第14話動き出した世界
北海道のとある場所で秘密裏に調査が行われていた、レンジャー訓練中隊員が洞窟な様な物を発見中に入ると牙の大きな猪が襲い掛かって来た、隊員は野性生物には慣れていたので刺激しない様に退散しようとしたが猪は隊員に襲い掛かって来た、隊員は仕方なくナイフで猪を仕留めた、猪が息を引き取ると、レベルが上がりましたと声が聞こえ辺りに誰か居るのかと探りましたが誰も居ません、野性の動物を殺してしまったので、本部に指示を仰ごうと無線を入れると、上官から叱責が「お前は寝ぼけてるのか、北海道に猪が居る訳無いだろう、逃げた豚でも殺したのか、そっちに行くから現在地を知らせ」
そして上官は何人かの隊員を連れてやって来た、上官は現場に着くと上官の知らない洞窟が有る、この上官は長い経験から訓練場の隅々まで知り尽くしていたがこんな洞窟知らない、隊員が倒した猪はどう見ても普通の猪では無かった、上官は本部に連絡を取り大隊長に連絡を取った
訓練を続行しながら、洞窟の調査が行われる事と猪の調査も同時に行われる事になり
猪は解剖の為に研究室に運ばれ
洞窟内調査の為に5人の隊員が中に入った、隊員が中に進むと前方に猪が現れ捕獲の為、麻酔銃を撃つも、猪は逃げる事も眠る事も無く、隊員達に襲い掛かった、それでも隊員達は捕獲しようとしたが、一人の隊員が猪の突進に巻き込まれ負傷した、猪は負傷した隊員に再度襲い掛かって来たのでやむなく射殺した、奥から何か解らない鳴き声がしたので、現場判断で負傷者を抱え撤退する事にした
その頃、研究室では調査を行う準備をしていたが研究員が調査する前からおかしい点をいくつも見付けていた、まず、約80㌢の猪を屈強な隊員がやっとの思いで運んでいる、あのサイズなら重くても100㌔其なのに隊員が運ぶのがやっとである、研究員は直ぐに体重を計るとなんと184㌔も有る、研究員は直ぐにただの猪ではないと思い研究室を隔離して、ウイルスの可能性も考え接触した隊員も全て隔離した、その情報は直ぐに市ヶ谷に伝わり、対策が取られる事に成った
その頃、世界中で洞窟から新種の生物発見の報道が行われていたが報道されるのは発展途上国だけで、先進国からの洞窟発見の報道は無かった
だがしかし、時間が経つに連れて日本でも警察からの発表で未確認の洞窟を発見した場合は中に入らず警察に教えて下さいと報道された、それでも人は入ってはダメと言われると入りたがる生き物、死亡者は出ない物の大怪我を負う者は後を経たない
それでも人口密集地では無かったので地方ニュースに成るくらいで有った
北海道の洞窟も市ヶ谷が乗り出して来て、現場は混乱し調査は進んでいなかったが研究室は驚きの連続だった、まず地球上の生物では考えられない体の構造をしており、DNAも地球上のどの生物と類似しない、しかも染色体自体が違い過ぎる、しかも一番不明なのが心臓の下に有る水晶の様な球体、球体の質量測定しても解らず、無機物なのか有機物なのかさえ不明
アメリカでも同じ様な事が起きて要るらしく、2匹目の猪を接収して行ったが下にまで情報が回って来ない為に現場では混乱を極めた
それでも一般人は普通に生活を送り、一部のネット民だけがお祭り騒ぎしていた
雅也もネットを見て、たまにズバリ確信をつく書き込みを見付けるが殆んど出鱈目、でも面白い書き込みを見付けた
【ダンジョンが出現してるから俺は冒険者になる】
これからは大冒険者時代になるから今から体を鍛え上げ、武器を用意しダンジョンに繰り出そう
ダンジョンを発見したら書き込みよろしく
次いでに仲間募集中
出来れば巨乳の聖女様、お待ちしてます
こいつ良いとこ突いてるのに惜しいな
でも冒険者かゲーム見たいにギルド何か出来るのかな、俺には関係ないな
その頃、とある大国は衛星を使いダンジョン捜索に励んでいた、この国はレベルアップの効果を研究し兵士の強化に取り組んでいた、それと合わせダンジョンの破壊も試みるも破壊出来ても平均3ヶ日で再出現する事が解り破壊は不可能と結論付けられた
雅也は毎日、物資を集め、武器を作り、世界が動き出した事を知らずまだまだ時間有るしとのんびりしていた
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