第128話続く

 夜影が才造と共に任務へ出てから、しばらくして部下から報告があった。

 伝説の忍と相討ったと。

 そして、気を失った才造のみが運ばれてきた。

 夜影は戦場にて、死を。

 才造はまったく目を覚まさず、忍隊は機能を失う。

 そこへ九尾の狐、そうあやかしであるセツが現れた。

 聞くに、夜影の育て親であると申す。

 夜影の行方もわからぬまま、亡骸を拾うことも弔うことも難とす。

 少々して、好敵手の武将と同盟を組むことになった。

 この状況、助かるが何故同盟を組もうと思うたのか不思議で仕方がなかった。

 ただ、夜影との別れを突き付けられ、動こうにも動けない。

 才造が目覚めるのを待ちながら、夜影の死が偽りであれと、念じてしまう。


 これで、終わりなのか…。

























『異世界の二息に最終話は無シ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886608207

へ続く。

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