チームの医師はいまいち
7月26日木曜日・
広日記『2時20分、10時30分起床』
広日記『10時55分私の担当の成田先生のチームの医師と思われる医師達に診察室に呼ばれる。医師達との会話が始まり、昨夜不安になり暴れたことにより、隔離の24時間開放は31日火曜日の成田先生と話すまで、変わるかどうか見通しがつかなくなり、27日金曜日に隔離の24時間開放は無くなった。その他昨夜暴れた理由から、なぜ暴れるのかの理由を聞かれた。昨夜暴れた理由はともかく、なぜ暴れるのかの理由は成田先生のチームの医師なら情報共有していると思ったが、あの感じじゃ共有していないな。そもそもチームの医師なのか定かではなかったし、もしチームの医師だとしても、(連携はいまいちだな)と思った。』
広日記『17時41分夕食が届いたアナウンス。白米、チンジャオロース、かぼちゃ、トマトサラダ、お茶。』
広日記『18時2分夕食完食。夕食前のお風呂上り過ぎ病棟内を歩き周っていた16時頃から、隔離の開放時間に変化を自ら与えることが出来なくさせてしまったのと、フォロワーからのブロ解が重なったのか、希死念慮が湧き上がり、ブツブツと「死にたい」「殺してくれ」と言いながら歩き周り、夕食後からはついに大声で「死にたい!」と連呼した。それを聞きつけた患者がナースさんに報告して、ナースさんは夕食後の薬を配る前に私に夕食後の薬を飲ました。しかし私は死にたい、誰でもいいから殺して欲しい、その思いで1212号室の隔離室を出て、「殺してくれ!」と叫んだ。隔離室前でうずくまる私にナースさんは、病室に戻るかナースステーションに来るか私に選ばせた。ついでに、とんぷく薬を飲み、私はナースステーションに入った。18時53分のことだ。ナースステーションに入る際ナースステーションの時計目が入り、時間が分かった。しばらくナースステーション内にうずくまりながら居て、私がまだ「死にたい」「殺してくれ」と言うものだから、それに20時も近づいていた為、隔離室に戻そうとする。私は抵抗する理由もないので素直に20時に隔離室に戻った。そして寝る前の薬を飲んだ。そうしてナースさんが「眠って次の日が来れば気分も変わっているはず。だから寝よう」と言った。』こうして隔離室に戻った後、広は眠る前に希死念慮についての出来事を日記に書き記し、眠りについた。そして一日が終わった。
7月27日金曜日・
広日記『9時起床。ナースさんに起こされた。そして朝食があった。ナースさんは私起こしたあと、重たい扉を閉めて去って行った。6時から20時までが隔離の開放時間のはずだ。重たい扉を押しても扉は開かない。もう9時なのに。昨夜の希死念慮で騒いだからか?私は1212号室の隔離室から出ることを許されないで、このまま出ることが出来ないのか?一応朝食のメモをして食べるとするか。パン、サラダ、ぶどう、牛乳、お茶。』
広日記『9時45分朝食完食』
広日記『朝食を食べている時に成田先生のチームの医師が私と話しに隔離室に来た。』
チームの医師「調子はどう?」
広は重たい扉の方を指さし「その扉時間になっても閉まっていた。閉めたでしょ」
チームの医師「隔離の時間は変えていない。でも昨日感情的になったんだって?」
広「死にたくなった」
チームの医師「どうして?」
広「通信機器が一ヶ月以上使えて無かったり色々あるの」
チームの医師「日記を書いているんだよね。どんな事を書いているの?」
広「何時何分になにがあったとか」
チームの医師「それなら紙に気持ちも書いて発散させると良いよ。たくさんワーと書くことで気分の発散になる」
広は会話を日記に書き記したあと、日記をこう続けた。
広日記『このように成田先生との関わりの浅い日の頃のような会話や質問や提案をされた。しかし私は今となれば紙に気持ちをぶつけても悪くないと思った。』
広日記『17時35分夕食が届いたアナウンスと母面会に来る』
広日記『竹の子ご飯、ほっけの塩焼き、炒り煮、切り干し大根の酢の物、お茶。』
海里「どうだった?隔離の開放時間は?今日でしょ?」
広「25日の夜に暴れたから、31日の火曜日に成田先生の判断に任せることになった」
海里「また暴れちゃったか…。ママは今日から関西の方の美術館に行くんだけど、泊まりでね。広の事が少し心配でこのまま行けるか心配だよ。それに台風も近づいているしさ。じゃあさ、隔離の開放時間は31日になるまで、変更されるかも分からないんだね」
広「うん。そうなるね。でも入院当初に成田先生にも言われ、今日成田先生のチームの医師からも言われたことなんだけど、今になれば紙に気持ちをワーと書いて発散させるのもありなのかなって思った。成田先生に言われた時は、その気じゃなかったけどね」
海里「ふーん。いいんじゃない。暴れたくなったらやってみなよ」
広日記『17時55分夕食完食』
広日記『18時10分夕食後の薬を配るアナウンス』
広「それと通信機器の使用の判断は成田先生のみの判断らしい。だから使わせてくれなかった」
海里「そうなんだ。じゃあそろそろ行かないと、新幹線の時間に間に合わないから今日も見送って」
広「分かった」
広日記『18時25分母美術館に行く時間が迫っている為面会終了時間まで居ないで帰宅。握手してハグして手を振り見送った。』
広日記『19時55分面会終了まで5分前のアナウンス。5分後に重たい扉は閉ざされた』
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