殺害予告者の閉鎖病室１２１２

広は同性愛者

８月１日水曜日・

広日記『５時４０分、１０時３０分起床。早朝しばらく起きていたがそのまま眠ってしまった。入院期間も３７日となり、明日で一ヶ月と一週間になる。７月３日の退院予定日から、こんなにも入院が続き通信機器が使えずにいるのはツラい。しかし元の退院予定日から一ヶ月の、８月３日が待ち遠しい。通信機器が使えるはずだから。』

広日記『１２時３分昼食が届いたアナウンス。牛丼、ナムル、みそ汁、すいか、お茶。』

広日記『１２時２５分昼食完食』

広日記『１２時３５分昼食後の薬を配るのと検温するアナウンス』

広日記『１４時２５分成田先生が隔離室に来る』

成田「３０分程話せる時間が出来たので、８月３日に向けて色々聞きたいので来ました。レクをして活動するか、作業所でキッチリ作業するか、作業するにしても厳しいノルマあったりして厳しい場所かゆったり作業出来る場所かと、どんな所が良い？学生の時はどんな体験実習した？」

広「体験実習とは話しがそれるけど、学生の頃は「好き！」って言って他の生徒を抱き締めていたりしていた。けど逆に全くしなかった時期もあるけど、同性愛者だから良いけど同性愛者のイメージを持たれていた」

成田「なるほど。その頃から人肌恋しかったんだね。それでどうしたい？」

広「ゆっくり作業が出来る方が良い。学生の時も一日学校行ったら一日休んでいたぐらいだから体が動かない」

成田「そっかじゃあそうしよう。病状とかの理解が深い場所から、居場所を作ってあげたいんだ。という事でじゃあね」