第3話
いなくなった子を探すには良いが何処にいるのだろうか。あちこち探していても見つかる筈もない。すると黒猫が説明をするのだった。
「こう言う時はマップを使うにゃあ」
「なるほど、そう言う手があったね」
チュートリアルその3
マップはスマホで確認出来ます。現在の貴方の位置がのっています。画面をスライドさせることで他の位置情報がのっています。おや、どうやら、ここに生命反応があるようですね。しかも、他には複数の赤い印がついています。早く急がないとゾンビに襲われるかもしれません。
「不味いわね、早く助けにいかないと」
「ダッシュをして急いでいくにゃあ」
一旦チュートリアルを終わります
私はダッシュで反応があった場所へ駆けつける。途中でゾンビに遭遇しては切って、遭遇しては切ってと繰り返した。
「あんたらの相手をしている暇はないのよ!」
こんな事をしている間にその子は襲われているかも知れない。だから、早く助けにいかなきゃ。もしかして、もう手遅れだったりするのかな?······だめ、信じるんだ、まだ無事たと信じてマップの反応があった場所へ到着した。
「この扉鍵が開いているわね」
「多分、この中にいなくなった子がいる筈にゃあ」
「よし、入るわよ······どうか無事でいて頂戴」
私は扉を開いて中に入る。すると中にはゾンビがいた。数は六体、私は刀で首を切り裂いていく首をはね飛ばす。二体倒れて残り四体のうち二体が襲ってくるが体を切り裂き胸を突き刺す。
「これで残り二体、やあ!とう!はあ!」
残りのゾンビを倒したあと周りを見渡す。ここに子供がいる筈、しかし何処にもいない。私はスマホを見てみる。マップには生命反応がある。ここにいるのは間違いなさそうだ。
「でも、一体何処にいるのかしら」
「もしかしたら、隠れているかも知れないにゃあ」
「そっか、じゃあ子供が隠れやすいところと言えばここかしら」
私は私は和服を入れるタンスに振り向き扉開く。すると、その中には七歳の少女が犬のぬいぐるみを抱えて涙を浮かべながら震えていた。
「ひ、ひっく!いや、こないでぇ」
「大丈夫だよ、私は貴方を助けに来たの、もう安心しても良いよ、ここにいたゾンビは私が倒したから」
「本当に?······う、うわあああああああん、怖かったよう!」
私は少女を抱き締める。大丈夫、大丈夫、と背中をポンポンと叩きながら泣いている少女を慰めた。泣き止んだ少女は私にお礼を言った。
「ありがとう、お姉ちゃん」
「どういたしまして、でも駄目だよ、一人で勝手に飛び出しちゃあ」
「ごめんなさい、でも、このワンちゃんだけでも一緒にいたかったの」
もしかして、この子にとってぬいぐるみのワンちゃんは大事な物なんだね。大事な物から離れることにとってはこの子は嫌なんだろう。
「そっか、今度こそは離ればなれにならないでね、さあ、私が安全な所まで送ってあげる」
「うん!」
ミッション~少女を安全な所まで送れ
さあ、この子を無事に安全な所まで送るわよ。
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