お嬢様学校に男子枠で合格した僕、美術部のヌードモデルを引き受けたら、学園の人気者になれました。――以上、当作品「ろりねこ」の紹介文です。
第262話 妹への誕生日プレゼントらしい。(21/4/28改稿)
第262話 妹への誕生日プレゼントらしい。(21/4/28改稿)
「ポロリちゃん! いつからそこに?」
「うーんとね、ネコちゃんが、お兄ちゃんの上に乗って、楽しそうにお尻を振り始めたときからかなぁ?」
……なんてこった。僕はネネコさんに夢中で、ポロリちゃんの存在に気付けず、結果的に、かわいい妹を無視して「仲良し」を続行していたという事か。
「……もしかして、ネネコさんは気付いてたの?」
「うん。ミッチーが気付いたら途中で止めちゃうと思ったから、ずっと黙ってた」
ネネコさんの気持ちも分かる。僕も「仲良し」を中断させられるのは嫌だ。
しかし、ポロリちゃんの兄としては、あってはならない痛恨のミスである。
「ごめんね。こんなところ、ポロリちゃんは見たくなかったよね……」
もし僕に男子の友達がいたとして、その友達とポロリちゃんが僕の目の前で僕達と同じことをしていたとしたら、僕はどんな気分になるだろう。
たとえ、その友達が、かわいい妹のカレシであったとしても、僕は多分、冷静ではいられないはずだ。
その場で発狂して再起不能になってしまう可能性すら、あるかもしれない。
「ううん。ポロリはね、お兄ちゃんとネコちゃんが幸せならそれでいいし、邪魔をするつもりも全然ないの。でもね……ポロリも、ちょっとだけ仲間に入れて欲しいかもって、ずっと前から思っていたの」
「……仲間に?」
「うん。ネコちゃんがね、チョー気持ちいいから、1度入れてもらえって……」
「えっ? ネネコさん、それは、どういう事?」
「そのまんまの意味じゃね? ミッチーも、もったいぶらないで、早くロリを仲間に入れてあげればいいじゃん!」
「仲間に入れてあげればって……、ネネコさんは、本当にそれでいいの?」
「いいに決まってるじゃん。そもそも、これがボクからロリへの誕生日プレゼントだし。だからボクは、さっきからミッチーに、お願いしてるんだけど」
「お兄ちゃん、ポロリはね、もう13歳だから、エッチしてもいい年齢なの」
なるほど。たしかに、日本の性的同意年齢は13歳だ。 (第183話参照)
ポロリちゃんは、合意の上でなら「仲良し」をしても許される年齢であり、それはポロリちゃんに与えられた「人としての権利」でもある。
「ミッチーだって、ずっと前からロリの事は好きなんでしょ?」
「それはそうだけど、ポロリちゃんは本当に僕なんかとエッチしてみたいの?」
「うんっ。ポロリはね、お兄ちゃんの妹だから、カノジョにして欲しいとは思わないの。でもね、初めての相手は、お兄ちゃんがいいなって、ずっと思っていたの」
「ポロリちゃん……」
僕は反射的に、下着姿のかわいい妹を、両手で抱き寄せていた。
ポロリちゃんが、初めての相手に僕を選んでくれて、それをネネコさんも望んでくれるのなら、僕に拒む理由などあるはずがない。
「ボクが見てるとヤリにくいなら、あっちに行ってるけど、どうする?」
「ありがとう、ネネコさん。心苦しいけど、天ノ川さんの足止めをお願いするよ」
ネネコさんから許可をもらっているとは言え、こんなところを天ノ川さんに見られてしまう訳にはいかない。これが「ポロリちゃんへの誕生日プレゼント」だと言うのなら、ここはネネコさんに全面的に協力してもらおう。
「ネコちゃん、ミユキ先輩によろしくね」
「お姉さまは長風呂だし、髪を乾かすのにも時間が掛かるから、あと30分くらいなら余裕だと思うよ。エッチが終わるまでは、ボクが見張っててあげるからさ」
――これは夢のような現実なのか。それとも現実のような夢なのか。
そんな事はどうでも良くなってしまうほど、僕の鼓動は速くなっていた。
ここからは「エロ注意」の話――だったのですが、1000文字以上あった性描写は「大人の事情」で全て削除です。クライマックスなのに、申し訳ありません。
「はい、ちょっとチクっとしますよー」
「それは、看護師さんが注射する時のセリフだよぉ!」
「あははは、まあ実際、注射みたいなものだからね」
ポロリちゃん、いつも僕のかわいい妹でいてくれて、ありがとう。
13歳のお誕生日、おめでとう。
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