主人公がどんな人間か、様々な解釈を考えることができて面白かったです。

※ネタバレがあるので閲覧注意



















難しくて最初はよく分からなかったのですが、自分の事をアンジェラだと思っているアメリアが主人公の物語ってことですよね…?
第4話でトオルが食べ物に口を付けなかったのはトオルが幻覚だったから?
ここからは自己考察ですが、
オタクだったのはアメリアじゃなくてアンジェラで、アンジェラはいつも媚びへつらうような笑顔(にアメリアには見える)でアメリアと接していた。
アメリアは内心アンジェラを見下しつつも親友を演じており、裏では手下を操ってアンジェラをいじめていた。アンジェラがトオルと付き合い始めた事によって行動は過激化した?
下着を見つけるシーンは、アンジェラの遺言で証拠が残った箱をトオルが探していた所で、トオルはメッセージカードと下着を見て、送ったのはアンジェラをいじめていた演劇部と運動部の連中だと勘違いし、通報しようとする。しかし、アメリアは白々しくそれを制し「これだけじゃしらばっくれられて終わりだよ」と言ってトオルを騙す。
アメリアは箱に遺された自分の写真と、そこに書かれた天使の文字を見て、アンジェラの自分を疑わない無垢さに死後の願いを叶えてあげる気になり(?)、ついでに自分自身をも消す覚悟を決めた。
アメリアは言葉巧みにトオルを騙し、墓地に誘い出して殺害した?
(3話でアメリアは「ガソリンスタンドに行ってガソリンを入れたら交代して」とトオルに言っていますが、ガソリンスタンドに着いたシーンは無く、そのままアメリアは夜通し走り続けているので、既にこの時点でトオルは居ないと思われます。)
食事をするアメリアはベーコンチーズバーガーがいつもより美味しく感じて、口いっぱいにポテトを詰め込んでいます。
山に登ってロープでアンジェラの首を吊した後、何故かもう1本のロープも取り出しています。
タイトルの日本語訳は「私を天国に引き摺り下ろして」…。

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