がっているけれど、今の所ぜんぜん駄目そうなので、このエッセイは途中で空行が何個か急に現われて「実はあのあとすぐ寝たので今は次の日です」とかいう文章が挟まる可能性が85%あり、残りの25%は「さっきのフリは回収されて今は次の日です」という文章が挟まる可能性があるので、私は今日きっと途中で眠るし85に25を足したら110%なので、なんなら今すぐ寝た方がいい。
プロットの話じゃないのか?
今日は早番だったのですけれども、帰りの電車の中でこのエッセイの構成をわーっと考えていたときには、大変真面目な、脳内の読者が「ああいうのも書けるんだ!」「すごーい」「ためになった」「お礼に大きな犬をあげるよ!」みたいなことを言っていたのですけども、あれから時間が経ったので別の人間になりました。当然文章も別のものになります。
みなさん、もうすぐカクヨムコンが始まるらしいですね。びっくりしますよね。
このカクヨムコン5の作戦会議ですけれども、最初にあげたのがなんと7月9日で、驚くべき事にあれは「今から頑張るぞー」的な雰囲気を出していますが、実際には今書いている話は少なくとも2018年の12月7日には書き始めており、まーそれはカクヨムコン4の話を書くのに途中で辞めてしまったのですが、それにしても私は一年以上も一体なにを? という気持ちがなきにしもあらず。
どうしてこんなことになってしまったのか、順を追って話しましょう。これはみなさんのために書くのではないのです。いや、もちろんみなさんに「聞いて聞いてー」とやっているのは確かですが、未来の私への戒めとして。
絶対に忘れるので、ちゃんと書いておいたので、未来の私は未来においてこれをちゃんと読むように、ってこれいつかどこかで言った気がする。
何が言いたいかって言うと、プロットの話がしたいわけです。
プロット、作る人作らない人、それぞれあるかと思います。そもそもプロットってなに? とか。プロットって言うのが格好良いと思ってない? まぁ思ってるけど……みたいな自問自答もあるでしょう。私だけかもしれませんが。
しかしまぁ、私自身は絶対にプロットを作らないで書くべき人体ではあるのです。本当は。感情の獣なので(この言葉についてはいつかちゃんと定義しなければならないと思いますが、これについて説明するためには、かなり長い「たこ焼き戦争」の話をしなければならないので、今はまぁ感情で生きてるんだなと簡単に思っておいてください。詳しくいうと感情ではないのだけど、つまり理論の反対のものが集まって出来た獣と思っておいてください。獣という言葉は生き物という程度の気持ちで使っています)え? 括弧が長すぎて前文を見失った。
えーっと、そう、プロットを作らないで行き当たりばったりで書く方が、私は話がまとまるタイプなので、もうさすがに15年以上書いているとそういう性質は分かるのですが、というか多分、書いている人の半分くらいはそうなのではないかと私は疑っていますが。
みなさんがどうやって文章を書いているのか、これは一生知りようがありませんので、考えないことにして、私の場合はほぼすべてを肉感、多くは触覚に頼って書いてます。
これは雪の話を書くときに氷を触るということでも、ジビエの王の話を書くときにイノシシを解体してまだ暖かい肝臓を触るということでもなく、純粋に言葉についての話なのですが。
分かり安くいうと、ドラちゃんみたいな書き方をしているんですね、果たして分かりやすいのかこれは。ほら、ドラちゃんって四次元ポッケに手を入れてわしゃーってやって中みないで「スモールライトー!」ってやるじゃないですか。あれですね。
文章書くときに、ポッケに手突っ込んで、触って、これかなー? ってやって言葉を取り出しているだけなので、思考の挟まる余地がないのですね。イメージ的には四次元ポケットは頭の上にあるんですが、それはどうでもよくて。
文章を書く、という行為において理論的に盲目なので、形になるまでにめちゃくちゃ時間が掛かるんですね。
これは単に文章を書くということの話で、小説を書くという話はまた全く別なのですが、みんなこの話についてきてるのか、急に、すごく不安になってきた。
ともかく、調子の良いときには基本的に一発で、欲しい言葉を引き続けられるけど、悪いと映画の時のドラちゃんみたいに「アレじゃない、コレでもない」みたいな感じで、超素っ頓狂なものばっかり出てしまうし、「は? そもそもポッケに何も入ってなくない? ただの宇宙じゃない?」みたいな日が一ヶ月に3週間くらいあるわけです。
で、そういう時には眠るしか術がない。
しかし、そうなってくると、精神衛生上とってもよろしくないわけです。本当に書けるのか? 何か思い浮かぶのか、もう一生何も書けないのではないか、という不安で精神が崩壊して、長期的に臥せる、ということを過去何度も繰り返しているので、プロットは必要だと、ただそれだけを言いたかったのでした。
いや、私だってね、ものすごく時間掛ければこのエッセイだってうまくまとめるこが出来るのですよ。そうしていないだけであって、だからどうか、どうか、見捨てないで欲しい。
さて、ここまでのことをまとめると、プロットなしで書いた方が良い感じになるけど、精神衛生面を考えてプロットが必要、というただの一文なのですが。
まぁね、分かると思いますけど、私は理論的思考はほぼ一切出来ないので、プロットめちゃくちゃ大変なんですよ。
それは理論的に考える訓練をしていないからではないか、そもそも文章は理論なのではないか、という方が世界にいることは私も存知上げておりまして、それについては本当にもう「たこ焼き戦争」の話をするしかないのだけれど。
人体の違いですからね。訓練でどうにかなる話じゃないわけです。母国語の違いなので、理論思考できる人は理論が母国語なのであって、感情的思考の人間は感情が母国語なんです。
なんか同じ人間のように見えているのは、それらが翻訳可能だからで、バイリンガルもいるにはいるでしょうが、基本的には自分の国の言葉でしか物事は知覚出来ません。と、私は思っている。少なくとも感情は理論で説明不可なのね。
林檎はアップルというんだな、という知識を持っていたとしても、アップルは我々の母国語にはなり得ないですよ。永久に外国語です。
は? 何の話?????
これは、たこ焼き戦争の時に話すべきことでしたね。忘れてください。なにを言っていたのかというと、プロット作るのマジで大変!ってことです。
私は21歳の時に「この年デビューしてないのマジでやばい」と思っていた認知歪み野郎でしたが、その頃は今よりかなり冴えてましたので、構成が下手という短所をカバーするためにシナリオの学校に通っていました。
シナリオっていうの、みなさんご存じかもしれませんが、もうかなりかっちり型というか、セオリー? なんていうの、もうめちゃくちゃ理論的に整理がなされてるんですね。
起承転結の割合とか、トップに持って行くときの運びとか、何は置いても葛藤葛藤葛藤!とかね。まぁまぁ色々、勉強をしまして、その後もずっと勉強をしているのですね私は。超えらいな。
でね、小説の作り方なんですけれども。
まずプレミスを作りますね。一言でこの話はなんの話なのか、説明するってやつですね。今回ので言うと「風俗嬢がボーイを殺して廃校でひと夏を過ごす話」ですけれども。いや、本当はたぶんもうちょっと、なんだ、あれなんだけれど。
で、あとは小道具を決めますね。
小道具って、本当にすごく便利で、特に小説だと語りと情景が分離しがちになる、と私は思っているので、あと単にビジュアルあったほうが残り安いので、印象的な小道具を、ぜひ積極的につかっていきたいなと思っていて。うん。それを決めるでしょ? 決めます。
それから、これはネタ出しの時点の話ですけれども、なんか良い感じの言葉を辞書で発見しておきます。なんか、言葉。うーん。言葉としかいいようがないのだけれど。
私はさっき言ったように意味ではなく、言葉自体で文章を書くので、たぶん言っている意味が分からないと思いますが、直接使う訳じゃないですけれど、単語をいくつかバーッて書いておきます。
んで、テーマですね。テーマを、決める。
何の話なのか。
プレミスは外枠の筋の話ですけれど、テーマっていうのは内側の話ですね。変化の方向について考える。変化しない、という結論を取りがちだけれど、物語は絶対に変化はないといけないので。何の話なのか。
そうしたら、やっと構成ですね。プロット。
プロットと並行して、物語のテンションと、主人公のテンションを波線グラフっていうんでしたっけ? あのうねうねしたグラフにします。落とすところをビジュアルでわかりやすくしておくといいかんじ。
私の小説は完全に映像ベースなので、カメラ割をめちゃくちゃ気にする性質上、プロット作ったあとに、シナリオに起こしておくのが一番やりやすいのですね。台詞もほぼ書き出して、最後まで書く。漫画でいうネームみたいなコマ割みたいな、漫画書いたことないから分からないけど、そんなのをやっておく。
そしたら後はもう文章を書くだけ!楽しい!
だったらいいのにね。
最初言ったようにこれは私の見ている世界なので、人から見たらこれは妄想なのです。どこから妄想なのかは皆さんのご想像にお任せしますが、今私の手元に『アウトラインで書く小説入門』という本があることだけは確かです。ページが、開かれているな。プレミスを作ろう……なるほど。
とてもよい本なので、理論的思考が出来る方にはとてもおすすめです。
さて、ここからは本当のことなのですが(それはどうかな~?)ツイッターでも言いましたが、今回の風俗嬢の話は、プロットを全部最後までやってから書き始めました。
そもそも、草稿? みたいなものが存在して、10年くらい前にヤングシナリオ大賞というものに出したピンサロの女の子友情物語と、それとは別に考えていた「各形態で売春している女の子たちが、ティディベアになってしまったおじさんをきっかけに知り合い、死んでしまったおじさんの娘のピンサロ嬢の死の謎を一緒に解いていく」という小説を、なんか良い感じにミックスした、話のつもりだったんです最初は。
どんだけピンサロ好きなんだって話ですけれども、っていうかヤンシナにピンサロの話を出すな、って話なんですけど。これはまぁ、クドカンばっか見てたからいけると思ったんだろうな。でも結構いいとこまっていった気がする。
閑話休題。
元ネタ、というか取材みたいなことはその10年前にやった残りが結構あって、最近も結構調べてたし、プロットもまぁまぁ、良い感じに出来たので安心していた。で、先々週? くらいに10万文字くらいまで行ったんですよね。もうそろそろ佳境かな~?みたいな。
そしたらね、プロットがなかったんだよね。
なかった?
うん……なかった。
いや、なんていえばいいのかな、正しく言うなら、プロット自体は存在していたのだけれど。ほら、物語って最後をどうするか、っていうのが重要で、それを目標に色々伏線? とかなんか色々置くと思うんだけれど、つまり、この話はなんの話なのか、っていう部分ね。
うん。
それがなかったんだよ。なかったの。なんかー、ちょっと話の核心に触れるから具体的にいえないんだけどー! つまり! プロットが出来てなかったんだよ!
結末じゃないんだけど、結末に至る道筋が書いてなくて、これは私の悪い癖なんですけど、確固とした答えのない「ぼんやりとした伏線」をただひたすら量産する、みたいなところがあって、当然、それに対する解があっての物語なんですけど、そこがなかったのね。
なかったっていうか、たくさんの伏線+なんやかや=結末(結末は出来ていた)みたいな式しか出来なかったの。
でもさ、ずっと言ってるけど、私考えて文章書いてるわけじゃないから、その数多ある伏線とかも、ほぼノー根拠で出してきてるわけ。雰囲気的に役に立つだろう、みたいな感じで。
普通さは、カレー作りたいなーつってじゃがいも買ってにんじん買ってたまねぎ買ってー、って料理したり、あるいはその逆? 材料があってカレー作れるから作ろーってやるんだと思うんだけど。
私は安いからいんげん買ってー、しらたき食べたいから買ってー、肉は体にいいから買ってーって家に帰ってきて、何が作れるんだろう、と思いながら切って、焼いて、水とか入れてみて、塩とか醤油とかも入れてみて、たぶんそれくらいかな? それくらいの時に「カレー作ろう!」って思うんですよね。つまり、お話のテーマのことですけれど。
で、なんとかそのままやっていって、カレー出来たー! ってなって「これ肉じゃがじゃね?」ってなるんだと思うんですよ。でもそのころには、あれ? 肉じゃがが食べたかったんだっけ? そもそもこれは肉じゃがか? って盛り付けた皿見ながら思っているので、いつまでも小説が完成した気がしない。
いつも「できた、のか?」みたいな気持ちでいる。
まぁ、そんなことがありましたよっていう、そう。現状ですけれども、10万文字まで書いて、プロットなくね? と思って、伏線どうやって回収するんだろうと思って、ノートを10ページくらい使いました結果、前提を取っ払えばプロット出来そう! と思いプロットを最後まで書き、今は「前提を、取っ払うのか……」と思いながら、とりあえず最後まで書き進めてみよう、としているところです。
9月の末には終わるはずだったな。
あとね、プロットできない「びゃー!!!」ってやってたらこころ優しいソウルシスターがお声を掛けてくれて、私はすごく出来る気がしたのでした。わたしは幸福です。
そんでもって今日は頭が悪いし耳鳴りするから、もう寝ようと思ってたのにこんなところまで来てしまったな。ごめんね、冒頭の伏線回収できなくて。次の日に持ち越さないで最後まで書いたよ。
っていう、これは伏線の回収出来なかった、という二重の意味を持たせるエッセイなので、最初から計算してやってるんですけどね。伏線ちゃんと考えながら書いたんだよ。最初から今日のうちに終わらせるつもりだったよ。
世界は各々の脳の中にしかないからね。なんとでも、書き換え可能ですよ。
というわけで、今回はこんな感じで、なんの話だか全然わからなくなったけども、せめて11月の半ばには見通しが立っていたい! そう思っている今日このごろでした。
カクヨムコンはじまったら、ぜひ! よろしく! 読んでね!
以上! 私の妄想の世界でした~おやすみ~~~
誤字はいつの日か見直して直す~~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます