第61話 3.5次元世界
表があれば裏がある
光があれば闇がある
光の世界があれば闇の世界もまた存在する
3次元と4次元の間に存在する3.5次元世界
4.5次元世界は存在しない
そう、この世界は特別であり特殊である
光の世界が存続を願うように
闇の世界もまた存続を願う
光が輝けば輝くほど
闇もまたそれに抵抗するかのように
あらゆる場所に姿形を変えて現れる
日常生活の至るところに闇は存在する
この3.5次元世界と闇の世界
昔から存在していた
ただ悪用できないように
銀河司令センターの人間がひた隠し
この2つの世界が知られることのないよう
厳重に管理していた
それが特別mission遂行中のある者が
ある日この世界の存在に気づき
3次元世界とこの2つの世界を
つないでしまった
そのことをまた特別mission遂行中の
ある者が気づき
出入りを繰り返し
監視に気づかれて転生終了となった
この扉を封印しようと
銀河司令センターの人間が次々と
封印を試みたが未だに成功していない
これを作った者は
相当な頭脳の持ち主であるといえる
このことから京都を
完全なる観光地帯にすることにした
京都に住んでいる住人には
国の計画で観光都市にするという話をして
1世帯ごとに補助金を支払い
引っ越しを促した
ただ一軒を除いては
そう、貴宝家の人間以外は
唯一貴宝家の人間は真実を知っている
口止め料として銀河司令センターから
永久的に貨幣を支払うことになっている
支払う代わりに条件として
子孫を残すことが義務付けられている
この石碑を永久に守るためである
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