韓国について違った視点から2

ネコ エレクトゥス

第1話

 僕らはお隣の国とどう付き合っていけばいいのか。

 前回韓国は原色の国でそこには文学も科学も存在しないと書いたが、その辺のところにからもう少し書いてみたい。


 ではまず何故韓国が原色の国であると言い切ることができるのか。それについては僕らが日ごろ接し、耳にする事柄からも判断することができる。

 例えば韓国の大統領は何故職を退いたとたんに犯罪者扱いされるのか。韓国の庶民的な感情ではこういうことになる。

「あの人は白ではなかった。白でないなら黒である。」

 たまに韓国の有名人が自殺したというニュースを聞く。

「私は白ではなくなってしまった。それなら死ぬしかない。」

 最近日本との間でこじれている慰安婦の賠償問題。日本側は建設的な案を提示したと思っているが、韓国ではそう思っていない。建設的な案というのは白ではない以上黒に属し、悪魔のささやきと同等である。

 それにもう一つ。最近また韓国のアイドルグループが人気らしいが、主に日本の女性が大好きらしい。それは何故か。彼らには裏がないから。前に韓国のアイドルがこんなことを言ったのを聞いたことがある。

「日本の女性大好きです。」

 彼らが好きだといったらほんとに好きだし、嫌いだといったら嫌いなのだ。それに対しもし僕がこういうことを言ったらどうだろう。

「韓国の女性大好きです。」

 この言葉の裏にあるのは支配欲か性欲か金か、それともほんとに愛なのか。こういう得体のしれないものについて考えることによってはじめて文学が生まれる。それは科学も同様であって、僕らが白とか黒とか言っているものの奥には何があるのか、白と黒にも同じ力が作用している可能性はないのか、という議論になる。

 ただこう言って反論する人もいるかもしれない。

「韓国は世界で最もインターネットが普及している国の一つだ。そんな国に科学が無いなどとどうして言えるのか。」

 インターネットを開発した人は賢いかもしれないが、インターネットを利用している人が賢いかどうかはまた別の問題である(ただ韓国及び北朝鮮の人たちの名誉を守るために言えば、朝鮮半島にもかつて非常に洗練された文化があった。一番最近では高麗から李朝にかけての時代、中世に当たる時代で、それに終止符を打ったのが僕らの豊臣秀吉である)。


 ではお隣さんがこういう人たちであると分かったら、僕らはどのようにお隣さんと付き合っていけばいいのか。実はこれは韓国だけに限らず中国やロシアも同じで、中国やロシアの人たちも多くはこういう素朴な人たちなのだ。

 それについて僕はこう言いたい。相手の生み出してきたものに敬意を払うこと。

「あなたたちは何て豊かなものを持っていて、僕らはその恩恵にあずかってきたか。」

 かつて大戦の前後朝鮮半島の文化と日本との間を取り持った柳宗悦という文化人がいた。日中国交回復時には平山郁夫画伯や多くの小説家が大陸との再びの交流に胸を熱くした。黒澤明監督の作品にはロシアへの愛と敬意が貫かれている。最近こういう方面から話が出ることが非常に少なくなっているような気がする。あるのはいわゆる『戦略的互恵関係』的な人の移動、物や金の移動の話だけで、これでは大陸との溝は埋まらないような気がする。

 ちなみに僕個人の話を言わせてもらえば、今になってやっと中国近代文学史上の最高傑作と言われている『紅楼夢』という本を読んでいるのだが、これがやっぱり面白いのでいつか触れてみてほしい。


 先日新聞を読んでいたらプーチン大統領から貴重な日本刀が贈られてきたそうだ。日本への敬意の証であると同時に、今一部で日本刀ブームが起こっていることを意識したしたたかな戦略で、さすがに外交のツボを押さえている。それに比べると何年か前、プーチン大統領が阿部総理の地元を訪れた時阿部総理は何を贈ったか。日本の最高の品々。日本の押し売り。日本で外交に携わっている馬鹿者どもは強制労働でもさせられた方がいい。


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韓国について違った視点から2 ネコ エレクトゥス @katsumikun

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