第17話 いきる

本来人間は、生きることを大切に思う強い気持ちがあるのが、正常な状態の気がしていました。


幸せでない気持ちが積み重なると、だんだん正常な感情が崩れゆくような、そんなイメージがあるのです。


幸せでない気持ちには、数えきれない何かがあるのだと思います。


そのことを責めることはないし、無理して幸せを感じるふりをしなくてもいいと思います。


幸せは足元に。

足元をただ見つめ、ゆっくりするだけでも良いと思います。


どんな気持ちにも波がありますから、荒れても、のちに驚くほど静かなときも訪れます。


ずっと同じ、わけではないのです。

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