第2話 天国

 「天国は、どんな場所ですか。」

と自称アインシュタインに聞くと

 「白人しかいない、住みやすい場所だよ」

と自称アインシュタインは答えた。

「・・・・」

「いや冗談だよ。アメリカンジョーク。ドイツ出身だけど。本気にしないでね。」

と自称アインシュタインは、少し焦ったように言った。

「じゃぁ、どうして、そんなに日本語が堪能なんですか。」

「まぁ、結構長いとこ、ここにいるからね。言語の勉強の時間は、いくらでもあったよ。今では、48か国語ぐらいは、しゃべれるよ。」

「じゃぁ、えーと、どうしてこの無線と通信しているですか。」

「それは、私にもわからない。今、頭のいい学者たちが計算をし直しているところ。」

「ふーん。・・・・」

「質問は終わりかな?」

「大体は。」

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