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目次
行き摩り
ああやっちまったなもう
見知らぬ天井が俺を見下ろしてる
二日酔いで痛む頭が
隣で寝る女のことを覚えてるはずもない
随分派手にやらかしたなあ
青いほど若くもないっていうのにさ
こんな馬鹿げた話は
笑えすぎて笑えやしない
どうしたら
どうしたらいい
こんなことってないぜベイベー
どうにか逃げられやしないかなんて
あんまりだって？
勢いで抱かれておいてそりゃないぜ
全部無かったことにしておいてよ
きっと爛れた夢を見ただけさ
ああめんどくさいなもう
愛だの恋だのそんなものありゃしないや
夢物語は絵本の中で
幼稚なオツムは可愛いつもりなのかい
さてどうしたら
どうしたい？
ああどうしたら
そうこうしたら
お互いいい年なんだしさ
ここは冷静に
過ちは過ちとして忘れよう そうしよう
呑んでも飲まれちゃいけねえよ
いい教訓になったろ なあ？
朝の光に溶かしてしまおう
それが一番 きっと一番だ
女の武器ひけらかして
背中に縋りゃずしりとしてらあ
鬱陶しいなもう
ふざけんじゃないぜベイベー
全部引きずって生きるなんてごめんだぜ
ただ通りすがりに踊っただけさ
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