第7話 蒼い流星
帰り道の川沿いの道を走る。
せつなかった。ずっと。
明るい希望がやがて沸々と湧き起こり、せつなさと連動してドキドキしてきた。
蒼いラメ色の眩い無数の流星群が夜空高くに舞い降りてきた。
未来が読めそうな気分になってきた。流星のパワーがみなぎる。
身体中に重低音ビートが響く。
人のことは預言できるのに自分の未来は一切読めなかったルーディーがついに自分の未来をはっきりと予見した。
もの凄いスピードで未来が見える。
しかし捉えどころがなく、唯一記録できた未来は
『黒崎グループの門を叩くこと』だった。
全国的に有名な黒崎グループの本社は世田谷区の用賀にある。
ルーディーの住んでいる経堂からさほど遠くない。
明日の朝行こうと決意し、自宅へ急いだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます