第1話 数学者の恋 2018-12-04

彼女は失われてしまった。

微分方程式に分解されたのだ。


分けるとは、ある区画に分ける、という事だ。

微とは、その区間を極限まで小さくするという事。

そうして導かれる「差分」はある意味を持った方程式となる。

それぞれの区画の差分を表す方程式・・・すなわち、微分方程式だ。




・・・というようなフレーズが今日の通勤時に浮かんできた。

前後で何か数学の事を考えていたのでもなし、私自身、いつでも数学の事を考えるほど好きでも得意でも無いのだが。

いつ、どこで、どんなアイディアが浮かんでくるか?というのは本当に不明だ。


ちなみに、どこかでこのタイトル「数学者の恋」というのを見た事がある、と思って検索してみたら聞いた事も無いゲームのタイトルが出てきた。


この後、この話をしている主人公は彼女の故郷に行ったり好きだった場所に行ったり彼女の足跡を辿りつつ、彼女の「破片」を集めて再構成しようと努める。


・・・というようなストーリーを思いついたが、どうもここから面白くなる気がしないなぁ、という事でお蔵入り。

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