隔離は続けます

広日記『6月30日土曜日・3時15分一度目覚めてまた眠る

6時20分起床。平成最後の6月の最後の朝を病院の隔離室で迎えるとは思いもしなかった。昨日もだが連日母が面会時に言う為に覚えている言葉がある。「捕まらず良かった。刑務所じゃなくて良かった」という言葉だ。これは私も思ったことだし、私はなによりも見知らぬ他の精神科病院の隔離病棟に入院しなくて良かったとも思った。このように日々の出来事を日記に書くことや謝罪文作成や母との面会も間接的だが売店の買い物など、これほど早くに行動の自由を設けさせてらえたのは、とても良いことで感謝するべきだろう。隔離されたとは言えこの環境は去年2017年の一度目の身体拘束されての隔離より遥かに良いが、罪からなる自責の念で去年より精神的に来るものがある。しかしこの罪は隔離室という牢屋で償わなければならない。』

広日記『6時55分病棟に朝食が届いたアナウンス』

広日記『7時5分隔離室に朝食が運び込まれる。パン、クリームスープ、オレンジ、牛乳、お茶』

広日記『朝食後の薬を配るアナウンス』この時まだ広は食べながら先に書いた、起床時の長文を書いていた。

広日記『7時54分ナースさんが食器を片付けに来る。私は食べながら日記を書いていたので、オレンジ、牛乳は残した。』

ナース「菊川さん食器片づけに来ましたよ」

広「まだ日記も書いているし食べてもいるから待って」

ナース「食べ物は衛生的に時間経つと、片付けないといけないんですよ」

広「分かった。少し残すわ」

ナース「そうだね。ほとんど残すより今少しだけ食べちゃってね」

しばらくして回診で担当医ではない医師が来た。医師「回診です。お変わりないですか?お菓子好きなんだね。それと書き物しているみたいだね」

広は(担当でもないのに知って何になる。そしてこの隔離室で唯一出来る事はその2つしかない。だから日記を書いている訳で、お菓子は元より好きなだけなんだからね)と思いながら「うん」と返事をした。そしてこの事も広は日記に書いた。広日記『8時33分回診で担当じゃない医師が来て、こう言った。医師「…』

広は深刻な趣で日記を書き始めた。

広日記『10時10分ナースさんが来て「お母さんが成田先生と面談しているから来て」と、言われ病棟内の診察室に通された。昨日実は隔離室で成田先生と僅かに話せた時間があり、その時成田先生が30日から日中は病棟内を出歩けるように隔離の時間に開放時間を設けようと話しが出ており、日中出歩ける許可が出るのだと思った。しかし成田先生はこう言い放った。「菊川広さんの主治医の安東先生から連絡が来て、7月3日火曜日に重要な話しがあると言っていたので、それまで隔離は続けます」と。退院日がその日の予定だったが、主治医安東先生の連絡と今回の面談で恐らく入院は長引き、謝罪文の投稿も遅れるだろう。それに私の趣味のオンラインゲームも出来ず過ごすことになるだろう。主治医安東先生の重要の話しとは何なんだろう。私の頭の中には今後主治医安東先生との関係性はどうなるかなどの憶測が広まった。そしてもし、憶測通りになっても良いように私は覚悟を決めた。しかしまさか朝から、主治医安東先生の連絡一つで担当医成田先生の判断がガラリと変わってしまうなんて思いもしなかった。しかし全ては6月25日月曜日の私の行いが招いたことだ。反論する権利すら無いのだろう。今日から、今日からも隔離室から出ること無く過ごすことになるのか…。』

広日記『10時40分面談も終わり、母は本来の面会時間では無かった上に私が日記に長文を黙々と書いていた為「また来るね」と言い、母は一度帰って行った。』

広日記『12時1分昼食が病棟に届いたアナウンス』

広日記『12時4分隔離室に昼食が運び込まれる。白米、魚田楽、ししとうの素揚げ、若竹煮、じゃがいもサラダ、お茶』

広日記『12時30分昼食後の薬を配るのと検温するアナウンス』

ナースコールアナウンス「これから昼食後のお薬を配るのと検温を行います。準備の済まれた方は多目的室にお集り下さい」

広日記『12時53分ナースさんが検温等しに来た』検温し終わったナースは病室から出て行った。広はまだ食事中だった。だがすぐその後食べ終わった。

広日記『12時57分昼食完食ナースさんに食器を片付けてもらうようにナースコールで頼んだ』広「すいませーん食べ終わったんで食器片づけてもらえませんかー?」

ナースコール越しナース「分かりましたちょっと待っていて下さいね。向かいますから」14時・

広日記『14時になった。それでもナースさんは食器を片付けに来てくれない。なぜだろうと思いながら待つしか隔離室の外から一歩も出られない私はどうすることも出来なかった。それに昼食を食べている時もこうしてナースさんを待っている時も頭の中では様々なことが巡り巡ってグチャグチャとよぎって考えてしまい、落ち着くことはなかった。インターネット上での私の立場や恐らく拡散された私のあの殺害予告や、殺害予告への謝罪投稿を入院中の担当医成田先生と母はやめた方がいいと言うのはなぜだろう?あらゆる形で拡散されたのなら謝罪文も拡散させていった方が悔い改めていることをインターネット上に伝えられるのでは?なぜ謝罪文は拡散されたらマズイの?そして今後主治医安東先生との関係性はどうなるの?気になること、疑問に思うことが頭の中で巡り巡って一刻も早く退院をして私の出来ることは全てしたい。出来ないこともあるだろう。だから可能な限りの範囲で対応したい。』

広日記『14時35分ナースさんに入浴の時間と呼ばれたついでに食器の片付けを頼んだ』

ナース「菊川さんお風呂の時間です。行きましょ」

広「ナースさん、ついでに食器片づけてもらえませんか」

広日記『14時40分ナースさんに「15時から次の人の予約があるから急いで」と言われながら入浴』

ナース「菊川さーん今脱いでいると思いますけど3時から次の人のお風呂の予約時間が迫っているんですよ。だから今日はせかすようだけど早めに出て来て下さいね」

広(マジかよ)「はーい」

広日記『15時2分隔離室に戻る。戻る際ナースさんに「サッパリした?」といつものように聞かれたのでいつものように「うん」と答えた。』

広日記『15時50分まだ頭の中で気になることがあるとしたら、現在SNSを私は使用していないからフォロワーが減っていないかどうか。それと私の最後の投稿がオンラインゲームを最後にしようみたいな投稿だった為オンラインゲームを引退するような意味深な内容から退院後SNSを再開させた時にフォローを外されていてフォロワーが激減していたら、それこそ本当に感情にやり場がない。だからこそ私のインターネット上での立場やフォローフォロワーの確認と、早くの謝罪文の投稿と、入院していてさらに通信機器の使用禁止されていることから退院までSNSが使用出来ないということのお詫びの投稿を、しないといけないと思う。せめてその3つだけでもやらせてくれれば入院中の今も安心して落ち着いて生活出来るのに。なぜさせてくれないのだろう』

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