第2話 委員長と同居生活始めました
「ただいま」
「お邪魔します…。っていうか俺なんかが来てよかったの?」
ご両親と対面するときにどんな顔していればいいのか、今からガクブルである。
「この家ね、私しか住んでないから気にしなくていいよ」
え?この広い家に一人で住んでるの?両親は?
「両親はどうしたの?」
「うちの両親ね。海外に基本いて日本になんて滅多に帰ってこないんだ…。だからこの家あたたかみが感じられないんだよね…」
そんな彼女の顔はどこか悲しそうであった。
「そっか…、でも今度からは違うね。俺が一緒にいるから」
自分でも何恥ずかしいセリフを言っているんだと、赤面してしまった。
「ふふふ、ありがとう。だから亜希君大好き///」
そんな、満面の笑みで言われたら抱きしめたくなっちゃうだろ
「さてと、夕ご飯にしようか」
「よろしく、お願いします」
「できるまで、ゆっくりしててね」
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらって…」
「ふふんふ~ん、亜希君と同棲生活~。もっともっと好きになっちゃった///。私の愛を受け止めてくれるよね~><」
私は、冷蔵庫から真空の容器に入った血を亜希君の料理にまぜ飲み物に唾液を少量くわえてか~んせい。
「亜希君、ご飯できたよ~?」
「はーい」
「「いただきます」」
俺は、ハンバーグを橋で一口大に切り分け口に運ぶ
「うまい…、うまいよ美月さん」
「よかった。それと、美月って呼んで」
「いや~、ちょっと、恥ずかしいといいますか…」
「よんで…」
うわぁぁ、眼のハイライトが消えている…
「ごめんって、み、美月///」
「う、うん。いいよ///」
あ、甘えー。なんだよ、新婚生活みたいだなおい
その後、バクバクと食べ進めていった。
「ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
「すごくおいしかったよ。美月の旦那さんになれる人は、毎日幸せだね」
「そ、そう?///。でも、その幸せ者は亜希君だよ?///」
幸せ者か~。
って、え?も、も、もしかして今、プロポーズされた?
いや、ない…よね?
「あっ、お風呂先に入ってきて」
確かに、女性が入った後に入るのは、怪しまれそうだからね。ありがたく先に入らせてもらおう。
「じゃあ、お先に…」
ふう…、なんていうか。あのハンバーグも鉄の味が少しした気がするな…
もしかして、鉄分豊富なものを入れてくれたのかな…ありがたい、限りだ。
ガラガラガラ。
「一緒に入ろ?」
そこには、タオルすら纏っていない美月がいた。
「ちょ、なんで今入ってきてるの?せめて、タオルくらいは///」
ああ、我が愚息子よ…わかるが今は収まってくれや。
「あっ///、そんなに刺激が強かった?///」
「あたりまえだよっ、男子高校生をからかうもんではありません。男はみんな獣なんだよ?襲われちゃうよ?」
「亜希君になら…、いいよ///」
「やった~。じゃなくてっ。そうやってからかっちゃダメだって///」
「そろそろ、それをどうにかしない///」
あっ、そうでした。
「ごめんね…、ちょっとの間こっちを見ないでおいて、収めるから」
「う、うん///」
あいえー、こっち向かないって言ってたのに、ガン見してるやないですか…
「あのー。見ないでいただきたいのですが…」
「大丈夫、そのうちこれが中に入るんだから///」
とお腹をさすりながら言ってくる
「生々しいよっ!!やめて!!!」
「恥ずかしがらなくていいんだよ?」
「そんな。無茶な…」
「うっ…のぼせた」
「はい、お水」
「ありがとう」
ごくごくと、一気飲みしていく
「あたまいて~」
「さてと。もう寝よっか」
「そうだね、で俺はどこに行けばいい?」
ぱっとみ、ベットが一つしかないのでどうすればいいのか尋ねると
「一緒に寝るに決まってるじゃん!!」
もう、俺は疲れたよ…
「わっかったよ、早く寝よう」
「うん♪」
お風呂で、疲れすぎてぐっすり眠った。
「可愛い、寝顔だなぁ…。食べちゃいたい」
ふふふ、少し舐めるくらいならいいよね?
ぺろっ、おいしい。キスもしたいところだけど、それは起きているときにしようかな。
そろそろ、進学か就職か決めないといけないからな~どうしよっかな。
亜希君の、お嫁さんって書こうかな
うーん、なんか顔を何かが這っているような感じがする。
薄目を開けてみると、美月が俺の顔を舐めていた。
なに?俺のお嫁さん志望なの?うれしいだけど、少し怖いな…
高校卒業と同時に結婚、そこから子供産んで育ててそう…、そんな将来像が見える。
浮気の疑いがかかったら即殺されるんだろうな…
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