元オタクの俺が異世界行ったら最強に

影夜 陽光

第1話異世界に行ってきます

 朝起きると目の前は空だった。空だった?

ここは夢だとすぐに分かった。だって俺、家で寝てたし.....

「いいえ、違います。星野 太陽は死んだのです。じつに悲惨でしたね、まさか17歳で死ぬなんて......」

とてもきれいな声だった。目の前にはテレビですら見たことない、

かわいい女の子がいた。

 というか今、俺の考えてること読みとった?

「まあ、そういうことになりますね。だって私、神ですし。」

 そうか、この子は神だったのか......は?意味が分からん。そもそも、なぜ俺は死んだんだ?

「あ!ごめんなさい。言うの忘れてました。星野さんは私の雷撃が誤って当たっちゃったんです。だから死にました。しかし大丈夫です。なぜならあなたを転生させるからです。異世界に。」

「は??雷撃??ちょっとまてよ。異世界って魔法あんの?そもそもなんであんた神なのに一般人巻き込んでるんだよ。」

神は驚いてるようだ。どうしたんだ?まさか怒らせちゃったか?それはやばい。早く謝んないと.......

「星野さんって喋れたんですね!」

「そこかよ!!.......まあいいや死んじまったのは。特に未練なんてないしいまさらどうでもいい。それで、異世界転生ってどうゆうくと?」

「その言葉通り異世界に転生させます。本当はこうゆうのダメなんですけど罪滅ぼしです。異世界にはもちろん魔法があります。なのであなたには...」

「なに?ラノベっぽく聖剣くれたり、全能力最強にしてくれるの?」

「いえ、元オタクの星野さんにはアニメとかで魔法をいっぱい見てて知識だけはありそうですから、想像だけで魔法を作り、固有魔法として使える最強の創造魔法をさしあげます!」

は?そんな......なんてことだ。自分で想像するなんてめんどくさすぎる。

「おい、俺は考えるの苦手なんだけど...」

「では。いってらっしゃ~い!!」

マジかよ。ありえねーな、あの神。あんな神いてたまるかっての。


―———


風が俺の頬をなで、目を覚ますと周りは森だった。すると脳内に言葉が

ひびいた。

「はい!かーみでーす!無事に転生できたようですね。では魔法の使い方を

説明しますね。」

「あっ!てめえ、勝手に異世界に送りやがって。!ふざけんな!」

「おっと、言葉遣いが悪いですねー。そんなことしてると天罰という名の雷撃を

くらわせますよ。」

「はい。すいませんでした.....」

「そんなわけで魔法の使い方ですが.......まず強く、使いたい魔法を想像してください。そして好きなように呪文を唱えてください。」

「そうしたらどうなんの」

「以上です。」

「へ?」

「だから以上です。それで、魔法が使えるようになり、大半の相手に勝てます。

さて、ではやってみてください!」

こいつは、言うことを聞かないと頭から離れてくれないだろう。では始めるとするか。

俺はしょうがないから好きなアニメを思い出し妄想、もとい想像を行う。

 光をも飲み込む漆黒の炎がすべてを破壊する魔法を想像....そして唱える

全ての神をも喰らう漆黒の焔ブラック・ラ・ヴォス

手を出すと本物の漆黒の焔が飛びでる。そして森の中に消えてった。

「おお!こいつはすげぇ!まじで想像どうりだ。.......ん?」

何かいま鳴き声が......

「あっ。いまのドラゴンの中でも最強の種族の黄金竜ですねー」

「は!?マジかよ。おい、神。なんとかしてくれ、できるだろ、お前なら。」

「えっと......じゃあ、頑張ってくださいね。一度創造した魔法は

またいつでも使えるので。ではまた後でなんかあったら呼んでください」

「おい、ちょとまて。まさか帰ってるなんてことないよな.....おい、

なんか反応しろよ。.......マジで帰ったのかよ。駄女神だな。」

そして、黄金竜がどんどん近づいている。

 相手はあのドラゴンの最強種族。そしてこっちは最強の創造魔法を持っている。さて、勝てるか?答えは否。勝てるわけねえ。

どうやら俺は異世界で死ぬらしい。

 あれ、ちょっと待てよ。これって召喚魔法使えるんじゃね。

どうせ死ぬんだったらやってみる価値はあるよな。よし!

破壊と創造を司る究極生命体を切り刻む闇をまとえし邪剣を想像して

召喚魔法 「永久を断罪する邪剣ヴァルイズ・ノヴァ

 俺はもともといた世界で剣道部だった。理由はもちろん親にやれと言われたからだ自分から進んでやるわけない。だけど、全国優勝したけど.....

よし邪剣がでたな。あとはこれで黄金竜を切り刻むだけ......って

重すぎるだろこの邪剣。こんなん持てねえよ。

そうこうしているうちに黄金竜が現れた。やべえよ、まじやべえ。あっいい考え

思いついた!まずヴァルイズ・ノヴァを量産。そして

ヴァルイズ・ノヴァが飛び交う想像をして......

攻撃魔法 「斬空」

 この魔法はヴァルイズ・ノヴァが飛んで自由自在に操れる、サイコキネシスの

ようなものだ。ヴァルイズ・ノヴァが黄金竜に突き刺さる。よっしゃ!これは勝ったな。そして倒れた....が死ななかった。黄金竜が敵を見つけたそうだ、それはこの俺、星野太陽。

 黄金竜が火を噴いた、と同時に俺は創造魔法を使う

「アルティメット・ウォール」

簡単な想像だったので破られるかと思ったが、それは杞憂だったらしい。

火の威力がやがて収まり、防御を解除する。その後すぐに黄金竜の開いている口にヴァルイズ・ノヴァを何本も入れて体内を切り刻む。さすがに体内は斬れたようで、黄金竜は低く轟く呻き声を上げ、死んだ。そして

「やりましたね。星野さん、黄金竜を倒すなんてすごすぎます!!

これでドラゴンスレイヤーですね!ではその黄金竜、食べて下さい。」

駄女神が現れた。しかもこいつを食べる?なに馬鹿な事言ってるんだ?

「おっと、私についてなんか文句あるんですか?」

「いいえ。なんにも。」

こいつを食わなきゃ雷撃か.....。全ての神をも喰らう漆黒の焔ブラック・ラ・ヴォスで黄金竜を焼き、ドラゴンの焼肉を食う。

「うっめぇ!これ、本当うまいな。」

ドラゴンの焼肉はジューシーで歯ごたえが絶妙でとてもうまい。

「でしょ?だからいったのよ。ついでに頭の中で「ルッド」と唱えてみて。自分の

ステータスが見れるわよ。」

「OK」

頭の中で「ルッド」と唱える。すると自分の前に


星野 太陽〔17〕

男  レベル999

パワー78687000

魔力95677000

防御98443000

素早さ68799000

幸運度56768000

固有魔法 最強の創造魔法


と現れた。あれ、おかしくないか?魔法は分かるけどなんでこんなにほかのやつも強いんだ?

「そんなの黄金竜を食べたからに決まってるじゃないですか!相手を食べると

成長できるんですよ。そして、黄金竜はまだ残っています!さあ、全部食べちゃってください!」

その後、全部食べたあと「ルッド」と唱えると


星野 太陽〔17〕

男 レベル???????

パワー99999999999999

魔力99999999999999

防御99999999999999

素早さ99999999999999

幸運度99999999999999

固有魔法 最強の創造魔法


何もかもがカンストしてしまった。レベルにかんしては測定不可能って......。

「すいません。私も人外になるとは思いませんでした....。」

「えっ!?人外ってどうゆうこと?」

「いえ、正式には人間なんですが.....なんかもう人間の域をこえてしまってます。」

そんなわけで、俺は異世界で最強になった。

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元オタクの俺が異世界行ったら最強に 影夜 陽光 @kageyaharumitu3

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