第25話 異世界で商人となった私は、パーティの財布として成り上がる(2020-10-30)

昔の人は言いました。

」、と。



「捨てられない神」とは誰?と言うと、地球の神様ですね。

バカとハサミは使いよう、とか、どんな人にも使命がある、などとは言われていますが、そんな感じで「いつか、使い道が出来るだろう」と、地球の神様は増え続けていく魂を捨てる事が出来なかったのです。


ひょっとしたら「もったいない精神」というのも入っているかもしれませんね。

ともあれ、そんなだから人が増え過ぎて人口爆発だとか、そういう問題が出てくるようになってしまった訳ですが。

今なら、「断捨離出来ない神さまなんて格好悪い!」とでも言われそうですが、なにしろ、「断捨離」なんて言葉が出来るよりはるか昔から生きている神様ですからね、まぁ、しょうがないといえばしょうがない。

とはいえ、さすがに増え過ぎでしょう、どうしたものなのか?と悩んでいたんですよ。


そんな所に遭遇したのが、よくある異世界の神さま。

いや、この前にも亜世界の神様というのも遭遇したのですがね、彼は可哀想な子でも見る目をして、すっと目をそらしてどこかに行ってしまった。まぁたぶん、関わるとロクでもない事にでもなりそうだ、とでも思ったのでしょうね。

ちなみに、この後はウ世界とかエ世界とかの神様でも登場させたい所ですが、当てる文字を思いつかないのでおいといて。

この異世界の神さま、というのは、地球の文化が好きだったりして、地球の神の事も、兄貴と呼んで慕っていたんですね。

「兄貴、余っているんだったら、ウチの世界に貰えないっすかね?」

発展途上であった、異世界においてはまだまだ生き物の数、つまりは魂が少ない。

なので、魂が余っている地球からもらってきて、自分の世界で放流して、自分の世界を賑やかにしたい、と。


なるほど。つまりは、他の世界でなら、うちで余った魂たちも有効活用が出来るという事か。とまぁ、地球の神様は大喜びで魂のバーゲンセールをした訳なんですね。

すると、来るわ来るわ。どこから湧いてきたの?この神どもが!というくらい神さまが集まってきまして。

これがまぁ、一匹見かけたら十匹はいると思え、と言われる通称「G」というやつですね。

えっ?Gって何の略だって?

そりゃ、GODの略だよ言わせんなよ恥ずかしい。


そんな訳であちらこちらから集まった神さま連中がごったがえしてバーゲンセールに群がる奥様方のような有様になりまして。

「あら、奥さま、こっちのワゴンの魂なんか、半額セールですわよ!」

「あらほんと。じゃぁ、こちらの魂を一杯もらっていこうかしら」

どの世界でも、女性が逞しい、というのは変りありませんね。


まぁ、その辺はともかくとして。


このような訳で、地球で死んだ人たちのうちの一部の魂たちは、集まった異世界の神さま達によって、あちらこちらへと拾われて行く事になった訳です。

これがつまり、昔の人が言っていた、「」という事ですね!

・・・あれ?



――――――



ネタを思いついたのはいいが、なかなか書けないのは相変わらず。

ゲーム好きな主人公がゲーム好きな神様の創造した世界に転生して、これこれこんな事をする、というプロットを思いついたんだけど、なかなか登場人物の会話とかが思いつかない。

まぁ、それ以前に、世界観からしてまだズブズブで。

なんとなく、まだ貨幣がそれほど広まっていない時代で、物々交換の方が一般的な世界を考えているんだけど、参考にしようにも今まで読んできたラノベとかでは、貨幣があるのが普通ですし。

なんとなく、異種族のごった煮的な世界で言葉があまり通じないでも活発に取引をされているような市場の様子をイメージしているので、近いところというと、地中海文明あたりかなぁ、とか見てみたけど、wikiの情報とか見るだけだと何も出てこない。

というか、たぶんそういうんじゃないんだろうなぁ・・・とはいえ、そういった情景を想像しながら調べ物をする事自体は楽しいんだけどね。


というか、今回、書いた分だけだとタイトルを掠りもしてないなぁ・・・

本当はもっと書いていたはずなんだけど、きりのいいところまで行かないとか、表現が気に入らなくて何度も書き直してしまっていて一向に完成する気がしないとか。

とにかくキリのいい所でぶつ切りにして一旦終わりにしてしまわないと、いつまで経っても完成しない・・・

というか、短編完成させて応募しておこう、と思ったの、未だに終わってないなぁ・・・

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