5-4 舞台裏 前編【NOT動画】▲ィ窶ヲ縺?縺九i縺



『おっ! ラフィ! 久し?縺医?縺ぶりだな〜元気にしてたか? えっ? なヲ險?>に? あ〜そっエ繧かぁ。アイツら、俺抜きでゴーストイーターやってん縲舌Λ繧だな! ずる縲繧いなぁ。俺も後九hで見よーっと。一言くれッ遏・って? 

そう縺」縺ヲ繧だなぁ……。


コホン。



二縺」縺ヲ險?号!縺医?三縺?>?号!


豬?続縲懊↑繧?、ェ縲懶シ√??荵?@縺カ繧奇

蜈?ー励◎縺?□縺ェ?√??菫コ縺ッ豁サ繧薙§繧?▲縺滂シ縺昴s縺ェ繝倥?縺励↑縺?→諤昴▲縺ヲ縺溘s縺?縺代←縺ェ縲縺励?繧峨¥ヲ縺ョ蝎ィ縲代→縺励※縺後s縺ー繧翫∪縲懊☆縺?▲縺九j縺?▲縺九j?縺セ縺∽コ区腐迚ゥ莉カYouTuber縺ィ縺励?遶区エセ縺倥c縺ェ縺?シ滂シ縺ェ繧薙※縺ェ縲懊?縺∝?隲??縺輔※縺翫″窶ヲ窶ヲ縲ゅ≧繧?a繧阪h縲√♀蜑阪◆縺。縲腐迚ゥ莉YouTuber繧?▲縺ヲ繧よэ蜻ウ縺ェ縺?h縲コ繧貞勧縺代k縺溘a縺ォ蜊ア髯コ縺ェ縺薙→縺吶k縺ョ縲∽ソコ縺ッ縺九↑縺励>縲縺九?∽ソコ縺ッ縺雁燕縺溘■繧貞些髯コ縺ェ逶ョ縺ォ蜷医o縺帙↑縺?◆繧√↓縺後s縺ー縺」縺ヲ縺溘?縺ォ??シ続縺雁燕縺瑚?蛻?r螂ス縺阪↓縺ェ繧後k繧医≧縺ォ縲∽ク?邱偵↓讌ス縺励>縺薙→縺励h縺?▲縺ヲYouTuber縺ッ縺倥a縺溘s縺倥c繧難シェ?縺雁燕縺悟ョカ譌上?荳ュ縺ァ荳?逡ェ蟷ス髴翫↓螂ス縺九繧?☆縺?°繧峨?√&縺ソ縺励>縺代←驕?縺上?縺倥>縺。繧?s縺ー縺ゅ■繧?s縺ョ謇?縺ォ陦後▲縺ヲ繧ゅi縺」縺溘?縺ォ?ェ繧薙〒謌サ縺」縺ヲ縺阪◆繧薙□繧医♂縲懊?√b縺峨?懶シ?シ?∽ソコ縺ッ鬢碁」溘↓縺ェ縺」縺ヲ蠖鍋┯縺ョ莠コ髢薙□縺」縺溘s縺?繧医?続縲∽ソコ縺ッ蠑溘′縲舌Λ繧エ繧ヲ縺ョ蝎ィ縲代↓縺ェ縺」縺ヲ豁サ繧薙〒縺励∪縺」縺溘°繧峨?∽コ区腐迚ゥ莉YouTuber縺ォ縺ェ縺」縺ヲ繧ア繧ャ繝ャ繧帝寔繧√※縲∝?縺ウ繝ゥ繧エ繧ヲ繧貞他縺ウ蜃コ縺励※蠑溘r蜿悶j謌サ縺昴≧縺ィ諤昴▲縺溪?ヲ窶ヲ縺」縺ヲ縺薙→縺縺ェ?√◎繧後↓縺ッ譚。莉カ縺後縺」縺溘s縺?縲蠑溘r蜿悶j謌サ縺ェ繧ゅ?√○繧√※縺雁燕縺舌i縺??譎ョ騾壹↓逕溘″縺ヲ縺上l縲縺帙r鬘倥≧縺ョ縺ッ縲∝?縺ィ縺励※蠖鍋┯縺?繧搾シッ豁サ繧薙□縲縺昴l縺ァ縺?>縺倥c繧薙?縺ゅ↑縲懶シ繝シ繝ォ繧貞ョ医▲縺ヲ讌ス縺励>YouTuber繝ゥ繧、繝暮?√l繧茨シス縺阪↑縺薙→縺励※縲∫函縺阪※縺?%縺?●??シ縺ッ繧ゅ≧縺ァ縺阪↑縺?°繧会シ√??縺ゅ?縺ッ??シ縲懊>?縺ッ縺昴?繧??螂エ縺ェ繧薙□繧医?縺セ縺輔l縺滂シ溘??縺?縺セ縺輔l縺。繧?▲縺滂シ滂シゅ?縺ッ??シ?シ▲縺ィ窶ヲ窶ヲ縺?縺九i縺昴?縲√#繧√s縺ェ縺斐a繧薙↑縺輔>ァ繧ゅ♀蜑阪?縺薙→縲∽ソ。縺倥※繧ゅi縺医↑縺?°繧ゅ@繧後↑縺?¢縺ゥ縲∝暑驕斐□縺ィ諤昴▲縺ヲ縺溘@諤昴▲縺ヲ繧九??縺九i縲∽ソコ縺ョ縺薙→縺ッ繧ゅ≧蠢倥l縺ヲ縺上l縲コ縺ェ繧薙°蜉ゥ縺代◆縺」縺ヲ縲∵э蜻ウ縺ェ縺?h縲



邵コ?ー邵イ諛奇シ!!






***





「浅葱さん、大丈夫ですか?」



 トイレの扉をノックして、中でゲェゲェ嘔吐いていた浅葱さんへ声をかける。



「う、うん……ご、め……ゲホッ! ゲホッ!!」


「動画撮る前にあれだけ吐いておいて、まだ吐きますか」


「うぅ……。撮り直そうか……」


「いいんじゃないですか? あれはあれで。三号、ちゃんと締めてきましたし。多少のハプニングは必要でしょう」


「キミはすごいね……本当に。あんなもの見て……」


 

 ラフィの動画に映っていた映像。

 あれは確かに一号……兄ちゃんだった。

 


 ……途中まで、は。



 光に包まれたおかしな場所で多分ラフィに声をかけられて振り向いた兄ちゃんは、いつも動画で使っていた蟻のハーフマスクをすぐに脱いで素顔を見せてくれた。


 浅葱さんと違って、兄ちゃんは覆面系YouTuberと言いつつ「暑い!」と言ってよくマスクを外していたから素顔を見せることにためらいがない。


 でも、問題はその後だ。


 兄ちゃんの姿にはすぐにモザイクがかかって……。

 言葉も訳が分からないノイズが走って……。

 時間が経つごとに、モザイクの中の兄ちゃんがどんどん……赤く、黒く、なって。


 最後にはただの黒い塊になって、霧のように消えた……。


 視聴者さんは編集やコラ映像だと思ったみたいだし、もちろん私もそう思いたい。

 でも……浅葱さんみたいな小心者は違うようだ。

 完璧に信じ込んで、嘔吐が止まらない。

 モザイクの中でも見えているんだろうか。



「まぁ、三号は毎日がグロ画像カーニバル大感謝祭みたいなものですから」


「えっ?」


「幽霊って結構、亡くなった時の姿でうろついているんですよ。自然死ならいいんですけど、事故や事件だと……わかりますよね? 基本的に流血沙汰です」


「ううえぇ……」


「毎月、血は見てますからね」


「考えられない……」



 水を流す音と共に、浅葱さんがやつれた顔で出てきた。

 動画で使っていたライオンのマスクは床に丸まって転がっている。



「浅葱さんにはどうやって見えているんですか?」


「僕は見るのはあんまり……色や形、それと感情を感じるだけなんだ……」


「やっぱり、霊感あるんですね」


「………」



 目が面白いくらいにアッチコッチに動いている。

 もしかして、ワザとなのか?

 この人……。



「なんで嘘、つくんですか?」


「嘘、じゃ、ないんだよ……。これは、霊感なんかじゃないんだ。そうやって思っておかないと駄目だって、一号が、言って……」


「幽霊を信じるから恐怖が増してしまう、だから信じなければ良いって考えですね」


「屁理屈だけど……へへ……結構効くんだよ」


「一号さんの筋肉バカ理論もバカにできません」



 浅葱さんに肩を貸して、リビングまで引っ張っていく。

 リビングと言っても、布団が敷いてあるだけの何もない場所だ。

 三つも部屋があるのにもったいない。

 事故物件とはいえ、放っておいたら誰かに借りられるかもしれない、という理由で浅葱さんは兄ちゃんが消えた白い部屋に無理やり住んでるけど……よく住めるなぁと思う。



「とりあえず、今日の分は撮り終わりましたからゆっくり休んで下さい」


「あ、ありがとう……」


「じゃあ、三号はこれで失礼します。おじゃましました」



 浅葱さんを布団の上に寝かせて、部屋の片隅に転がしているはずの自分のリュックサックを探していたら、長いパーカーの裾を引っ張られた。



「なんですか?」


「あっ……いや、なんでもな……」


「心細いですか?」


「う、うん……。でも大丈夫だから」


「バカ素直。うそつき」


「ごめん……も、もう帰って良いよっ!!」



 気恥ずかしいのか、浅葱さんは布団を頭から被って隠れてしまった。



「仕方のない人ですね」



 昔、幽霊に怯えて泣いていた私に兄ちゃんがしてくれたことを思い出す。

 浅葱さんが寝ている布団の近くに腰を下ろして、布団の輪郭を手のひらでなぞった。

 また痩せたかな?

 あれだけ言ってるのに。




「なーんにもできませんけど、近くにいてあげます」




 兄ちゃんは私が怖がっている時、黙って傍にいてくれた。


 『恐怖に勝つのはお前自身だ! 俺にはなんにもできないけど、傍にいてやるからな。お前が怖くなくなるまでは』って。



「……三号くん」


「三号は生きていますから。怖がる必要はありません」


「あ、ありがとう……」


「でも、もしも……三号がこの瞬間に消えていなくなったら……どうしますか?」


「怖いこと言わないで!? キミ、ただでさえ素性が知れないのに!?!?」



 布団の中から浅葱さんが飛び出してきた。



「ちょっと元気、出ました?」


「えっ?」


「心配しなくても、三号は生きてますよ」


「そうだね……」


「ん?」



 浅葱さんの手が私の頬に伸びる。

 冷たい手だなぁ。

 男の人のくせに細すぎるし、骨が出っ張っているし……でも、やっぱり大きい。



「素顔、見せてくれないの?」


「イヤです、って言ったでしょう」


「そうだったね……ごめん」


「手、ひっこめて下さい」



 素直で聞き分けの良い浅葱さんの手は、また布団の中に戻った。

 


「ねぇ、もうちょっと話さない?」


「話せないことも、あるかもしれませんけど」


「それでもいいからさ。ぼく、僕は……」


「……気弱になってるだけですよ。明日からまた、がんばりましょう。三号は信じています。一号さんが無事だって」



 そりゃ、動画の中でワザと『一号さんは死にました』とか言う時もあるかもしれないけど。



「あんな雑なラフィの動画なんて、信じません」


「さ……」



 浅葱さんがまた何か言おうとしたタイミングで、付けっぱなしだったパソコンから通知音がする。

 あとで開けばいいか……と思っていたらどうやら音声フォルダだったらしく、勝手に再生を始めてしまった。


 



『Skype、しよウ?』





 それは、ラフィの声だった。




『動画の音声、翻訳してあげるヨ〜〜』



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