第8話 現代版〜シンデレラ?
誰しも『昔話』は1度は読まれた事がありますねぇ?
幼い頃に『昔話』が『現代の世の中であったら?』と想像した人もいるのではないでしょか?
でも、そのような『小説』はあったかなぁ?
そのような事を考えたら、『小説』を書いて見ました。
では、みんな、席に着いて。
今回は『シンデレラ』ですよぉ。
では、はじまるよぉ。皆、席について。
パチパチ…
20××年
「かぁ…何なの、あの男、不倫した挙げ句に、交通事故でなくなりやがって、頭にくる。何が一生、愛しますだぁ!ふざけやがって。それに、私がバツイチで中学生の子供と大学生の子供がいるのに、連れ子が中学生ってあり得ないっていうの。どうやって、生活すれば良いのよぉ。それに、みんな女の子じゃ、辛いって…泣きそう。」
「本当よぉ。私は大学に入ってキャバクラのバイトで学費を払うけど、生活費までは厳しいなぁ…まぁ、血のつながった妹の面倒はみるけど…連れ子はねぇ…」
「本当よぉ。何で連れ子と同じ中学なのよぉ。頭にくるわぁ。顔が綺麗だからって、男に媚びうってるし、人気があるのもいらいらする。バシィ。」
「痛いなぁ…何するのぉ。私が何かしたのぉ!お姉さんも、何か言ってくださいよぉ。」
「はぁ?あんたさえ、いなければ良かったのよぉ。バシィ!」
「ちょっと、やめて下さいよぉ。お母さんも止めて下さいよぉ。」
「はぁ?何であたしがとめるのよぉ。馬鹿じゃない?ちょっと、庭の掃除でもしてきて、その後は洗濯と買い物を頼むわぁ。」
「どうして?お姉さんたちにも手伝ってもらえれば楽なんですけど…」
「はぁ?居候の分際で口答えするんじゃないよぉ。」
「わかりました。」
はい、こちらは地域包括支援センターです。
「はい、なるほどねぇ…DVを受けている。そうですかぁ。学校にも行かせてもらっていない。食事もパン一切れのみ。ですか?ありがとうねぇ。頑張ったねぇ…。早速、お伺い致します。」
ピンポーン。
「はい、どちら様ですか?」
「あのぉ、ご近所からの連絡がありましてねぇ。どうも、こちらの娘さんが学校に言っていなく、食事も与えられていない。」との報告を受けまして…地域包括支援センターからの依頼を受けましてお伺い致しました。
社会福祉士の瀬戸と言います。
「いえいえ、ご迷惑をお掛け致しました。
そのような事はないですけど…」
「そうですかぁ。念のために少し部屋の中を確認しますねぇ…。」
「はい。」
「ありがとうございました。大丈夫ですねぇ。とはいえ、最近はマスコミもDVによって子供が亡くなった事件が頻繁にありますから、近所の目も厳しくなってますからねぇ?それに、法改正もありましたから、DVが反面した段階で逮捕されますからねぇ?大丈夫だとは思いますけど…生活が厳しい場合は生活保護の申請や母子家庭の為の助成金もありますので相談してみて下さいねぇ…では、失礼致します。」
「どうでしたか?DVはあります?」
「ありゃ、黒だなぁ…ひどいよぉ。家の中はゴミだらけらし、料理を作っている形跡もなかったよぉ。それに、連れ子の女の子もいたよぉ。来週、警察とともに行ってみるよぉ。」
「あぁ…もう、最悪!誰なんだ。」
「どうしたのぉ!お母さん?」
「どうも、こうもないよぉ。私がDVしているって、頭にくるわぁ。バシィ!」
「痛いなぁ…」
「口答えするじゃないないよぉ。バシィ!」
「だから、痛いよぉ。」
「はい、こちらは駅前交番です。どうされましたか?」
「はい、そうなんですよぉ。民事不介入ですよねぇ?えぇ、そうなんですか?お願いします。もう、聞くに耐えらないので…」
「はい、お伺い致します。」
ピンポーン。
「お前何かいらないよぉ。バシィ、ボコ、バシィ、ボコ。」
「はい、どちら様ですか?」
「駅前交番からきました。」
「えぇ、どう言う事ですか?」
「近所からの連絡を受けまして、子供にDVをしていると…」
「そんなのあり得ないですって…」
「あのぉ、申し訳ない。すでに、家の外で聞いていて、窓から見えていたからなぁ。裏が取れているから、詳しくは署内で聞くよぉ。19時25分、現行犯逮捕。母親の村田 春江(58)、娘、村田 和代(22)です。」
その後、母親、村田 春江(58)に禁固3年、娘、村田 和代(22)禁固1年の判決がおり、
中学生の村田 莉穂(15)、連れ子の村田 佳江(15)は施設に入ったとの事。
しかし、その後マスメディアが取り上げ押しかけたマスメディアに対して「同情するなら!金をくれ!」と叫んだ事により、ドラマ化が決定したとか…しなかったとか…真実は闇の中
「めでたし、めでたし。」
「終わり」
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