第4話 現代版〜竹取物語『かぐや姫』?

誰しもが1度は読んだ事ある『昔話』ですが…『幼い頃に今の時代に『昔話』が成立するのか?』と想像した人もいますよねぇ?

しかし、現実にはそのような『小説』は存在しないですねぇ?

という事で現代に甦った『昔話』がどうなるのか?

では、今回は『竹取物語〜かぐや姫』にしますねぇ。


あぁ…幕が上がってはじまるよぉ、急いで、急いで。パチパチ!


20××年


あるところに、竹林を所有しているお爺さんとお婆さんがいました。

「お爺さん、そろそろ、筍ご飯が食べたくなったから、竹林に行って筍でも、取って来て?」

「あいよぉ。」

「今日の晩御飯は筍ご飯かぁ…婆さんが作る筍ご飯は上手いんだよなぁ…筍ご飯に、筍の天ぷらに、筍のお浸しなど、竹林があるので助かるなぁ…」

「さてぇ、筍、筍…」

「はぁ、何だ、この光は?はぁ?竹の中に子供?あり得ない!」

ハッはぁ…ハッはぁ…

「婆さん、婆さん…」

「どうしたの?そんなに、走ったら、血糖値が上がって、血圧が上がりますよぉ!」

「何と、何と、竹の中にこぉ、子供がいるんだよぉ…」

「またまた、たまたま、近くの子供が遊びに入っただけでしょ…」

「だから、そうじゃないんだぁ…竹の中に子供だって…」

「違うんだぁ…竹林の中じゃない、竹の中だって…」

「はぁ?竹の中に…」

「そうじゃ、そうじゃ…とにかく、警察に連絡じゃ…」

「はい、はい、連絡しますねぇ…」


「はい、こちら警察です。はい、はい、竹林に子供ですねぇ…はぁ?竹の中に…はぁ、解りました。伺います。」

「たくぅ…観光客も多い時期に困るなぁ…事件じゃなければいいけどなぁ…」

「はい、では、現場に…」

「はい、はい、こちらです。何だこの光は…子供だなぁ…」

「はい、そうなんですよぉ、はい、応援、お願いします。かなりの光がありまして…化学班が良いかと…」


その頃、現場の近くの竹林の奥で観光客が特殊な制服を来ていた警察官を目撃し、ツイタァーに上げてしまった。

「何でも、竹林の奥で何か発見されたみたいだぞぉ?」

「あの制服は?化学班じゃないかぁ?」

「確かに、サリン事件の時に見た事があるなぁ…」

「おぉ…これは、事件だなぁ…」


はい、はい、下がって、下がって…竹林の周辺には、マスコミのヘリコプターが飛び、観光客はスマホを手に騒ぎ始めた。

そして、マスコミが竹林に押し寄せてしまった。

マスコミには、化学物質が流れた為に、化学班が来たとフェイクニュースを流された。


そして、お爺さんは警察に厳重に管理され、化学班の検査などで病院に搬送されて検査を1週間程受けた。


しかし、通報者のお爺さんは直ぐにマスコミが調べ上げてしまい、お爺さんが細かくしゃべりはじめてしまった。

「そうなんですよぉ。竹林を所有してましてねぇ…たまには、筍ご飯で食べたくなりまして、タケノコを取りに行ったら、竹から光でしょびっくりですよぉ。慌てて、警察に電話して、化学班ですからねぇ?放射能があるかも…って。まぁ、なかったみたいですけど…」

警察には厳重に口止めされており、竹から竹取り姫がいた事は封印されてしまった。


一方、竹取り姫は警察に厳重に管理され、警察から自衛隊に移送され、内密にアメリカ軍部とNASAの管理下の元、厳重に管理されているらしい。

詳細は未だに謎のままである。

しかし、最近ではマスメディアに取り上げられて、スマートフォンのCMに出演しているとか…いないとか…真実は闇の中…


「めでたし、めでたし。」


「終わり」




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