第2話 カタナのライダー

 ツーリングに行った翌週からは夏休みだ。達也は、この夏もバイトをしてガソリン代や車検代を捻出する必要がある。

「おい、達也、夏休みはどうするんだ?」

 信二が聞いてきた。

「叔父さんが、電気工事店をやっていて、夏場はエアコンの取り付け工事で忙しいから手伝いに来いって言うから、そっちでバイトかな。信二は?」

「ああ。俺は郵便局で配達のバイトだ」

「郵便局は安いだろう」

「だけど、高校生を使ってくれるような所って、そこぐらいしかないから。俺も金を溜めて400が欲しいからな」

「俺もCBRかZ、それかRZが欲しいけど、贅沢言えないし」

「XJで十分だよ。少なくとも400に乗っているお前を見ると、俺は羨ましいぜ」

「まあな」

 そう言われても、やはり欲しい物は欲しい。


「ピンポーン」

「はーい」

「浜松電気工事です。エアコンの取り付けに来ました」

「ちょっと、お待ち下さい」

 マンションの玄関から、インターホンに話しかけると、女性の声がした。

「ガチャ」という音と伴に中から扉が開くと、声の主の女性が出てきたようだ。

「ご注文いただいた、エアコンの取り付けに来ました」

 叔父が応対に出た女性と話をしているが、達也は叔父の背中の後ろにいるので、その女性を見る事は出来なかった。声からすれば、若い女性のようだ。

 そう言えば、今日は土曜日で普通の会社は休みのはずだ。

 叔父の電気工事店は、エアコンの取り付け依頼で、この時期はなかなか休みもないらしい。

 叔父に労働基準法違反とか言うと、

「稼げるときに稼ぐ、そうじゃないと、俺らみたいな零細企業は、やっていけないからな」

 と、現実的な答えが帰って来る。達也としても、休みになればバイト代が貰えないので、出来れば働いていたい。

 屋内の取り付け位置と室外機の取り付け位置を確認して貰い、設置作業にかかる。

 達也はその時、初めて女性を見たが、見たことがある人だ。だが、声を掛けて来たのは向こうからだった。

「あっ、達也くん」

「あ、裕子さん」

 そう言えば、裕子さんの上の名前は聞いていなかった。

「ここは、裕子さんの家だったんですか?」

「そうよ、まさか、達也くんが来るとは思わなかったな。バイトしてるの?」

「ええ、そうです、叔父の電気工事店でバイトしています。バイクには金がかかりますから」

「へー、感心ね。信二くんもバイトしてるの?」

「信二は、郵便局で配達のバイトをしています」

「二人とも凄いわね。私が高校生の頃なんて、バイトなんて考えられなかったわ」

「おい、達也、さっさと取り付けるぞ」

 裕子さんと話をしていたら、叔父から注意された。

 エアコンの取り付けが終わり、叔父が裕子さんから伝票にサインを貰っている。

「それでは、これで失礼します」

「はい、ありがとうございました。達也くん、また、ツーリング行こうね」

「はい、その時は、よろしくお願いします」


 叔父のバンに乗り込むと早速、叔父が聞いてきた。

「あの人は、達也の知り合いだったのか?」

「先週、ツーリングに行ったときに、一緒になった女の人なんだ。多分、誰かの彼女なんじゃないかな。バイク仲間の中に、女の人が一人だけだったし」

「まあ、そうだろうな。おっと、それからな、明日はエアコンの取り付けは無しだが、仕事はある」

「どういうこと?」

「工場での電気工事なんだ。達也はどうする?来てくれると儂も助かるが」

 日曜日なので、休んでも良いという事だろう。だが、来ればバイト代が貰えるし、叔父も助かるかもしれない。

「来るよ」

 短く答えた。

「そうか、では、いつもの通り、7時半に迎えに行く」

 叔父とそんな話をしていたが、エアコンを取り付ける次の家に到着した。


 日曜日、叔父に連れられてきたのはスズキの工場だ。

「こういった工場は、社員が休みの日曜日じゃないと工事が出来ないんだ。今日は空調関係の電気工事をするんだ」

 8時半に工場の中にある広い場所に集合して、全体のミーティングになった。

 恐らく請負会社の監督だろう。出て来て全体工事の説明をする。

 それが終わると各班に分かれてのミーティングだ。達也たちは電気工事の打ち合わせになる。

 電気工事の班だけでも10人ぐらいいて、その中の若い人が工事の説明をする。この若い人の会社が電気工事関係の請負なんだろう。

 それを思うと、叔父の会社は、ひ孫請けと言う事になるだろうか。

「よし、休憩にするか」

 10時になると、叔父が言って来た。工場の中とは言え、空調がないので、熱中症になる可能性があることから、定期的に休憩を取る。

 工場も締め切ると暑いので、シャッターは開けられていて、そこから風は入って来るが、その風も熱風だ。

 しかし、そのシャッターの向こうに工場の敷地に入って来たバイクに目が留まった。

 シルバーのスズキGSX1100S、カタナだ。スズキの工場なので、スズキのバイクがあるのは当然なのだが、それに乗っているライダーに見覚えがあった。

 Tシャツ、短パン、それにスニーカー、ヘルメットはジェット型で、黒いバイザーがあって、顔は良く見えない。

「あれは先週、御前崎で会ったやつだ」

 達也は気が付いたが、相手は達也の事など覚えていないだろう。

 カタナから降りた男は、工場の隣の建物に入ると、しばらくして出てきたが、その姿はライダースーツを着ていて、ヘルメットもフルフェイスだ。

 どう見ても同一人物とは思えないが、達也はピンと来た。あれが、この男の勝負服だと。

 男はカタナのエンジンをかけるとバイクは工場の奥の方に入っていった。

「よし、休憩終わりだ」

 叔父の言葉で再び、作業にかかる。

 昼休みになって、母親の作ってくれた弁当を食べる傍ら、シャッターの向こうの隣の建物を見ているが、カタナは姿を現さない。

 そろそろ、夕方になろうかという頃、作業は終了し、車の中に工具を運び込んでいる時だった。

 カタナが工場敷地の奥から出て来て、隣の建物の前に停車した。

 乗っていたライダースーツを着た男は、カタナを降りて、建物の中に入って行く。

 達也の方も片付けが終わって、工場を後にしようとした頃、Tシャツ、短パン姿の男は建物から出てきて、カタナに跨った。

 ひとつ違っていたのは、ヘルメットを被っておらず、小脇に抱えていた事だった。なので、顔がはっきり見えた。

 眼鏡をかけており、高校生に見える。

 いや、高校生だ。達也はその男に見覚えがある。同じクラスの「上田 明」だ。

「う、上田」

 思わず、そう言ったのを叔父は聞き逃さなかった。

「知り合いか?」

「ああ、クラスメートなんだ」

「そうか、挨拶してくるか」

 そう言われた達也は、カタナの方に近づいていった。

 上田は、ヘルメットを被ろうとしていた時に後ろから声を掛けられた。

「上田」

 上田は、ヘルメットを被らずに後ろを振り向いた。

「あっ、川杉じゃないか」

 達也はこの上田という少年と親しい訳ではない。上田はクラスの中では、誰とも親しくはないが、反対に誰とも交わるということをしない。

 そのため、気に食わないやつらからは、良く思われていない。

 片や、達也はと言うと、高校1年でバイクの免許を取り、今では中型免許を取得しているため、学校内では「出来るやつ」と思われていて、いじめの対象とはされていない。

 上田は、暴力や陰湿ないじめこそないが、関わろうという人物はいない。最も、いじめられるような雰囲気を出していない。

 それは、上田が高校生とは思えないオーラがあると思って良いだろうか。兎に角、近寄り難いのだ。

「これは。君のカタナだったのか?」

「あ、ああ、まあな」

「そうか、先週も御前崎で見たぞ」

「ああ、知っている。俺に話しかけて来た男の人の後ろにいたな。新村も一緒だった」

「あれは、信二の兄さんがツーリングクラブをやっていて、その仲間で来ていたんだ。知っていたなら、話しかけてくれても良かったんじゃないか」

「あの男の人が、面倒そうだったしな」

 たしかに、面倒そうだなと、達也も思った。

「それで、上田はどこへ行ったんだ」

「あの先に、スズキの相良工場があるんだ。そこにテストコースがある」

 テストコースに行ったという事だろう。だが、高校生がテストコースなんかに行けるのか。それに、この上田は限定解除の免許を持っている。

 それは、どういう事なのだろう。

「この前、限定解除を持っていると言っていたが…」

「見れば分かるだろう。免許が無ければ乗っていないさ」

「凄いな、この前は1回で取ったと言っていた。いつ、取ったんだ」

「高校1年の時だ」

「高校1年の時?高校1年で。小型から大型まで取ったというのか?」

「いや、最初から大型だ。小型や中型は取っていない」

「な、なんだと…」

「ああ、それから、この事は秘密な。新村にも秘密な」

「ま、待て、お前はここで何をしているんだ。何故、スズキの工場に入れる?」

「バイトだよ。そこは川杉と同じで、バイトさ」

 そう言うと、上田はバイクに跨ると、ヘルメットを被り、セルのボタンを押した。

「ドウン」

 エンジンが始動した音がすると、1100ccの腹に響くアイドリング音になった。

「それじゃ、また学校で」

 上田は、あの重いカタナをいとも簡単にUターンさせると、工場の敷地から出ていった。

「達也のクラスメートはあんな大きなバイクに乗っているのか、凄いもんだな」

 叔父のその言葉に、達也は返す言葉が見つからなかった。


 達也は、バイクの腕を向上させるために、夜に山道に走りに行く事にした。

 これは信二にも秘密の事だ。それは、やはり、限定解除が欲しいという目標にもなっている。

 技術を磨き、いつかは限定解除を取りたい。それは信二にも話した事はないが、バイクに乗っている者ならば誰でも思っている事だろう。

 街外れにある達也の家からは、この山道はそう遠くない。夜間に成れば、車もほとんど通らないので、練習には打って付けだ。


 達也がいつもの山道で練習する。右、左に曲がる登り道をXJ400が爆音を立てて登って行く。

 しかし、達也のバックミラーに後ろから来るライトが写った。そのライトは徐々に大きくなって行き、あっという間に追い抜かれてしまう。

 その追い抜いたバイクはシルバーのカタナだ。相変わらず、Tシャツ、短パン姿だ。

「上田だ」

 達也は、そう思ったが、上田のバイクは速い。

「ここはワエンディングだ。直線なら馬力のある方が有利だが、こんな場所なら馬力より腕のハズだ」

 だが、カタナは達也のXJ400からどんどん離れて行く。

「く、くそっ」

 達也は、アクセルを開けたが、途端に後方のタイヤが滑り出し、バイクが横倒しになった。

「まずい」

 服は、この前買った紺のツナギだが、靴はバイトの給料で買ったブーツを履いている。

「ガチャーン」

 XJ400は山の壁に衝突して止まった。傷は付いただろうが、壊れた様子はない。

 急なカーブで、それほど速度が出ていなかった事も幸いしたのだろう。

 だが、身体は痛い。見ると紺のツナギに破れがあり、そこには擦り傷と血が見えた。


 バイクの横で身体を起こそうとしていたが、そこにカタナが引き返して来た。

「大丈夫か?」

 上田だろう。

「ああ、どうにか」

 上田はカタナから降りると、達也の方に近づいてきて、手を差し伸べてくれた。

 達也がその手を取ると、上田は達也を引き上げた。

「本当に大丈夫か」

「問題ない」

「バイクは?」

「バイクも大丈夫そうだ」

「そうか、余り無茶な運転はするな。お前ぐらいの時期が一番危ないからな」

「お前だって、俺と同い年だろう。それは一緒じゃないか」

「ははは、確かにそうだ。それより、何故、ここに居る?」

「ちょっと、練習をしようと思って…、うちはこの山の下の方なんだ」

「そうだったのか。それで、腕を磨いて限定解除を取るというつもりか?」

 上田は達也の意図を見抜くように言うが、それには達也も反論できない。

「まあ、そういうところだ」

「なら、アドバイスしてやる。山道でいくら練習しても限定解除は取れないぞ。試験に山道の課題はないからな。あるとすれば、坂道発進ぐらいだ」

 中型免許を持っている達也も、自動車学校で卒業試験を受けた経験がある。

 その経験から言えば、上田の言っている事は正論だろう。

「だけど、山道のコーリングとか、そう言った事は無駄にならないんじゃないか?」

 上田の言っている事は理解できるが、自分の練習方法を否定された気持ちがあり、達也は反論した。

「何かしらのレースに出るというのなら、こう言った練習方法も否定はしない。だけど、ターゲットが免許取得なら手段が違うと言っているんだ。

 目的を持って、何が最善かを考えて行動しないと何をやっても無駄になってしまう」

 上田も譲らない。

「お前はそれで限定解除を取ったのか。自分の経験から、それが効率的だと言う訳だというのだろうが、それはあくまでお前のやり方だろう。

 確かに俺は限定解除も欲しいが、バイクも上手くなりたいと思っている。それにはこれが最善だと考えている」

「二兎を追う者は一兎をも得えずという。技術を磨くのか、免許を取るのか一つに絞ってから、その後にもう一つに挑戦した方が良いと思うがな。

 まあ、お前の好きなようにすればいいだろう」

 達也は上田の言っている事は頭で理解できるのだが、感情的に従うという気になれなかった。

 それは、同い年で自分よりバイクの扱いに長けている同級生への嫉妬と言っても良いかもしれない。

 達也は自分のXJ400を起こした。

「大丈夫か?死ぬなよ」

「大丈夫だ」

 それだけ言うと、達也はバイクに跨った。セルボタンを押すと「キュン」という音と伴にエンジンが、かかった。

「気を付けて帰れよ」

 上田はそう言い残すと、Uターンして山道の奥の方に消えて行った。

「ホー、ホー」

 どこかでフクロウの鳴き声がする。既に山の中は暗くて、灯りは自分のバイクのライトしかない。

「帰るか」

 達也は山道を下る方向に向け、走り出しだしたが、山道は灯りも乏しい上にコーナーを廻るのにも注意を要するので、思ったほど練習にはなりそうにない。

 だが、それは暗いからであって、夏の朝5時くらいなら太陽も出ているし、練習になりそうな気がする。達也は朝、5時に来ることにした。


 翌朝、5時に昨日の山道に来ると、山の中からバイクの音がする。

 不思議に思って山道に来ると、真一たちが居た。

「真一さん」

「おお、おはよう、達也くんだったな」

 真一が答えてくれた。

「何をしているんですか?」

「朝練だよ」

「朝練?」

「そうだ、バイクの技術を磨こうと思ってな。達也くんも、ここに来たという事は、そのつもりなんだろう?」

 達也は、自分の考えている事を先に言われて戸惑った。

「え、ええ、そうですが…」

 二人で話していると、この前のメンバーだった啓太郎も来た。

「おっ、この前の達也くんだったっけ?君も来たのか?」

「ええ、よろしくお願いします」

 その言葉を聞いた真一が、指示を出す。

「それじゃ、一緒に練習するか。俺が先頭を走る。次は啓太郎、それに続いて達也くんの順序で行こう」

 真一はそう言うと、自分のCBR400を発進させた。それに啓太郎のZ400が続く。

 達也もその2台に続いて山道を登るが、とてもじゃないが二人のスピードに付いていけない。

 コーナーを回る度に、その距離に差が付く。

 そして、いくつかのコーナーを回ると、完全に2台は見えなくなった。

 それでも、やっと峠まで来ると、真一たち以外に3台のバイクがあった。

「やっと来たな。どうだった?」

 真一が聞いて来たが、付いて来れなかった達也は、「どうだった」と聞かれても何も答える事は出来ない。

「二人とも凄く速くて、自分が情けなるばかりです」

「これも練習の成果だ。コツコツとやれば、そのうち俺らのようになれるさ」

「はい、僕も頑張ります」

 達也は、そう答えたが、上田はどうなんだろうと思った。

 あいつは昨日の夜、ここに居た。すると、あいつもここで練習していたという事だろう。

 あいつは、ここで走ると速いのだろうか?真一さんとどっちが速いのだろう。

 達也は上田の事を真一に話そうと思ったが、上田から話すなと言われた事を思い出し、言葉を飲み込んだ。

 だが、これだけ速い真一でも限定解除の免許は持っていない。どうして真一は限定解除は取れないのだろう。

「あのう、この前のツーリングの時にカタナの人が居たじゃないですか、あの人がここに来たら、真一さんとどっちが速いんでしょうか?」

 ちょっと、失礼かなと思ったが、疑問の方が大きかった。

 だが、真一は不快な顔はせずに、達也の疑問に答えてくれた。

「高速みたいな直線になると、400じゃ1100に敵わないだろうが、ここは山道だ。ある程度の馬力があれば、車体の軽い方が有利になる。俺は山道を走るとしたら、400ccが最適だと思う。だから、ここではカタナよりこっちの方が速いだろう」

 真一の言葉に啓太郎も頷いている。

「真一の言う通りだと思う。こんな曲がりくねった山道なら、取り扱いのし難い大型バイクより、車体の軽い方が有利だしな。特に下りなら尚更だ」

 その場に居た他の人も頷いている。

「よし、それじゃ、下り行くぞ」

 真一の声に全員がバイクに跨った。

 真一を先頭にバイクの集団が山道を下って行くが、達也はその連中に付いていけない。

 やっとの思いで、山道の入り口の所に到着すると、真一たちが待っていた。

「今日は、ここまでだ。今週の土曜日の朝にもう一度やろう」

 真一がそう言うと、集まっていたバイクが解散して行く。これから仕事なのだろう。

「真一さん、ありがとうございました」

「達也くんも、練習頑張れよ」

「はい」

 達也は何だか真一に認められた気がして、気分が良かった。

 達也は、その次の日の朝も山道に来て練習する。真一たちも毎日来ている訳ではなさそうだ。

 信二にその事を聞いたが、水曜日と土曜日の朝が練習日なのだそうだ。

 達也は次の土曜日の練習までには、どうにか真一たちに付いて行きたいと思い、山道を練習する。

 既に何回も山道を往復すると、次のコーナーがどうなっているか頭に入って来る。そうなると次のアクションも、どうすればいいか身体が分かって来た。

 達也は自分でも上達してきているのが分かった。

 これなら、土曜日の朝練でも真一たちに付いて行ける。達也は自信を持って、朝練に来た。

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