第34話 宵闇
6月15日18時58分。
カラン!
僕達関東高1年6組チームは、僕と
まだ明日も訓練がある訳だが、僕達にとっては今日が何だろうか、いわばクライマックス……? だった訳である。
「
「へいへい、すみませんでした……けど
「なぬ!」
なぬ……って、仮にも女子高生でしょ
「
「おっ、わぁ、やぁ、めぇ、ろぃ」
「
「
「うぅ……イリヤが言うなら、それに
「分ーかりやした、
「えっ……あ……はい」
……イリヤさんが照れている様に見えるのは僕だけだろうか。
「イリヤ……! なんだ……その恥じらい……は……」
……よくわからないが、
まぁそう言う僕もこの雰囲気に何を言いって良いのかわからなかった。
するとパン! っとこの沈黙を打ち破る様に
「えーっと皆さんに今日は本当に色々な事がありました、けどそれによりチームがまた一丸になれた気がします。
……皆んなもう1度目グラス持ってもらえますか」
皆んなは、口を閉ざし真剣な顔で
「……皆んな有難う、お疲れ様」
何だかわからないが僕の胸に込み上げて来るものを感じていた。
「そして私達の純潔を守られた事に乾杯!!」
……最後にそれ……? もう少し言葉を選んでくれと思ったのは僕だけだろうか、けどまぁこう言うのも楽しいかな。
「「「乾杯!!」」」
……
すると、コンコンっと部屋の扉を叩く音が部屋に響く。
「ん? ……
「いいよ、
まぁここは僕と
ガチャっと扉を開けると。
「ごめーん
「
「私が来たらマズイ事でもしてるのかな?」
「……」
「なんてね冗談、さっき廊下で
賭け事、不純異性行為……内緒にしてあげるから条件!」
「なんでしょうか……」
「この会に私も混ぜて♪」
そういえば
それから
「ねぇ
まぁそうなるよね。
「えっと……
「ちょっと待って
すると
「そういう事か」
「……よ」
「なぬ!
「今すぐ俺をどうするつもりだったんだよ……」
「あっ……ああ、気にするなもう忘れろ。
それよりも私は
「
「大丈夫ですよ、
「そうですね先生!
「えーっと、どん? って何」
僕はそっと
「んんっ……どうした
これで
すると
すると
さすが
それから会は進み20時00分……。
「おっともう20時か就寝時間が23時だから……そろそろ風呂行かね?」
「そうね、皆んなお風呂行って来なさいここは私が片付けておいてあげるから」
「そんな、
「悪いと思うその様な気持ちがあればオッケー、
今日はもう時間も時間だからいいわよ」
「すみません有難う御座います」
すると入り口辺りに立っていた、
「どっどうしましたか、
「はぁ……はぁ……うっ、気持ちわり……」
「おえぇぇ……はぁ、はぁ」
「どうしたんだよ
すると扉越しに
「信じて貰えないと思うけどさ……俺さ本当に偶になんだけど急に遠くの場所を見る事が出来るんだよ……はぁ? ってなると思うけどさ話を続けるぞ」
「今、ホテルから1キロ位かな……鬼が女の子の首をはねて殺したんだ……しかもだ鬼も女の子も、うちらと一緒の制服着てるんだよ……」
声が出なかった……。
すると
「
「余り此処では言いたくなかったけど、殺されたのは今日俺らが対戦した近畿高の
「——ぇっ」
「……早く
ピーザザ……。
「無線が通じない……携帯も圏外……これは……
「はっはい!」
「式神兵は今日はあと何体出せますか?」
「あと70体位でしたら……」
「分かりました、それでは1体1万で買います。なので私が今言う場所に飛ばしてください、外暴風雨ですが大丈夫ですか?」
すると
「分かりました、何処へ飛ばせばいいでしょうか、それと私の符はこんな暴風雨には負けません」
「まず、滋賀第1支部に20体、ホテルから12時3時6時9時方向に10体づつ、先程の
「すみません、そこまでは……」
「分かりました、それでは後の5体は私達の護衛でお願いします、では
「分かりました」
「あの……
「君達は部屋から出ない、分かった?」
「……はい」
——『今現在、私達の無線周波数意外の電波ジャックは成功しましたぞ』
「お疲れ様です、
『いえ、それでは計画通り
「情報通り
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