第3話現代版〜 金太郎?

誰しもが1度は読んだ事がある『昔話』ですが…幼い頃に『現代に起こったら、どうなるか?』と想像を働かせた人もいましたねぇ?

でも、実際にはそのような『小説』は存在しているのか?さえ解らないですねぇ? さてぇ、昔話を現代風にアレンジしたら、どうなるかなぁ…物語は成立するのか?それとも…

では、早速、今日は「金太郎」を書いてみましょう。



ほらぁ、座って、座って、幕があがりますよぉ!拍手!パチパチ


20××年


「お母さん、ただいま!」

「今日ねぇ?熊と相撲をとったんだぁ。」

「そうなんだぁ…でぇ、どうなったのぉ?」

「もちろん、勝ったんだけど…足柄山を登山していた人に写真に取られてサインした。」

「えぇ…!」

「どうしたの?まずかったかなぁ?」


その頃、足柄山で登山していた人は下山すると近くの交番によって、話を始めた。

「どうしました?」

「実は、足柄山に金太郎が居たんですよぉ?それも、熊と相撲を取っていたので、恐る恐る、近寄って写真を取ってサインしてもらいました。」

「まさか、この現代にそんなに事が…あるんだぁ!いやぁ…びっくりだぁ…」

「まさか、ツイタァーとかに載せてないよねぇ?」

「はい、さっき載せました。マジかぁ、それは、まずいじゃないかぁ?」


先程、ツイタァーに衝撃な映像が取られました…この、現代に何と、金太郎が存在致しました。

今、ヘリコプターで足柄山を上空から、撮影しました。

えぇ…はい、自衛隊と警察が一斉に足柄山に金太郎を探しに入った模様です。

はい、はい、そうなんですよぉ!

こちらですねぇ?

足柄駅の交番に第一発見者の登山者と遭遇致しました。

はい、現場の仲村です。

「まず、状況からお聞かせ下さい。」

「はい、足柄山に登山に来まして、下山する途中に、何やら声がしまして、声がする方に行きますと土俵がありまして、そこにおかっぱ頭に真ん中だけが髪の毛のない10歳ぐらいの子供と大きな熊が相撲を取っていまして、熊を投げ飛ばしましてねぇ…恐る恐る、拍手をしたら笑顔になったので、写真とサインを快くしくれまして、でも、冷静になったら、恐くなりまして、交番に行きました。はい、交番に行く前に、ツイタァーに載せまして…まさか、こんなになるとは…」

「なるほど…」


「ありがとうございます。仲村さん」

「今日は緊急特番として、『金太郎発見?出来るかぁ!』をお送り致します。」

「怪奇現象評論家でもあり、日本文化研究家をしております、慶王大学教授の常岡 正幸教授に来て頂いております。」

「そうですねぇ…今回の映像を見る限り、小学5年生ぐらいで身長も160センチと小ぶりですねぇ…まぁ、筋力に関しては小結ほどかとぉ…学力に関しては未知数ですが…動物の声を認識出来るのは、すごい事だと感じますねぇ…発見されると地震予知や天災を未然に防げると感じますねぇ。」

「なるほど…」

「とはいえ、もしも、発見された場合?」

「まずは、金太郎の母親と話す必要がありますねぇ?足柄山で発見となると戸籍がない事が考えられますので、足柄市役所に手続きをした上で母親に関しては、法的な処置が課せられますねぇ?たぶん、無国籍になりますから、義務教育も受けてませんので、仮に10才となっていたとしても、小学1年生から勉強はしてもらう事にはなりますが…人間国宝としての対応になりますが国際世論も考えられますので、アメリカの軍部とNASAに連れて行かれる可能性は否定出来ないかと考えますねぇ…後、母親に関しても、確か…父親が竜だと言われてますので…こちらに関しても徹底的に解明されると考えられますので、同じようになると考えられます。」

「という事は、無国籍の場合は、アメリカ国籍が有力になる見方で間違いないと考えて妥当だと?」

「そうですねぇ…」


はい、新たな情報が入りました。

「たった今、自衛隊と警察によりまして、金太郎と母親が確保された模様です。」

「はい、そうですねぇ…そのまま、自衛隊の基地から、金太郎と母親は厚木基地に入りました。」

「発見された後はアメリカに移送されました。」


その後の詳細に関しては日本には連絡をされずに、アメリカの軍部とNASAにより、厳重に管理されたとの事。

しかし、サラリーマン金太郎として、働いている姿を見た情報やマスメディアに密かに出演してスマートフォンのCMに出ているなど…真実は闇の中…


「めでたし、めでたし。」


「終わり」





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