第3話 ライダーの技術

「おっ、来たな。あれから練習したか?」

「ええ、毎日5本ほど走りました」

「よし、では、俺が先頭を走るから、それに続いてくれ。達也くんは取り敢えず最後尾で頼む。様子を見て、走る順序は変えよう」

 登り道を真一を先頭にして、走り出す。

 達也は今度は多少の自身はあった。少なくとも置いてけぼりにはならないだろうと思っていた。だが、その自信は木っ端みじんに吹き飛ぶ。

 前回と同じように、コーナーを回る度に前のバイクとの距離は離れて行く。

「くっ、くそっ」

 焦った達也はアクセルを開けようとしたが、この前の転倒の事を思い出し、アクセルを開ける事を躊躇う。

 達也は、かなり離されて峠に着いた。

「おっ、今日は速かったな。この前より大分速く着いたぞ」

 啓太郎が、言っている。

「達也くん、かなり練習したようだな。今日はかなり速かったぞ」

 真一にそう褒めて貰うが、返って実力差を感じてしまう。

「いえ、練習不足を痛感しています。自分では、それなりに付いて行けると思ったのに…」

 達也の正直な感想だ。

「水曜日から3日じゃないか。それで、付いて来られたら、俺たちは身も蓋もなくなるぞ」

「確かに、啓太郎の言うとおりだな」

「まあ、こう言うと何だが、真一はピカ一の腕だ。友人の俺から言うのも何だが、プロでも通用するんじゃないかと思っている」

「啓太郎、それは言い過ぎだろう」

 真一も言われて、悪い気はしないのだろう。

「いや、事実だ。そうだ、下りは真一の後ろを達也くんに走って貰えばいいんじゃないか。彼の勉強にもなるだろうし。真一は、ちょっとゆっくり走ってやれ」

「そうするか、達也くんはそれでどうだ?」

 真一の後ろを走れるなんて思っていなかったので、達也はこの申し出を辞退する事は考えられなかった。

「お願いします」

「それじゃあ、いくぞ」

 真一がスタートするとそれに続いて達也もスタートする。

 真一のライディングは後ろから見ると身体を右に左に移動させ、華麗にバイクを操っていく。

 あれでゆっくりなのだろうか。達也は必死になって真一に付いて行くが、真一は余裕なんだろう。

 そして下の山道の入り口に到着する。

「どうだった?」

 真一が聞いて来た。

「凄いです。コーナーリングが、とてもきれいでした」

「ははは、それはサンキューだな」

 今度は啓太郎が言って来た。

「達也くんのライディングは、上半身は傾いているけど、腰が入ってないんだ。それじゃ、バイクが曲がらないぞ。すると、コーナーごとに速度を落とすしかないから、速くならないんだ」

 後ろから付いて来た啓太郎が、達也にアドバイスをしてくれた。

「腰が入る」と言う言葉を聞いて、達也は何だか運動部みたいだなと思った。

「運動部みたいですね」

「バイクだって、スポーツだ。ある意味、運動部と同じようなもんだ」

 達也は真一から腰の入れ方についてその場で指導して貰う。

「よし、同じようにして、登り行くぞ」

 再び真一を先頭に、次に達也の順序で、登り道を登って行く。

 バイクの練習が終わったら、再び叔父の所で、バイトをするという日課になった。


「達也、お盆だけどな、また、スズキの工場で仕事だ。お前はどうする?」

「どうする?」とは、バイトに来るかという事だろう。もし、初盆とかだとバイトも来れないが、今年はそんな事はない。

「バイトに来るよ」

 もしかしたら、また上田に会えるかもしれない。そしたら、何故この工場に居るか聞いてみたい。

 バイトだと言っていたが、ライダースーツを着て行うバイトってどんな仕事なんだろう。

 まさか、ファッションモデルなんて事はないだろう。第一、あいつはモデル体型ではない。

「それで、3日間、向こうでは泊りになる。達也もそのつもりで来てくれ」

 叔父からは妹である達也の母に連絡は入っているだろうが、達也からも一応言っておく必要があるだろう。

 そう言えば、最近、母と会話した記憶がない。


 達也は、叔父の運転するバンに乗り、スズキの相良工場にやってきた。

 工場内の設備改良工事とかいう仕事をやるらしい。

 前に御前崎の駐車場で上田に会った時に、上田はこの相良工場に来る途中だと言っていた。

 上田はここで、何をしていたのだろうか。

 達也は、何気なしに窓の外に目をやるとテストコースが目に入った。そのコースを周回しているバイクが目に入るが、それはシルバーのカタナで、乗っている人物はライダースーツを着ている上田だと分かった。

「上田だ。あいつは、何故、こんな所を走っているんだ」

 高校生が、企業のテストコースを走れる理由が分からなかった。

 上田のカタナは時々、コースの上から見えなくなるが、それもちょっとの時間で再びコースに出てくる。

「何をやっているんだ。何かのテストか?」

 達也は上田のバイトというのが気になった。


 昼になると、上田のバイクもコースを走っていない。

「よし、昼にするか」

 叔父が言うが、今日は弁当を持って来ていない。

 達也は黙って叔父を見ると、達也の疑問に答えるように叔父が言った。

「今日はここの食堂に弁当を用意してある。そこで飯だ」

 叔父やその仲間と一緒に食堂に行くと、冷房が効いた部屋に、弁当があった。工事関係者はその弁当を取って、空いた席で食事にしている。

 達也も叔父と向かい合って席に着いた。

 弁当を食べていると、Tシャツ、短パン姿の上田とスズキの作業服を着た大人たちが食堂に入って来た。

 その人たちも弁当を取り空いた席で、同じように弁当を食べだした。

 工事関係者とは世界が違うようで、同じ部屋の中に居ながら、まるで見えない壁があるような位置関係になっている。

 達也が上田の方を見ていると、叔父はスズキの関係者を見ていると思ったのか、話をしてきた。

「あの人たちは、ここで開発をしているんだ。テストコースが見えただろう、あそこで試験をしているのさ。お盆で、他の従業員が休んでいる時でも、開発しているなんて大変だな。

 だけど、達也も出来ればここに入れよ。なんたって、一流企業だからな」

 職業選択の自由があるからといって、おいそれと入る事は出来ない。向こうだって選択の自由があるからだ。

 もちろん、達也も出来れば地元で車やバイクを作っているスズキに入りたいとは思っているが、成績も真ん中の達也にとって、どう転んでもスズキは高嶺の花だ。

 弁当が終わった達也は、お茶を飲みたいと思い、やかんに入れてあったお茶の方に近づいた。

「おい、川杉」

 後ろから声を掛けられた。

 こんな所で達也の名前を知っている人物は一人しかいない。

 達也は振り向くと、そこには上田の顔が目に入った。

「上田」

 達也も上田に返した。

「今日は、ここでバイトか?」

「ああ、そうだ。上田もここで仕事か?」

「まあな」

「明くん、知り合いか?」

 上田の横に居る作業服を着た男性が上田に聞いている。

「ええ、クラスメートです」

「おお、そうなんだ、高校生のバイトか。それは大変だ」

「いや、俺も同じようなもんですから」

「明くんは、契約じゃないか。バイトとは違うだろう」

「まあ、そうですが…」

 達也は「契約」という言葉に引っ掛かった。

 高校生で「契約」とはどういう意味だろう。上田に聞いてみたい。

「上田、頼みがある。今度の土曜日の朝5時、この前の山道の入り口に朝5時に来てくれないか。今の事とかについても聞きたい事があるんだ」

 上田は、困ったという顔をしたが、達也の申し出を拒否する事は無かった。

「分かった、朝5時だな」

 そう言うと、上田はまた作業服の男性たちと話をし出した。


 約束の土曜日、朝4時半に達也は山道の入り口に居た。まだ、真一さんたちも来ていない。

 15分ぐらいすると、啓太郎さんと裕子さんがやって来た。

おはようございます」

 達也の方から声を掛けた。

「ああ、おはよう」

「おはよう」

 啓太郎と裕子が達也に答えてくれた。

「達也くんも練習しているんだって、啓くんから聞いて、私も来ちゃった」

 裕子はいたずら好きな小悪魔な感じで話しかけて来た。その態度に達也はドキッとしてしまう。

 もしかして、こういう態度に真一は嵌ったのかもしれないと思った。

 5分程すると真一や他のメンバー3人も来た。

「よし、揃ったな。ではこの前と同じように走るぞ。裕子は最後尾で達也くんの後ろを走ってくれ」

 真一が指示を出した時だ。腹に響く重低音を響かせてカタナが来た。

 そのカタナを見て、真一たちが固まっている。

 相変わらず、Tシャツ、短パンの上田はカタナから降りるとヘルメットを脱いだ。

「おはよう」

 無理やりフレンドリーと言った感じで話しかけて来た。

「何の用だ」

 真一は上田の挨拶に答えずにそう聞いた。

「真一さん、彼は僕のクラスメートで『上田』と言います。僕が上田に着て貰いました」

 達也は、これまでの事を真一たちに話した。

 上田は困ったという顔をしていたが、達也の話を黙って聞いている。

「それで、何故、上田はススギの工場に出入りしているんだ?相良でのテストコースでは、一体何をしているんだ?」

 達也が、ややきつめな聞き方をする。

 上田は困ったという顔をしている。

 その質問には真一たちも興味があるようで、こちらも黙って聞いていた。

「俺はスズキの契約テストライダーなんだ。新しいバイクの開発に携わっている。相良はそのテストだった」

「それはカタナなのか?」

「そんな事は言えない」

「その、お前のカタナは?」

「これは試作機だ。市販とはいろいろと違うが、そこについても言えない」

 上田の言葉に全員が固まってしまう。

 上田は全員を見渡すと、疑問が晴れたと思ったのか、達也に向かって言って来た。

「それで、用事が済んだら、これで失礼する」

「あっ、待ってくれ」

 上田の言葉に反応したのは真一だった。

「何か?」

「俺たちと走ってくれないか。登りと下りの1本でいい」

 真一は、テストライダーと名乗った上田の実力が知りたいのだろう。

 その気持ちは、この前の達也と一緒だ。達也も真一の気持ちが理解できた。

「分かった、1本だけなら」

「では、先頭を走ってくれ。俺たちはその後ろを走る」

「峠まででいいんだな。合わせる必要はあるか?」

 上田の「合わせる必要はあるか」は真一のプライドを傷つけただろう。いや、この場にいる全員のプライドを傷つけたに違いない。

「いや、合わせて貰わなくても結構だ。走りたいように走ってくれ」

 真一は心の奥底では頭に来ているかもしれないが、口からは冷静な言葉を吐いた。

「了解した。では行くぞ」

 上田はカタナを発進させた。それでも山道の下の方は意外と直線が多いので、カタナが全力を出せば、ここで簡単にブッチぎる事が出来ただろうが、上田はそれをしなかった。

 山道のワエンディングに入ると、カタナが左右に傾き出すと同時に、山道を登って行く。

 真一も必死になって追いかけるが、カタナはあっという間に視界から消えた。

 もちろん、達也からはどうなっているか分からない。

 達也と裕子はカタナにも真一たちにも遅れて峠に着いた。

「よし、全員が揃ったな。今度は下りだ。上田くんと言ったな。悪いが今度は俺が先頭を走らせて貰いたい。

 もし、出来るなら、俺を抜いて貰って構わない」

 上田はこの言葉に答えずに、頭を上下させた。

 真一が出発して上田のカタナが発進した。啓太郎や達也たちもそれに続いた。

 下りなら馬力より軽さが物を言う。真一もカタナのような大型バイクではこの山道を抜けないと思っての発言だ。

 だが、上田は、対向車が来ない事を確認したうえで、真一を外側から華麗に抜いていった。

 山の下に着いた上田は、そのまま帰って行った。

 真一たちの驚きは、いかほどだったろう。

 真一が思いを寄せる裕子も来ているのに、真一はまったくいいところを見せていない。

 それどころか、カッコ悪いところばかりだ。

「一緒に走って欲しい」と、言いつつ勝負を挑んで負けたのだから。

 それは、真一自身が一番分かっていた。

「真一…」

「真くん…」

 啓太郎と裕子が声をかけるが、真一は遥か彼方を見たまま、何も言わない。

 フルフェイスの中で、泣いているかもしれない。

「今日は帰るわ」

 真一はそれだけ言うと、CBRで走って行った。


 次の水曜日、朝練の日だ。真一は来るかなと思ったが、達也が朝4時半に山道の入り口の所に到着すると、既にバイクの音がする。

 達也が待っていると、山の上からCBRがやってきた。

「おはようございます」

 達也の方から声をかけた。

「おはよう」

 真一は何も無かったように挨拶して来た。

「真一さん、早いですね」

「この前、達也くんのクラスメートに敵わなかったんで、もう少し練習しようと思ったんだ」

 啓太郎からプロ級と言われている真一が簡単にブチ抜かれたのだ。今の真一はプライドがズタズタのはずだ。

 だが、真一はそれを認め、練習をするという。達也はそんな真一を素晴らしいと思った。

 だが、女性目線ではどうなのだろう。真一は素晴らしいが、裕子さんは真一さんと付き合っている様子はない。

 そももそ、真一、啓太郎、裕子はどんな関係なんだろう。

 その疑問を真一に聞いてみた。

「啓太郎は幼馴染で、小学校からの連れなんだ。裕子は中学の時の同級生かな」

「中学の時の同級生の女子で、そのまま続いているんですか?」

「いや、中学の頃なんて話もした事がなかった。再会したのは自動車学校でだ。俺たちがバイクの免許を取りに行っていた時に、裕子が車の免許を取りに来ていたんだ。

 俺たちがバイクの免許を取りに来ている事を話すと、裕子もバイクに乗りたいと言うので、車の免許を取ってから、そのまま自動二輪のコースに入ったという訳だ」

「それで、真一さんたちのグループに居るんですね」

「まあ、そういうところだな。だけど、女性だと400は取り扱いが難しくて、自動車学校からも最初は小型でと言われたらしい。だけど、本人も最低中型と言っているので、そこは頑張っているんだ」

 裕子はたしかに華奢な身体をしている。それを見ると、中型バイクはたしかに大きいが、男性でも華奢な身体つきの上田だって、1100のバイクに乗っている事を考えると、裕子が400に乗れないのは偏見のように感じてしまう。

 二人でそんな話をしていると、他のメンバーも集まって来た。

 その中には信二と裕子も居た。

「信二、お前も来たのか?」

 達也が怪訝な顔で信二に聞く。

「俺が来たら悪いか」

 朝なのか、信二が不機嫌に答える。

「この前、達也くんのクラスメートの上田くんだったっけ、彼の事を話したら、信二も来るとか言ってな」

 真一がフォローしてくる。

「達也、何故、上田の事を黙っていた?」

 信二がやや不機嫌そうに聞いてきた。

「上田から黙っておいてくれと頼まれたんだ」

「だからと言って、本当に黙っているなんて酷いじゃないか」

「約束を破って、ペラペラと話す方が悪いだろう」と、思ったが、達也は何も言わなかった。

「よし、行くか。すまないが、啓太郎が先頭を走ってくれ。俺は最後尾に付く」

 急に振られた啓太郎はちょっとびっくりしていたが、「分かった」と言っただけで、真一の指示に従った。

 Z400が先頭になって、山道を登って行く。

 それに続いて、達也たちもスタートしたが、真一が先頭ではないからだろうか、いつもより遅く感じられる。

 時々、バックミラーに信二のCB125と色違いの裕子のCB125が写るが、どちらも付いてきている。

「やはり、山道は排気量の差ではないのか?だとしたら、上田の技術は、そんなに上なのか?」

 達也の頭の中には、様々な疑問が浮かぶ。

 峠には全員が、ほぼ同時に到着した。

「啓太郎、手を抜いただろう」

 啓太郎に真一が言っている。

「いや、前を逃げて行くヤツがいないと、俺の実力はこんなもんだ」

 達也はその言葉を聞いて、本当は啓太郎の方が真一より速いんじゃないかと思う。

 啓太郎は真一を友人と思い、真一を立てているんだろう。そしてそれは、裕子の事もそうなのかもしれない。

 啓太郎も裕子が好きなんだろうが、真一が裕子の事を好きだと知って、真一に気を使っているではないだろうか。

 啓太郎にすれば、真一と裕子とうまくいっている、この時間が最良の時間である事を知っているんだろう。

 そう考えると、啓太郎の優しさが理解できる。

「下りも同じで行こう」

 再び、真一が指示した。

 啓太郎を先頭に山道を下って行くが、こちらもほぼ同時に到着する。

「啓太郎、どうだ?」

 どうだと聞かれた啓太郎もあまりにも抽象的な質問だったためか、答えが出て来ないようだ。

「あ、ああ、まあ、こんなもんだろう」

 絞り出すように言った言葉がこれだった。

「そうか、啓太郎は追いかけるタイプだな。では、今度は俺が先頭を走ろう」

 峠で啓太郎が言った「前を逃げて行くヤツがいないと、俺の実力はこんなもんだ」という言葉を真一はもう一度、啓太郎に言わせたかったらしい。

 達也には、真一の質問の主旨を理解した。

 真一は悪い人間ではない。優しさもあり、友人思いなのだろう。だが、その仲間の中でもリーダーに成りたがる傾向が強いのではないか。

 リーダーになれば、仲間の面倒は見て貰えるので、そこに居るのは居心地も良い。

 だが、所詮、お山の大将でしかない。片や、上田はバイクでも仲間を組もうとしないし、テストライダーであっても、それは仕事の中の歯車であり、スズキの技術者と同調して良い製品を作り上げるという目標はあっても、一緒にやっている仲間はあくまでも仲間という枠からはみ出た対応はしない。

 一匹狼のようだが、協調している感じだ。

 啓太郎はどうなんだろう。

 達也は啓太郎とは、余り会話をしたことがない。

 だが、啓太郎はバイクの事をアドバイスしてくれたりした。それに、ツーリングの時でも、最後尾を走ってくれた。

 御前崎に行った時も、真一はライダースーツを最後まで脱がなかったが、啓太郎は暑いからと言って、上半身ライダースーツを脱いで走った。

 真一は真面目だが融通は利かないタイプなのに対し、啓太郎はそのあたり融通が利くのだろう。

 そう考えると裕子は真一より啓太郎の方が好きなんじゃないだろうか?

 だが、二人は真一に気兼ねしているのではないだろうか。

 達也はそんな事を考えてしまう。

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