第7話 Seia side

昨日の朝からこの世界に来ている


Dimension Elevatorに乗って


月曜日の朝からだから


今日は二日目





昨日はなんとか初日を終えて


火曜日の今日


不思議なことが起きた


なぜか昨日はいなかったはずの女の子が


一番後ろの窓際の席に座っていた


昨日、欠席の子はいなかった





はじめは転校生なのかと思ったが


周りはそんな様子を見せることなく


過ごしていた


ということは


転校生ではないということになる





確かに昨日はいなかった


黒板を見ると


今日の日直のとこに

 

泉Rei


あの子の名前なのだろう





放課後泉さんに話しかけてみる


泉さんはびっくりしていて


それから


少し疲れてる様子だった





今までこの学校で毎日過ごしてきたようには


見えなかった

 

今日が初日という感じ





職員室に向かう時


俺の名前が分からなくて


困っているみたいだから


俺の名前を伝える


するとまたびっくりした様子で反応していた





俺が思うに

 

泉さんは


というか


泉さんも


特別missionの参加者なのではないか


っていう一つの答えが出た


だとしたらいろいろとつじつまが合う





まさかこんな身近に


同じmissionをしている人がいるなんて


普通は気づかないはず


特殊能力により気づくことがあるって


言ってたっけ?


そういうことなのか?





確か能力は20歳の誕生日まで


眠っていると言ってたけれど


とりあえずこのことは泉さんには


黙っておこう


規則では


気づいても伝えてはいけないって


なってたから


規則を破ると


ペナルティもしくは転生終了





それともう一つ


泉さんの家は


相当なお金持ちなのだろう


雰囲気から着ている服から


周りとは違った





確かにこのあたりは高級住宅地だけど


泉さんほどのお金持ちはみんな


私立の学校に通っている


彼女はあえて公立の学校に来てるのか


浮いてしまってて


少し大変そうだった  


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