第3話 転生ノート 2018-11-26

人類は、異世界へと転生出来る事に気づいている。

転生モノが流行はやるのも当然の事だった。


問題は、どのようにすれば転生するのか?


ある人は、薬で臨死体験をする事により転生神に会おうとした。

またある人は、水に漬かったり、息を止める事によって。

だが、俺の周りの友人、知り合いの間での主流は、テクノブレイカーだった。

転生モノの聖典、無○転生の冒頭でも、ブリッジしながらシテいたら転生した、と書いてある。

・・・あれ?直接の死因は違ってたっけ?



まぁ、それはともかくテクノブレイカーとは、テクノブレイクを目指す人の事である。

詳しくは・・・「テクノブレイク」で検索だ!



理論上は、テクノブレイクなどの手段により臨死体験をすれば、転生神に出会えるはずだった。

そこで、望んだ通りのチートを得られるようなら、そのまま転生をする。

ダメだったら、現世に戻ってくる。


まぁ、いわゆるリセマラですな。


――――――


ネタ自体は通勤中に突然思いついたものですが、元のアイディアはベルナール・ヴェルベールのタナトノートという作品から来ています。

副題が「死後の世界への航行」となっていて、この場合の「ノート」とは、nautと書いて、探検者とか、航行者のような意味ですね。



通勤中のメモを見てみるとこんな感じ。


他の世界がある、という可能性を人類は認識している

ということは、転生に至るプロセスそのものが、次なるフロンティアだった


・・・もう少し練ってみると面白い作品のネタになりそうなのですが、他に書こうとしているネタがあるのでお蔵入り。


ちなみに、この短編のオチとしては臨界点以上の魂が転生に向かった結果、魂核融合を起こして、放射性同位勇者として秋葉原に降り立つようなのを用意していました。が、そこまで書き切れるようならココに書いたりはしないのです。

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