入院初の姉と過ごす時間
7月1日日曜日・
広日記『1時15分目覚めまた眠る。(以後起床とまとめて表記)夢を見た。SNSのフォロワーが減るのを確認するのを見てショックを受けた。』
広日記『2時58分起床』
広日記『6時56分朝食が届いたアナウンス』
広日記『7時5分隔離室に朝食が運び込まれる。パン、ゆで卵、サラダ、バナナ、牛乳、お茶』
広日記『7時40分朝食後の薬を配るアナウンス』
広日記『7時57分ナースさんが食器を片付けに来た。』
広はしばらくして眠くなり午前中から眠った。
広日記『時間不明眠くなり眠る。その後ナースさんが昼食を運び込みに来て、起こそうと、声を掛けて来るが眠いので狸寝入りをした。』
広日記『12時43分ナースさんがいなくなったので時間を確認。その後また眠る。』
広日記『13時4分ナースさんが来て「昼食を片付けしまうからね」と声を掛け、私を起こそうとするが私は眠いので再び狸寝入りを決め込む。ナースさんは食器を片付け、いなくなった。そうして私は時間を確認。13時25分もう、まともに寝れないと思い起きることにした。』
広日記『13時35分姉波音が面会に来た』
波音「暑い〜。もう夏日って感じよ。あ、広眠そうだね」
広「今さっき起きたところ」
波音「そうか寝ていたんかいハハッ」
広日記『連日母も姉も面会に来る時は外が暑い~と言って面会に来る。それほど外はもう暑いのだろう。波姉が来たあと、ついでにナースさんも隔離室に来た。そして昼食を温めてもらうことになった。』
ナース「ちょうど起きたんですね。まだ昼食が残してあるので温めれば、ご用意出来ますよ」
波音「また何も食べてなかったの?」
広「朝は食べた」
波音「そうそれなら良かった。海里から何も食べないことが多いって聞いてて心配していたんよ。じゃあナースさんお昼ご飯お願いします」
ナース「分かりました少々お待ち下さい」
広日記『13時43分昼食を食べる。白米、ゴーヤチャンプル、エビあんかけ、みそ汁、マンゴーゼリー、お茶』
波音「昨日海里から聞いたよ。家族が居れば病棟内歩けるって。だから食べ終わったら気分転換に歩き周りに行こうか」
広「うん」
広日記『食べ終わったら病棟内を波姉と歩くことになった。14時7分昼食完食』
波音「じゃあ行こうか」
広日記『14時10分病棟内に出る』
広は病室から出て右に向かうと大きな窓の前で止まり、景色を眺めた。その窓は去年の入院の時に姉波音と花火を見た窓だった。
広「去年もこの窓から一緒に花火見たね」
波音「今年もここに来るとは思わなかった」
広はこんなこと二度するとはと思い、ついクスリと笑ってしまった。
波音「笑っている場合じゃないよ」と言いながら波音は広を、ひじで小突いた。そうしていると慌てた様子でナースが近づいて言った。「土曜日曜は人員が少ないので歩かれると困ります。申し訳ないですがお戻り下さい」と言って来た。
波音「母から家族が居れば良いと聞きました。それに昨日だって母と広は病棟内を歩いたと言ってましたし…」
ナース「でも今日はダメなんです。すみません」広はこのことも日記に書いた。
広日記『波姉と去年2017年に入院した時に花火を見た大きな窓から景色を眺めた。そして私は「去年もこの窓から一緒に…ナースさんに今日はダメだと断られてしまった。わずかな時間だったが戻ることにした。14時15分隔離室に戻る。』
病棟内を歩けず残念な空気が漂い沈黙する2人
波音「歩けなくて残念だったね」
広「うん」
波音「そう言えば今日は用事があったんだ。また来れる時に来るから帰るね。またね」
広「うん。またね」
広日記『14時23分波姉は用事があった為、面会を終えて帰って行った。』
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