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目次
一命戦争
だだっ広い世界に放り出されて
呆然と突っ立ってる
何ができますか？
それに答えられる言葉を持ってないんだ
じゃあどうする？
自問するも返る自答もなく
僕はまとわりつく暗がりに背を向けた
逃げることだけに必死になって
行き先を決めないで走り出した
目的地だけ分かってればどうとでもなるのに
馬鹿だね 幼い焦燥に勝てなかったんだ
愚かな僕ら 愚かな僕ら
浅はかな僕ら 惨めな僕ら
それでも生きなきゃいけないなんて
酷いじゃないか なあ世界
足りない僕ら 満たない僕ら
それでも生きていくしかないんだ
武器は持ったか？ ちゃんと研いだか？
ただの人になるのだけは嫌だった
僕は何かをしたかった
でも現実はどう？
うまくいかないことばかり
それから逃げてばかり
ただの人にさえ このままじゃなれない
そう気づいたある日
どうすんだよ なあ
そんなの認められるわけないだろ
僕はもっと高く 僕はもっと強く 嗚呼
どうすんだよ もう
こんな人生じゃ息もできない
苦しむ僕ら 揺らめく僕ら
それでも死んじゃいけないなんて
酷いじゃないか おい世界
踠いて僕ら 足掻いて僕ら
それでも諦めてなんかいられない
鋭い剣と巨大な盾を作ろう
いいか甘えたことは言ってられない
この世は一人で生きてかなくちゃ
でも独りじゃ生きていけないから
誰かの手を取って
足並み揃えて たまに崩して
怒られて 笑われて じゃれあって
生きて生きましょうか
ならいくぞ
僕らの一命戦争
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