第53話 Rei's ability

実は最近変わったことがある


前とは自分の感覚が違う感じ





人と話していると


話とは別に声が聞こえてきたり


過去のようなものがみえたり





それから転生当初からずっと感じていた


違和感がここ最近前より強くなった


ここは私の居場所ではないような感覚





修学旅行で貴宝寺に行った時に


はじめてなのに妙に懐かしい感覚がした


修学旅行以来行ってないけど


久しぶりに京都に行ってみよう


もう一度行ったら何かわかるかもしれない





夜、久しぶりに夢を見た


夢と現実の狭間のような感覚





Rito.....


?Rito ....?





特別mission


任務遂行


.....





えっ.....


ガバッ


すごい勢いで夢から戻る

 




Ritoって


先輩の弟だ


じゃあ、あの時に感じた感覚は





彼は


彼は


信じられないけど


私の.....





ドキドキが止まらない


こんなにドキドキしたのはいつ振りだろう





稀にレベルに達する前に出会うことがある


普通は気づかないが


稀に特殊能力により気づく場合がある





ドキン

 

ドキン


そういうことなの.....?





もし気づいても相手にそのことを


伝えてはいけない


もし規則を破ったら


ペナルティもしくは転生終了





ドキン


ドキン


私.....


連絡先交換しなかった





けど


もし本当に彼がそうならば.....


ドキン


ドキン



 


また


どこかで会うのかな





銀河司令センター


Miia「Kail!」


Kail「分かってる


とうとう二人接触したな」


Miia「まさかこんなことが起きるなんて」


Kail「大学も近いし


あり得るとは思っていたが


まさかこんなに早く


Ritoはあんまり分かってなさそうだが


Reiは気づいてる感じだったな」





Miia「Reiの特殊能力によるものだと思う


20才になって特殊能力のスイッチが


起動したことにより


本来の眠っていた能力が


開花したんだと思う」


Kail「それにReiのもともとの転生先は


貴宝家だしな」





Miia「あそこは代々


霊感が強い家系だから


その関係もあるんだと思う


別の場所に転生してるけど


DNAは本来産まれるはずだった貴宝家の


遺伝を引き継いでるんだと思う」


Kail「そういうことだな


あとはReiがそのことをRitoには


黙ったままmissionをすすめるしかない」


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